幸せって実は全部自分の中にあるもの。
それに気づけるか、気づけないかの差だけなんです。
つまり、当たり前のものを幸せという形として捉えられるか、そうでないかの差ということです。
近年はSNSも普及して、「人と比較してでしか幸せを感じれない」とか、逆に「人と比較して不幸に感じている」という人がかなり多い印象を抱いています。
でも、何に幸せ(価値)を感じるかは人それぞれ。
幸せはいつも自分の中にある。
だから、幸せに気づいて、形にしよう。
例えば、恋人や配偶者に「いつも一緒にいてくれてありがとう」「いつも優しくしてくれてありがとう」と言う習慣をつける。
「こんなに美味しいものを食べられるって幸せなことだよね」
「こんな寒い冬にコタツで暖まれるなんて、幸せなことだよね」
と家族に言ってみる、など。
素直な気持ちを口にするのが恥ずかしい、と思ってしまう人もいると思います。
でも、素直な気持ちを恥ずかしげもなく言える人って、可愛気があり、子供みたいに心が綺麗だと私は思います。恥ずかしい、ということは決してないんです。
恥ずかしい、と思ってしまうのは、「自己イメージ」が「素直で心が綺麗な自分」を拒否しているから。
でも、自分自身で「幸せを形にする」という行動を拒んでいる状態だと、いつまでも幸せな自分をつくり出すことはできません。
まずは、抵抗があっても「喜びや感謝の気持ちを素直に言葉にしてみる」という癖をつけてください。
癖付いたら、素直な気持ちを発しても、周囲も違和感なく受け止められるようになります。つまり、幸せな言葉を発しているうちに「そういうことを言っても恥ずかしくないキャラ」になれるということです。
そのうち、自分自身も素直な気持ちを発することに慣れてきて、抵抗もなくなっていきます。
恥ずかしいことでもサラッと言える、そんな人は「愛嬌のある人」「素直で心が綺麗な人」を思われ、人に好かれます。
「幸せを言葉という形にする行動」をとったら、自分自身も幸せだし、それを聞いている周りも幸せな気持ちになります。
幸せという気持ちは、一緒にいる人達に伝播するんです。
逆に怒っていたり、悲しんでいたり、愚痴ばっかり言ったら、その嫌な気持ちは周囲の人にも伝播します。
だから、あえてポジティブな言葉をたくさん言ってみてください。
自分も周りの人もまとめて幸せにできます。
ちゃんと今ある幸せに気づいて、形にしよう。
不幸はこちらの都合も関係なしに勝手にやってくるもの。
幸せは自分からつかみ取りにいかないと逃げてしまうもの。
人は新しいものを手にいれるより、元々自分がもっていたものを失う方が印象に強く残りやすい心理傾向にあります。
だから、幸せは自分で形にしていかないと、不幸なことばかり印象に残るようになってしまうんです。
人生の中で、自分がもっていたものを急に奪われる、そんな経験は必ずあります。
事故にあって障害が残る、病気になって不自由な生活を送る、お金がなくなって苦労する、愛する人がいなくなって寂しくなる、など。
今、当たり前にもっているものたちは、運命によっていつあなたから奪われるか分からないということです。
だから、今あるものが当たり前と思わずに、ちゃんと幸せとして気づいておかないと勿体ないです。
もっていたものを奪われたときに、「あの時幸せだったのに、それに気づけなかった」と後悔することになります。
もっているものは、運命の手によって急に奪われるものだから、幸せは自分で気づいて形にしないと不幸ばかりに目がいきます。
幸せを形にして、自分は幸せなんだと実感する機会をつくらないと、幸せはいつまでもやってこないんです。
「私の人生は不幸なんだ」と嘆く人は、幸せを気づいて形にする能力がないだけです。
①不幸慣れしすぎて、幸せが見えなくなっている(幸せに気づこうとしない)
とか、
②本心では幸せを望んでいない(不幸慣れしているので、いつも通りの状態が安心するという状態に陥っている)
上記のような状態になっていると、一生幸せを感じることはできません。一生不幸になって当然なんです。
相田みつをさん(詩人)も言ってますよね。
「しあわせはいつも自分の心が決める」と。
今ある幸せに気づこう。
自分にとって当たり前になっているものほど、その大切さには気づきにくいものです。
でも、当たり前になっているものほど、あなたにとって1番必要なものだったりします。
今ある幸せに気づけず不幸ばかり感じてしまうより、ちゃんと気づいて幸せになってください。