【小規模事業者持続化補助金】自分で申請するメリット・デメリット

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ビジネス・マーケティング
さて、今年度の小規模事業者持続化補助金も2/5の一般型が最後です。

自分で申し込むか、ココナラで依頼するかを検討している人も多いのではないでしょうか。

ここで、自分で申し込む場合のメリット、デメリットを書いてみたいと思います。

<自分で申請する場合>
メリット
・お金がかからない
・打合せややり取りの時間がかからない

デメリット
・ノウハウがなく採択されるづらい可能性がある
※ただし、誰に依頼するかによって、自分で申請しても変わらない場合もある
・採択後の交付決定、実績報告のノウハウもないため、非常に手間のかかるやりとりを事務局と繰り返さねばならず、補助金の入金が極端に遅くなる。

という感じです。

デメリットについて解説します。
補助金の申請書は事業計画書です。ご自身で書ける方もいらっしゃいますが、採択の場でライバルになるのは中小企業診断士などのプロが支援している事業者です。
今年のコロナ特別対応型は、1回目、2回目の採択率が90%ほどもある激アマ状態であったため、ただのテンプレート記入や、あまり経験のない支援者でも採択を勝ち取れました。

しかし、3回目は33.3%の採択率でした。おそらくは4回目、5回目に関しても同等かそれ以下の採択率となるでしょう。
こうなると、安価だからとノウハウの乏しい支援者に頼んでも、まさに「安物買いの銭失い」となるおそれが高いです。
また、ご自身で申請した場合も、お金はかからなかったですが、申請書作成にかけた膨大な時間は無駄になってしまうでしょう。

次に、採択後のお話です。
誤解されている方も多いですが、補助金は採択されただけではもらえません。
その後にある経費審査を通って交付決定され、事業実施後の実績報告が認められてはじめてお金が振り込まれます。

実はここが非常に難関で、経費の申請方法や実績報告がまずく、採択されたけど補助金が減額、最悪の場合は0円なんてこともあるのです。

また、しっかりお金をもらえたとしても、何度も何度も書類の再提出を求められ、現状ではまだ第1回の採択者であっても補助金をもらえていない方が多数いらっしゃるという情報があります。

安いだけの支援者などを使うと、ここの支援が受けられず、申請書は採択されたけど交付決定が下りない、実績報告でNGを出されるということになり、結局はまたしても「安物買いの銭失い」となってしまいます。
どこかからテンプレを仕入れて、事業計画書の書き方だけは知っている支援者などは、採択後のフローの事を全く知らないこともありますし、支援したくてもできないケースがあります。

事実、後から私に交付決定、実績報告の支援を依頼してくる事業者さんは「こんなに時間と労力を割かねばならないのであれば、100万円では割に合わない。最初から専門家に依頼すればよかった」と言う方もいます。

もちろん、高ければ質が良いというわけではありませんが、ある程度お金はかかっても、採択から交付決定、実績報告までの現場でのノウハウを持っているプロに依頼するのが、トータルでのコストを下げる近道と言えるでしょう。

依頼する前に、採択後の支援も受けられるかどうかを確認してみることが大事です。

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