節約のための心理学

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1.散財の原因となりやすい感情


人の感情の中で散財の原因となりやすい感情は「孤独感」や「劣等感」と言われています。

孤独感が強ければ、宗教、キャバクラ、風俗、ホストなど「自分を受け入れてくれる集まり」や「異性」との関係に散財しやすくなります。

また、劣等感が強ければ、「周囲から認められたい」という気持ちが大きくなりますので、ギャンブルで一発逆転を狙ってしまったり、ブランド品に散財して見栄を張りたくなったりします。

心の隙間を埋めるために、嗜好品(お菓子やお酒、タバコなど)や薬物にもハマってしまう人もいます。

心の隙間を何で埋めるかは人ぞれぞれですが、大きな孤独感(劣等感)を抱える人ほど、「心の隙間を満たしてくれるもの」に課金し続ける傾向にあるということですね。

それが後々の人生をより豊かにしてくれるものなら自己投資代として割り切れますが、後々の人生を悪くしてしまうものにハマってしまったら、ただの「散財」で終わります。

嗜好品にハマってしまったら健康を害して後々医療費がかかるようになりますし、ホストやギャンブルにハマって「人生がより豊かになった」という人はかなり稀だと思います。

宗教は、人の心の支え(生きがい)になる部分もありますから、課金しすぎなければ問題ないと思ってしまう部分はあるかもしれません。

でも、それらに強く依存してしまうと、周囲の人たちと考え方にずれが生じてきます。結果、周囲の人が遠ざかっていって、さらに孤独感を強める原因になることもあります。(つまり、負のループにハマってしまいます)

2.(一部の)新興宗教の悪魔のような手法


一部の新興宗教ではあえて信者に「孤独感」「劣等感」を与え、宗教にのめり込ませるという悪魔みたいな手法が使われています。

例えば、信者に対して「他人を宗教に勧誘することを義務としている」などですね。

宗教に勧誘したら、家族や近所の人は信者から離れていきますよね。信者は宗教勧誘を行うことでさらに孤独感を強めることになるのです。

信者を増やすためではなく(まあ、これも目的の一部ではあると思いますが)本来の目的は信者をより強く宗教にのめり込ませるために、あえて「宗教を宣伝、勧誘させている」のです。

他者から否定され、傷ついた信者はその宗教だけが救いとなり、唯一の自分の居場所となります。信者はさらにお布施を増やしていくことでしょう。

宣伝し勧誘することを義務としている宗教は意外と多いと聞きます。これは、宗教団体が「人の孤独感と劣等感がお金に繋がること」を知っているからです。

3.夫婦円満は1番の節約になる


夫婦の方は「夫婦円満であり続けること」が1番の節約になります。つまり、お互いに孤独感と劣等感を感じないようにする関係性作りが節約に繋がるわけです。

夫婦仲が悪いと、家にいづらくて外出する機会が必然的に多くなります。外出すると、外食費や交通費、交友費、娯楽代など何かしらお金を使う機会は多くなりますよね。

夫は新しい女性にお金をかけてしまうかもしれませんし、妻はエステや外食、ブランド品などで散財してしまうかもしれません。

つまり、夫婦仲が悪いと、夫も妻も孤独感を解消するためにおのおので散財してしまうようになるのです。

お互いへの憎しみがあると、「相手も散財してるんだから、こっちもこれくらいはいいでしょ」と思ってしまって、「どっちがたくさん散財しているか」で競うような状態になってしまいます。

これでは、到底資産を守ることはできませんよね。

また、別居することになったら家賃や光熱費、家具類など、二人暮らしよりも出費はかさみます。

離婚することになったら、財産分与、(必要時は)弁護士費用や養育費、(自分側に有責があれば)慰謝料までかかります。とんでもない出費です。

これらの出費を回避するためには、常日頃からお互いを思いやる関係性を作っておくことが大切になります。

お互いにしっかり向き合って、夫婦円満であり続けることが二人の資産を守ることに繋がるのです。

4.孤独感(劣等感)との向き合い方

まず、前提として、人は孤独からは一生逃げることはできないと考えてください。

残念ですが「孤独感をなくすこと」は、そもそも無理ということです。

大切な恋人や配偶者、愛する子供やペットがいても、ふとした瞬間に「孤独」は襲ってくるものです。

なので、「孤独をなくすこと」よりも「孤独感とどう付き合っていくか」という考えでいた方が良いです。

私にも、孤独感、劣等感はもちろんあります。
涙が止まらなくなる夜や過去の後悔から劣等感にさいなまれることもよくあります。

でも、それでも誰しもがそんな自分の気持ちと向き合っていかなければいけませんよね。

みんな孤独で、みんなそれぞれの地獄を抱えて生きています。
苦しさの比較はできませんが、人それぞれに苦しさは絶対的に存在しているものです。

仏教の教えで言えば生きていることってそもそもが修行ですからね。

だからこそ、誰もが様々なことで悩みます。

でも、生きている限り、孤独感があってもみんな何かしらの形でそれを埋めようと頑張っています。

その「心の隙間を満たすもの」が今後の人生をより豊かにするものかどうか、一時的のその場しのぎなのか、でよく考えられてみてください。

最悪、一時的なその場しのぎでも良いです。
あなたのその後の人生を台無しにするものでなければ・・・・・。

人生の時間は限られています。

読者の皆さんには「あの時の時間があれば」「あの時のお金があれば」とあとで後悔しない生き方をしてほしいです。

もし、後悔しそうな「孤独との向き合い方」をしている自覚があれば、あなたの心の隙間を満たすものは、きっと他にもあります。









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