[新人研修]11.雑用のすすめ2

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ビジネス・マーケティング
結果」が「期待」を上回った時、信頼が増します。逆に「結果」が「期待」を下回れば信頼を失います。「信頼=結果>期待」です。この式を覚えてください。
 新人のうちは今現在の能力に対する期待値は低いものです。できることが限られているのですから、これは当たり前です。
 この状況を前向きに活かしましょう。期待値が低いうちは、「期待」を上回る「結果」を出すことは難しくありませんから、期待値が低いことはチャンスなのです。
 信頼というものはたった1回の“何か”で強固になるものではありません。1回の大きなインパクトよりも、小さなことでも日頃からの積み重ねがより強く影響します。簡単な雑用を積み重ね、周囲の期待値を何回も上回ることで、確かな信頼を獲得することができます。
 雑用とは、信頼獲得のための最強ツールと考えましょう。
 (雑談ネタ)
毎日同じことを繰り返していくという意味では、ザイアンス効果(単純接触効果)も知っておきたい知識です。これは1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが提唱したもので、接する頻度が高い人に対する印象が高まる効果を言います。
 出社時のあいさつはもちろん、毎日の終わりに簡単でも良いので日報を提出する等の行動を繰り返します。これらは自分だけでなく相手にとっても習慣となります。
 ちょっとした接触であっても、定期的に繰り返すことで人間関係が近くなるというわけです。「遠くの家族より近くの他人」なんて言葉がありますが、ザイアンス効果の一例と見ることもできます。雑用を人間関係構築のツールとしても活用しましょう。

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