問診時に便利な「予言」どんな施術でも使えます

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柔整師のヒポクラです。問診で信頼を得るテクニックで私が予言と呼んでいる方法をご紹介します。問診の基本の「OPQRST」を一通り聞いていきますが、問診の目的は症例検討と信頼(ラポール)の形成です。患者さんとラポールを形成できれば施術効果も良くなることが多いですしリピートにもつながります。
例)肥満傾向の高齢女性で膝の痛みを訴えて来院
普通の問診:どんな場面で痛みを感じますか?
予言的問診:階段を降りる時に痛みませんか?

普通の問診:膝のどの辺が痛いですか?
予言的問診:膝の内側が痛みませんか?

上記のように患者さんが訴るであろう答えを先に言ってしまうことによって患者さんは術者の医療知識や経験が優れていると直感するでしょう。

この予言の例では肥満傾向の高齢女性の膝が痛い患者さんが膝の変形性関節症(OA)で悩んでいる、という前提で予言的問診のセリフが通用します。
そしてこの予言は外れても全然大丈夫です。膝OAの患者さんが悩んでいそうな事象をどんどん予言するのがコツです。膝を完全に伸ばせないでしょう?とか
正座ができなくなってませんか?とか
予言は外れても大丈夫ですが、外れれば外れるほど膝OAであるという見立てが間違っていることを示唆しています。その場合はさらに慎重に問診をしていきます。

ここまでが問診での予言でしたがこれを応用して未来の予言をするとそれが施術方針の説明につながり、来院のモチベーションになります。

未来の予言の例(膝OAで水が溜まったような患者さん)
「通院していただくと1週間程度で水の溜まりがひいていくと思います。これを短期目標といたしましょう。」
「長期目標は水が溜まりにくくしていきましょう」

とかです。
短期目標、長期目標と分けて設定したり短期目標が達成できそうな時期を見積もってあげると通院のモチベーションになります。短期目標は術者が自信がある効果を設定するといいと思います。長期目標には時期を設定しなくていいと思います。

未来の予言の前に問診で予言的問診を利用してラポールを形成していれば未来の予言もすんなり受け入れていただけると思います。そしてこの話術のメリットに問診の短時間化があると思っています。一人でやっていると必須の要素です。

問診時の予言も未来の予言も十分な臨床経験があれば自信をもって使えるものです。自信がなければ私のほうでご指導できますのでよろしくお願いします。




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