[新人研修] 7.失敗の種類

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ビジネス・マーケティング
失敗には大きく3種類あるので簡単に整理しましょう。

 ①力不足
新人のうちの失敗のほとんどはこれ。初めは失敗しながら覚えていく段階。成長のために失敗をするようなものです。初めのうちは避けることはできませんが、経験を積んでいけば減っていく種類の失敗です。今の無力を嘆く意味はありません。

 ②方法やプロセスの誤り
他人から示された方法やマニュアル通りにやっても失敗することがあります。これは手順やルールの見直しによって改善ができます。ただ、だからと言って教えてくれた人やマニュアルのせいにしてはいけません。その方法の誤りを発見できなかったのも自分です。他人事で済ませる人は成長が止まり、自分事にする人は成長を続けます。

 ③油断、慢心
仕事に慣れ、普通なら問題なくできる人に起きる失敗です。実力があり、やり方も熟知しているので①②の誤りは滅多に起こさないレベルでも陥ってしまうのが「ついうっかり」、「魔が差す」そんな状態の失敗です。気の緩みを防ぐのは難しいことです。常に初心に戻る意識が必要です。

(雑談ネタ)
初心に戻るためにはいくつか方法があります。ひとつには新人や後輩を指導しながら基本に立ち返ることがありまふ。指導する時にはついつい、「見てたら分かる」「この前も言ったよね?」と口に出してしまいがちですが、指導される側からすればこれほど返答に困る言われ方はありません。新人のうちに、自分がやられて困ったことは将来自分が指導する側になった時のために覚えておきましょう。

また第三者に客観的な評価を聞いてみることはとても有効です。特に、熟練者になると意見をしてくれる人、叱ってくれる人が減っていきます。指摘をしてくれる存在を確保しておくとともに、意見を言ってもらいやすい人であり続けることに大きな価値があります。

 さらに熟練者になるとプライドが邪魔をして後輩や部下に意見聞きにくくなることもあります。年寄りが頑固になるアレです。松下幸之助は自分に学歴がないことを隠さず、部下の方が優れている部分については教えを請うたのだそうです。変なプライドがこびり付いてしまう前に、自分から助言を求める習慣を早いうちから身につけておきましょう。

 これを新入社員のうちからやっておくと、数年後に確実に効果が出てきます。

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