女性がセフレになると辛くなる理由

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こんばんは。
恋愛心理アドバイザー白浜ゆうりです。

今回は、女性からの相談に多い「セフレ関係」について。

ほとんどの女性は、交際していない間柄で男性と性的関係をもつと、不安になりやすい傾向があります。

逆に男性が交際前に好きな女性と性行為をもっても、女性のように「交際前に関係をもってしまった・・・」と不安にはなりにくいです。

この違い、なんだと思いますか?

これは、男女で性行為においての意識に違いがあるからです。

交際前に男性と性的関係をもってしまい、悩んでいる女性に読んでもらえたらと思います。

1.セフレで女性が辛くなる理由


本来女性は、男性からの愛情覚悟が伝わってこなければ、性行為をもつことに抵抗があります。

皆さんも想像が容易いように、女性は妊娠出産で男性よりも大きなリスクを背負うからです。

妊娠中、育児中は身体的・経済的な理由から行動も制限されますし、妊娠出産は女性にとっては命がけです。

そのため、性行為をするのであれば、男性にも同じようにリスク(交際という責任)を背負ってほしいと思ってしまうものなのです。

交際という関係性は「これからも一緒にいるよ。ちゃんとあなたに向き合っていくよ」という意思表示が含まれた関係性です。

女性は男性が交際という形をとり、「あなたと向き合っていくよ」という覚悟「これからも一緒にいるよ」という将来への意思が見えなければ、性行為をもつことにリスクが大きいように感じてしまうのですね。

昔から女性は、男性に愛されなければ、妊娠しても子供とともに不自由な生活をする可能性がありました。

男女平等と言われる現代でも、まだまだ女性1人で出産、子育てをすることには、精神的にも経済的にもリスクは大きいです。

女性は「男性に愛情をもらえないまま性行為をすること=リスクが大きい」と本能的に分かっているんですね。

女性が万が一妊娠したとき、最悪男性は逃げることができますが、女性はそうはいきません。

妊娠して中絶をするにしても、出産をするにしても、身体的、精神的にダメージを受けるのは女性本人です。

男性ではありません。

なので、女性は性行為をもつのであれば、男性から「これからも一緒にいるよ、あなたとちゃんと向き合っていくよ」という約束の意味が含まれた「交際」という関係性でいたいのです。

女性にとって、交際している関係性であれば「万が一のこと(妊娠)があっても、きっと向き合ってくれるだろう」という安心材料になるわけです。


逆に、男性が交際という責任を背負わず、愛情も与えられなかったら、女性は性行為しても「いつまで一緒にいてくれるんだろう」という不安がつきまとってしまいます。

安心して身体を委ねられないのに、男性から求められるままに体を差し出していたら、女性の本能が「リスクが大きいよ!!」と警告音を鳴らしてくるわけです。

セフレ関係は男性が1番に求めてくる体を女性は差し出しているのに、女性が1番に求めている「愛情」や「将来への約束」がありません。

女性への見返りがないように感じ、女性は損しているような気持ちになってしまうのです。

逆に、男性の場合は、愛情を与えずに、交際という責任ももたず性行為をすることに得しているような気持ちになりやすいです。

この関係性に、男性側にはほとんどリスクがないからです。
なので、セフレになってしまうと女性にとって明らかに不利な関係性となります。

例えるのであれば、担保もなしに、相手にお金を貸しているようなものです。

セフレ関係は、将来や万が一の時の保証がない(その意思が男性から見えない)のに、女性へのリスクだけは大きいんですね。

担保もなしにお金を貸し出すのは、誰だって怖いですよね。

見返りがあるかないか分からない、自分だけがリスクを背負っているという関係性は不平等ですから、不安にもなります。

このような理由から、女性はセフレ関係を続けると、無価値感を感じやすいです。(無価値感とは、自分の価値がないように感じてしまうことです)

男性にとって都合良く利用されているように感じ、どうしても女性は被害者のような心理になりやすいのです。


例えば、動物界では、基本的にオスの方がメスと交尾(性行為)を求めますよね。

動物界では、オスがメスと交尾をしたい気持ちから、求愛ダンスをしたり、メスのために餌をもってきたり、他のオスと命がけで戦ったりします。

人間界でも、恋愛初期は男性の方が女性にごちそうしたり、女性が喜びそうなデートのプランを練ったり、リードしたりして誠実な対応を見せます。

これは基本的に恋愛初期は男性(オス)の方が「早く付き合いたい(早く性行為をしたい)」という気持ちが強いからです。

女性はよほどモテる男性が相手でない限り、「早く交際したい」と男性ほど焦りません。

女性は、どちらかと言えば、「もっと見極めてから決めたい」とゆっくり構えがちです。

基本的には男性よりも女性の方が恋愛市場での需要が高く、「男性を選ぶ側」に立ちやすいからです。

このように男性と女性では、恋愛市場での需要差(≓男女の性欲の違い)から、交際初期の振る舞いは大きく違います。

しかし、女性は男性が愛情や交際への覚悟を見せてくれることで、「こんなに私のことを大切にしてくれているなら、きっと大丈夫だろう」という安心感から交際を決意できます。

男性が先に思いやり、誠実さ、一生懸命さを見せており、いわば、これが女性にとっては担保を預かっているような状態になります。

担保があるからこそ、女性は「この人は信用できそう」と判断して交際を決め、安心して体の関係をもてるようになります。

しかし、今回のテーマである「セフレ関係」はどうでしょうか?

初期に男性側から女性に割く愛情や労力もほとんどありませんし、告白もされません。

愛情という見返りも、将来への保証もない状態で、女性にとっての最後の切り札とも言える体を差し出しているわけです。

無価値感を感じてしまうのは無理もないと思います。


女性の中には、「私はたくさんの男性と性的な関係をもちたいから、交際していなくても気にしない」という人もいるかもしれません。

しかし、性に解放な女性は、心の奥では満たされない思いを抱えているパターンがとても多いです。

女性がたくさんの男性と性行為をもちたい気持ちになるのは、性欲だけが理由ではないからです。

根本に寂しさがあったり、求められることで自分の価値を認めてもらいたかったり、自傷行為の1つとして性行為をもつことすらあります。

女性の本能を考えたら、性行為にはそれだけリスクを背負っているのですから、当たり前ですね。

「私は好きでやっているんだから、自分の性を男性に差し出しているつもりはない。お互いが同じ目的のためにこの関係性になっていて、男性との関係は対等だ」と思っている女性もいるかもしれません。

しかし、ここまで割り切って考えることができる女性はかなり稀です。

最初は割り切っていても、そんな生活を続けるうちに、女性は本能からむなしさを感じてしまいやすいからです。

「私、何してるんだろう・・・」と急に我に返るのですね。

女性として「愛情をもらえずに、たくさんの男性に体を許すこと」は「リスクを背負って、自分の命を削っている」ようなものです。

女性が男性を査定することなく安易に性行為をもつのは、量より質を重視する女性の本能に反しているため、違和感やむなしさを感じてしまうのです。


2.女性がセフレを好きになりやすいのはなぜ?


セフレという関係を続けるうちに、相手を好きになってしまう、というのは女性あるあるです。

好きになりやすい理由1つ目は、

①損失を取り戻したい心理から好意だと錯覚するからです。

女性は先に大きなリスクを背負っているわけですから、

男性に好きになってもらい、愛情や労力かけてもらい、帳尻を合わせたい
男性に好きになってもらえるように女性が頑張るようになる
男性を振り向かせたい気持ちが好意だと錯覚する

という流れになるのです。


女性が無価値感を感じているからこそ、男性に認めてもらって自信を修復したいという気持ちになって、相手に執着するようにもなります。

そのため、ひどい扱いをしてくる相手であっても、離れることが難しくなっていきます。

深層心理で、「彼に愛情をもらわなければ、失った損失を取り戻せない」と思い込んでいるからこそ、相手に執着してしまうのですね。

そうした心理から、余計に男性との関係に交際という「形」を求めて安心したい気持ちになっていきます。

今、相手と離れたら、「損したまま」で終わってしまうことが怖くなり、なにが何でも見返りを欲しい気持ちで離れるのも怖くなるのです。

女性にとってセフレ関係は、相手に執着する気持ちが好意だと錯覚しやすい関係性なんですね。


女性がセフレを好きになりやすい心理2つ目は

②そもそも好きになるような男性を選んで性行為をもっているから

です。

女性は男性と違い、性行為をできるストライクゾーンがかなり狭いです。

女性にとって、「性行為をする相手」はほぼイコールで「交際をしても良いと思える相手」なわけです。

男性の場合は「性行為をすること」=「交際しても良い」とはなりません。

男性は女性との性行為へのハードルが極端に低いからです。

女性は性行為に対する最初のハードルがそもそも高いので、「性行為はできない」と思って、ふるい落とした男性を好きになることはありません。

女性にとって性行為を許せる相手ということは、「交際も可」になることが多く、元々魅力を感じていたからこそ、性行為をもっているのです。

なので、男性よりも女性の方がセフレを好きになりやすいんですね。



3.まとめ


今回は、女性がセフレになると辛くなる理由についてまとめました。

次回は今回の続きの「セフレから恋人になれるパターン」について記載します。

ぜひご覧下さい。







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