[共感するチカラ編] 08.共感力アップは先手必勝

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この共感力ですが、男性であるほど、そして年齢が上がるほど低い傾向があります。男女差については大昔の生活様式の中で、男性は集団で狩りをするため端的かつ実用的なコミュニケーション能力を、留守を守る女性は周りの女性や子供と長時間過ごす中で相互理解のための共感力を獲得したとされます。また年齢が上がると共感力は低下する傾向があります。過去の経験から自分の中の基準で物事を判断できるようになるので他者の意見を聞く必要性が下がるため、共感力も低下するというわけです。

そして組織の中では地位が高いほど、権力のある人ほど共感力は落ちます。理由は年齢による共感力低下とよく似ています。立場が弱いうちは多くの人と協力し合う必要がありますが、立場が強くなると自分の力で何とかできるようになります。同時に自分で判断をしなければならない局面も増え、いちいち共感していたら仕事にならないこともあります。ただこれが行き過ぎるとワンマン経営になります。心理学的には傲慢症候群という仮説もあり、一定以上の根拠がある話です。

若いうち、立場の低いうちに共感力を高めることが、将来のために圧倒的に有利であることは間違いなさそうです。

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