あ、また外してる…オムツ交換のコミュニケーション

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コラム
今日も排泄について少し考えてみましょう。


この前もお話ししたよくあるおむつをとってしまう行動。

とても困りますよね。

毎回毎回おむつを付け直し、またはずすたびに付け直し…

前回はおむつの不快感や焦燥感への対応を説明しましたが、
さて、この時の声かけは皆さんどんな接し方でしょうか。

「ちょっとー!またはずしてる!もうさっきはずさないでって言ったでしょー!」

「さっきから何回も言ってるよね!?もう本当にやめてください!」

こんな言葉が病棟の部屋からちらほら聞こえてくることも…

確かに看護師が何回も伝えて、何回も注意しているのは間違いありません。

ですが、その何回も言っていることを認知症者は理解できているでしょうか。

どこかもわからない場所で、いきなりきた白い服を着た人物にただ怒られ、不快感しか残っていないのかもしれません。

認知症者本人の気持ちとしては、トイレにもっていって処理をしようとしたから脱いだだけ…なのかもしれません。


認知症者は適切に理解することは困難でも、快・不快の感情は残っています。

こちらが眉間にしわを寄せ、問い詰めるような態度でおむつ交換や寝衣交換の介助をしていたらどう感じるでしょうか。

肩や腕にまず触れ、こちらを認識してもらった上で、
「○○さん、もしかしておむつが汚れていますか。よかったら変えましょうか」
と、落ち着いた口調で話をしていくことで不快な感情から、おむつ交換をすることによる快の感情を促せるかもしれません。

看護師の業務は多忙を極めます。

正直なところ、おむつはずしなんてやってらんないわよ!というのもとてもよくわかります。

ここは少し気持ちを落ち着けて、看護師も認知症者も穏やかな気持ちになれるように努めてみてはいかがでしょうか。

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