ハック=穴をつく=楽することと、楽しく=丁寧に=お客さんのためには両立できるか?

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ビジネス・マーケティング
タイトルが長くなりましたが、そんなテーマで書いてみます。

楽するのは悪いことか?

これは悪いとかって断じることはなかなかできないですよね。楽するのは別に悪くないと言えそうです。ただどう楽するかかなと。
ここで一つ、「考えない」というのは僕はあまり良くないだろうという前提です。考えない=任せられるということをイメージする人がいるかもしれませんが、逆かなと。考えるからこそ、特定の部分を任せられるのであって、考えない人は何も任せられないんじゃないかと思っています。

多分ここでいくつか意見が分かれるかなと。

楽とは、ここではハックのように何か穴をつく感じです。法律の抜け道があるから。例えば総務省と携帯各社が遊んでいるように思えますが、最低価格どうとかっていう問答ですね。これってハックっぽいです。

世の中的に法律を守っているから問題ないという感覚の人もいるかなと。一方でそれはどうなのと法律でなく感情や倫理=ある種マナー的な、ものに寄せるとちょっと印象が異なるようです。正解はないのですが、ここでなんだろうなという保留が大事という感覚です。

ハックするから即駄目ではないんですよ。ただそれで見事できたからそれでいいよね。穴があるのが悪いよねっていうのは僕はどうなのかなというところです。そういう人ばかりではないと思いますが。

楽しい=愉しいのは良いことなのか?

次に楽しいこと。こちらをかなり恣意的にしましたが、お客さんのためと書きました。

楽すること=お客さんのことを思わない。となるのですが、実際にはかなり細かくいうと、
・最初は誰でもお客さんのことを思っていた
・しかしもっと楽したり効率化したり何かしらプレッシャーや原因があった
・そこでハックした。楽しようとした。できてしまった
・なのでそれやろうとする。今もやっている
・ふと、これってお客さんのためになっているかなと思うが、分からない。多分良くないのだと思う
なんて書くと、犯罪者の独白みたいですが、そこまでいわないですが、心がチクチクするかどうかですかね。僕はそうなったら嫌なのでそういうことはしていないと。それだけですね。

カロリーという意味でも、このチクチクはかなりダメージを食らうんですよ。メンタル大事ですからね。そして、そのチクチクをないものとして扱うと、実際に鈍感になります。鈍感になっていいのはあまりないんじゃないかなと。

ここで、お客さんのためとは、シンプルにサービスや商品を提供するあなたがいて、僕がいて、それを享受する人、利益を得る人のことですね。そういう人のためになっているか?シンプルに強い問いかけです。

眼の前にいてもいなくても、想像できるかどうかですが、そうしたら「あの人には喜んでもらえないな、これは違うな」という見立て、目利きが出来るんじゃないかと僕は思っています。この像が成立するかは、上で言えば「ハック」している人においては、全く温いというか、甘い世界のように見えると思うんですね。別に対立するわけでもないはずなんですが。

性善説とか性悪説も面白いですが、基本今の現状を見るしかなくて。あとは学習でどこまでできるかですかね。現実的にはそうかなと思っています。だから学びって超大事ですよね。

これらの両立はできるのか?

結構しんどいと思っています。

ハック思考だと、穴を付くので、既存を壊すか隙を付く感じなんですよね。それってお金持ちから税金を取ってしまえばいいというような、別に僕はお金持ちではないですが、そういうような決めつけ感があるんですね。この決めつけ感がないならば良いのかもですが、どうなんでしょう。

一方でお客様思考で楽しむというところになると、ハック思考からするとスピードが遅いとか、従順?みたいな感じになるんじゃないかなと。そうはならないと思うんですが、主観ではそうなんでしょう。そう思ったらそうなので。

よって、両立はきついかなと。

別にこれどちらを選ぶかでなく、単に僕は後者ですと。ハックは必ず終わりがあるというか、また次のハックを探すだけなんですよね、多分ですが。終わりないハックに心がチクチクして馬鹿らしくなるんじゃないかなと。

あとここでは書いてないですが、考えるとは、別に何か誰かを攻撃するとかそういうことでもなくて。誰かを楽しませる方向に行くんですよねきっと。人って誰かと関わりたいし、観てもらいたいというか。

なので、もっといえば、テイカー的な人で出し抜く感が強いとハック思考よりになるのだろうと。巷に見かけたビジネス書のハック思考とは全然異なるかなと思うのでそこはよしなに。そして、ギバー的な人は楽しむというところになるんだろうなと。

このテイカーとギバーが僕は分かり合える地平線があればいいと思うのですが、対立を助長することはなく、ギバーが搾取されない意味でいえば、テイカーを相手しないと。そういうことになるんですよね。これがなかなか分かり合えないとこになるんですが、まあ疲れるし、メリットがないと。

そうなるとどうなるかですが、テイカーはテイカー同士、ギバーはギバー同士になりがちで、あとは社会でちょいちょい接点があるとかないとか。そういうことになっていくのかなと思います。これは僕の主観なので、世界がそうなっているかはまた全然違うはずです。そういう部分もあるしそうでない部分もある。例えば、ハック思考をするギバーもいるでしょうし、楽しむテイカーもいるんでしょう。あとは相性ですかね(笑)最後はそこです。

最後には哲学みたいなもの信条になります。自分が気持ち良いだけではないんだけど、少なくとも不快ではないとか。お客さんにも自分にもとなっていくと。この自問自答みたいなものが弱いというか、していないとそれはとてももろくて、吹き飛ぶ気がします。アイデンティティとか自分軸とかっていうと、勝手に生成されたようですが、それはなくて、自分への問いかけとか、思考がそれを作るんじゃないかなと。

ということをやっている人は多分大抵ギバーになるんじゃないかなと。まあ、そんな感じで最後は心の中の自分をどう着地させるか。ちょっとスピリチュアル的かもですが、まあこれくらいはありえるなあと思って生きています(笑)

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