新人教育トレーナー研修082 アサーションの3つの権利

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ビジネス・マーケティング
アサーションが自分も他人も尊重するコミュニケーションであることをご理解いただけたと思います。もともとアサーションは人権問題から生じてきた概念ですので、権利に関する考え方が前面に出ています。
アサーションには3つの権利が認められています。
他者と異なる考え方をする権利=互いの認識や常識、考え方が異なってもそれを認め合うことを意味します。
アサーションをしない権利=何が何でもアサーションをしなければならないということではなく、相手の判断が間違っている場合には指示を強制することが必要な場合もあります。
失敗をする権利=生命の危険その他大きな損害が出るようなミスや、意図的なミスは除きますが、本来人間はミスをする動物であることを認め、失敗を恐れて行動を起こしにくくなることが無いようにしようというものと理解できます。
アサーションは言うほど簡単ではないかもしれませんが、仕事だけでなく日常のコミュニケーションの中にもアサーションを上手に取り込めるよう場数を重ねましょう。
先ほどお話したようにアグレッシブだから必ずしも相手を大切にしていないということではなく、アグレッシブが適した状況もあります。またアサーションが必ずしも双方にとって有益とも限りません。これはコミュニケーション技術の全てにおいて言えることですが、全ての局面に万能なコミュニケーションスキルは存在しません。様々なスキルを使い分ける必要があるのです。ペーシングでも使い分ける要素がありましたね?アサーションも同じです。
それではアサーションの演習をしましょう。
これからいくつかのシチュエーションの例題を出します。それぞれのシチュエーションで
A.ノンアサーティブな対応
B.アグレッシブな対応
C.アサーティブな対応
  を考えてみましょう。 
やってみれば決して難しいことではないことが分かると思います。これを意識的に行うことを私達全体で共有しましょう。
全体で10分程度時間を取ります。(または残り時間全部を使って行います)
毎朝別所に投稿しているものと同じ内容を投稿します。
自前で行う社員研修プログラムの立案のお手伝いをしています。
是非お気軽にご相談ください。
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