新人教育トレーナー研修078 ペーシング3 バックトラッキング

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ビジネス・マーケティング
バックトラッキングは相手の言葉や言い回しを使うペーシングスキルです。
簡単に言えばオウム返しをしてあげることです。ミラーリングによる頷きに言葉も付けましょう。「はい。」「いいえ。」「そうですか。」「なるほど。」が代表格です。

これだけも良いのですが、この程度の言葉であれば相手の話を真剣に聞いていなくても言えますよね。ですから、「聴いているよ」ということをより相手に伝えるためには工夫が必要です。決して難しいことではありません。相手の話したことをオウム返ししてあげるだけです。聴いたことをそのまま繰り返して相槌をうってあげれば良いのです。

例えば「私、この前財布を落としちゃったんだ。」という話に対しては、「そうですか。」だけではちょっと冷たい印象になります。一方で、オウム返しの返事はこんな感じになります。

「え?財布を落としちゃったの?」
どうでしょうか?相手の言葉をオウム返しするだけで受ける印象が断然変わりますよね。ただし、この返事は相手の話をきちんと聴いていないとできません。あなた自身が話を「聴く」ためのトレーニングにもなります。ぜひ、普段の生活の中でも意識してやってみてください。

ただしマイナス言葉を繰り返すと、悪いイメージが強調されてしまいます。例えば「もう死にたい…。」に「死にたいんだね。」と重ねるのはNGです。
そのような時には良い意味の言葉に置き換えるか、話の矛先を変えてあげましょう。「もう死にたい…。」「もう少し話を聞かせてくれる?」などと切り返しましょう。

それではペーシングの演習をしましょう。二人一組になります。「あなたと私の共通点」をテーマにして互いに相手のことを聞いてみましょう。何でも良いので共通点を3つ以上見つけましょう。

次の実際に会話の中でペーシングを練習していきます。話し手役は何でも良いのでこの前の週末にあったことをお話してください。聞き手はそれを聞きながらペーシングをやってみましょう。

それでは5分程度時間を取ります。2分くらいしたら話し手と聞き手を交代してやってみましょう。足りないな、と思ったら、注意点を伝えてペアを変えてもう5分、やってみることも必要です。

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