【小規模事業者持続化補助金】安物買いの銭失い!?テンプレだけの申請支援に御用心

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ココナラでもリアルでも小規模事業者持続化補助金の申請支援をしています。

その中で、申請時にテンプレートで事業計画書を作ることだけはできる、補助金に詳しくない支援者に頼ったため、後々に困っている方をよく見かけるようになりました。
特に今年は、コロナ型で1回目、2回目がザルのような採択率でしたから、あまり知見のない申請支援者でも採択までは漕ぎ付けられたようです。

後々に困っている方の依頼は、
「実績報告の支援をしてくれ」というものです。

その場合、まずは支援の前に実際の申請書類を見せていただき、どのような経費をどのように申請しているかを見ます。

そこで、もう手の施しようがない手遅れのケースを目にすることも少なくないです。

手遅れとはどういうケースか。

いわゆる、補助対象外経費を申請してしまっているケースです。
小規模事業者持続化補助金に限らず、補助金には補助対象となる経費と、どう逆立ちしても補助対象にならない経費があるのです。

これは、申請書の作成支援を行なった支援者の知識不足で起こります。
申請書作成時に「これは対象外の経費ですよ」と一言教えてあげれば済む話なのですが、本人も知らないので指摘ができません。

テンプレで穴埋めのようにして事業計画は作れても、経費に関する知識、補助金の申請からお金が入るまでのトータルの知識がないため、事業者様にちゃんと最後にお金が入るような提案や情報提供ができないんですね。

「なんで!?だって、採択されてるんですよ!?」
と驚く事業者様もいらっしゃいます。
しかし、採択と交付決定は別物です。採択はあくまで事業計画書が合格ラインにあると判定されただけの話です。

申請している経費が適正かどうかは、その後の交付申請・決定の段階でチェックされています。
(ちなみに、小規模事業者持続化補助金においては、交付申請書類は最初の申請時に提出しており(様式4or5)、採択後とほぼ同時に交付決定のチェックを行います)

通常は、補助対象外経費は交付申請時にNGが出ます。
ここでNGが出た場合でも、時間の大きなロスですし違う経費に変えないといけないので申請者にとっては大きな不利益です。

ただ、不幸なことに交付決定時のチェックをすり抜けてしまっているケースがあります。これが最悪です。
交付決定を受けているのに、実績報告さえすれば支払われるとは限らないというのは酷い話だと思いますが、見逃してもらえる可能性は事務局の凡ミス以外にはありません。

補助金申請支援に携わっている人間には常識なのですが、一般の方にはわからないややこしいところですね。

ココナラにも、申請支援を行う支援者が多いですが、安さだけを重視して最後の入金まで見据えた助言や提案ができる方を選ばないと、その後多大な労力や時間がかかったり、最悪は補助金を諦めるなどということにもなってしまいます。
まさに「安物買いの銭失い」ですね。

あなたの資金調達をゴールまで見据えて支援できる、本当のプロに最初から依頼した方が、トータルではコストは安いです。
依頼前にはそこも踏まえてしっかり検討しましょう。

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