[新人研修]14.分らんことは質問すらできない

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ビジネス・マーケティング
「分からなかったら聞いてね。」と皆が声をかけてくれますが、最初は何を聞いたら良いのかさえも分からないものです。何せ、知らないことは質問できません。例えば相対性理論について質問をしようとしても、物理学を勉強した人でなければ何を聞いたら良いのかさっぱりわかりません。

 仕事でも同じで、最初のうちはまともな質問すらできないものです。見たこと聞いたことを素直に覚えるしかありません。だから質問もシンプルなものでOKだと開き直ってください。「この材料はなんている名前ですか?」「この機械はなんていう名前ですか?」なんてシンプルなことをどんどん聞いて、先輩たちとの“共通言語”を増やしましょう。

 逆に言えば、質問ができるということは部分的にでも“分かってきている”ということでもあります。下手くそな質問を繰り返しながら学習を重ね、質問の種類が増えるように自分を高めましょう。

(雑談ネタ)
指導することに慣れていない先輩に当たってしまうアンラッキーなこともあります。そういう人の中には質問に対し「そのくらい自分で考えろ!」とか、「前にも言ったよね?」とか、冷たい対応をする人もいます。これ、新人には結構キツイですね。ただ相手も人間です。忙しいときにはイライラしているでしょうし、何度も同じことを教えるのは面倒だと感じます。

 「あの人ちょっとキツイな」と思い始めると距離を置きたくなりますね。その気持ちは分かります。でも始めのうちは頑張って懐に入り込む努力をしましょう。普通の会社であれば人間的に大きな問題を抱えているような人を指導役にはしません。道は開けます。

 人間関係を作るため、休憩時間などリラックスしている時に趣味の話でもしてみましょう。この中で共通項が見つかればラッキーです。共通項が見つからなくても先輩の好きなことなどを聞いておくだけでも構いません。そうしているうちに先輩との共通項が自然と増えて距離が埋まります。距離が埋まればあなたへの対応も変わってくるはずです。この次は上手に先輩に頼る方法の話をしますのでそれも参考にしてみてください。

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