私達は聖徳太子にはなれない

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ビジネス・マーケティング
聖徳太子は10人の話を同時に効くことができたと伝わっていますが、私達にそんなことはできません。管理者は、部下とコミュニケーションを取り、理解しながら指導をしていく必要があります。ただ話を聞く以上に一人一人と関わっていく仕事です。

マクドナルドは人材育成の仕組みが細かく練り上げられていますが、その中で1人の社員が受け持つ部下は8人までと決められています。これは、管理の質を保てる人数は8人までという理論を基にしています。1人で8人以上の人数を見ようとしても管理の質が保てず、かえって組織のパフォーマンスは低下するということです。

もしあなたが9人以上の部下の管理を任された場合、右腕(サブリーダー)を作りましょう。会社が公式には認めてもらえない場合は、非公式でも構いません。後継者を育てるつもりで自分の目の届かない人の管理の一部を委任しましょう。

なお、評価制度作成のコンサルタント企業である「あしたのチーム」ではしっかり評価できるのは4~8人としています。マクドナルドのように教育がしっかりしている企業であれば1人で8人見ることができるでしょう。しかし一般的な中小企業では充分な研修ができていないことも多いので4人からとしているのだと考えられます。ですから8人にこだわる必要はなく、自分1人では見切れないと判断した時には右腕(サブリーダー)に管理を委任すると良いでしょう。


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