顧客のために、お客さんのためにに集中していく

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ビジネス・マーケティング
小商い、ビジネス、スモールビジネス、シゴトづくり。僕にとってはどれも意味は変わらないのですが、やはり言葉として違うので意味するところは違うわけです。

あえていえば共通点は、結局そのお客さんのために考えているかどうかかなと。そこが抜けていればやはり、自分のサービスを押し付けてるわけですよ。そこまで強烈でなくてもやはりそうなるというか。

であれば、お客さん視点でどうかを考える。またはお客さんにはなれないので、お客さんならどう思うかなを考えよう。そこに集中しようという話です。

なぜ事業者視点で押し付けるビジネスが生まれるのか?

これ不思議ですよね。僕も不思議です。
シンプルにやってみると分かるのですが、ココナラでもなんでもですね。

あら不思議。自分のサービスが良いのだというのも、「自分の視点」で語ってしまうんですね。それが魅力なことも稀にあるのですが、それは知名度やファンがいる人に限る話です(笑)僕はそうではないと。

そうなると、シンプルに「お客さんからみてこうなる、こういう価値があるよ」と刺さるというか、そこを訴えているか。

あなたがチョコレート菓子を作るパティシエだとしましょう。どういうチョコを作りますか、そしてどう説明しますか?

職人側の視点であれば「時間をかけて丁寧に作ったチョコです。美味しいですよ」ですよね。これ駄目ではないというか。

でも、お客さん視点でいえば「大切なあの人のギフトにどうですか。豊かさを共に味わえますよ」みたいな。

何が違うか分かりますか?シンプルに、美味しいといってもいいんですよ。でも、お客さんが美味しいかは食べないと分からないじゃないですか。なので、そういうのって駄目ではないけど、言えるよな。僕がそのままいうなら「良いアイデア出しますよ」なんですよ。これ実際に僕は言っていませんし、言わないです。

なぜか?それは、お客さんが良いって分からないからです。だから、何を望んでいますか?どういうのが希望ですか?どの条件ですか?何がどうなれば良さそうですか?というところで、「あーじゃあこういうアイデアがいいですかね」という最後に添えるくらいです。伝わりますか?

職人であるパティシエからすると、本当に時間をかけたのでしょう、丁寧にやっているんでしょう。でもそれは職人の視点でしかない。そりゃスキルも技術も色々なものが時間がかかる、材料も高い。分かるんですよ。多分誰でも。値段も高いですから。その時これも正解はないですが、お客さん誰想像していますかと。

そのお客さん見えてますか?それだけなんですよ。
多分、丁寧なシゴトを好むお客さんであれば前者のコピーでもいいんじゃないかってことですね。

それで、話を戻すと、ここでお客さんが見えない、不在だとまあ、適当な文言になる。そしてこれが大事なのですが、それに気づく事業者もいるし、気づいていてもそういうものだと思いこんでいる人もいるってことです。これは怖いですが、売れないとかっていうすぐ言う人そういうことを言いがちかもですね。

くどいですが、お客さんが不在だからです。お客さんがいないのでなく、本当にどうしようもないものがあるかもしれませんが、多くはですが、そこにお客さんがいないだけなんですね。いないとは、お客さんのことを考えていない、その視点がかなりの程度ないってことです。

ここだけ気をつけるだけで偉そうですがぐっと変わると思います。僕もしょっちゅう見失うので(笑)

集中できていると何が起きるか?

成功イメージというと超絶怪しいんですが、一応僕の景色を書いておきます。集中できるって感じを伝えると・・・

・お客さんの解像度が増す、こういうパターンやこういう人だと受ける、刺さる、反応があることが分かる状態になる(お笑い芸人なら、ライブ会場に入って今日はいけるみたいな感覚?)
・お客さんとか、こういう人に届けたいというイメージが文字通り分かる。対話、インタビュー、今までのインプットの蓄積があるので、ペルソナなんて書かなくても分かる(これはチームでは必須かもですが、個人や自分の範疇ならなくても行けると思います。逆になくても出来てくるレベルのほうが意味があるというか。書いても全然OKです。あくまでたとえで)
・お客さんのためにという時に、そのお客さんなら「この改善は違う」というだろうし「あの人は喜んでくれる」ことが、「手に取る」ように分かる状態。
・集中しているので、他の比較や事例などが気にならない。具体的には自分のサービスを他と比較する意味がないと感じたり、または気にならなくなる。これは集中できているからですよね。例えば他と重なろうが、自分のお客さんは自分のサービスと関係しているということがしっかりと見えている。届け先がクリアになっているので迷子にならない感じです。これは別に契約や支払がお客さんからあるのも当然いいのですが、なくてもモニターとかでも全然意味があると思っています。このあたりはもっと解像度高まったら書けそうです。
・集中できているので、アイデアが出る時そのサービス、とくに伝え方やコミュニケーションなどのHOWでなく、プロダクト自体やその価値を磨くことのアイデアを率先して優先して出せる。例えば僕は教材を作っていますが教材の売り方ってぶっちゃけノイズなんですよ。教材がいくら良くても届かないなら確かにNGですが、実際に教材を良くなければ話にもならないわけです。もちろん、プロダクトとその届け方は両方大事ですが、なぜかプロダクトをおろそかにして、これは言い換えればお客さんの課題解決がおざなりになるという感じです。それでコミュニケーションだけとってもやはり解決にならないって感じです。なので、教材を良くするアイデアがでてきてきてそこに、最後にコミュニケーションを添える。全く届けられないなら駄目ですが、アイデアってやはりプロダクトの方にいく感覚です。

ざっくりですが。ご参考まで。

逆に集中できてないとどうなるかですが、
・他者や他人のサービスが気になる。他の事例ばかりを漁ってしまう。それはいいが、自分のサービスに転換したり、改善するところへいかない。実は今やるのはそうでなくて、今自分のサービスを触って磨くことだったりするんですよね。時間が空いていればそこをやる癖をつけようというところですかね。
・お客さんが不在か見えない、数や量が少ないのでふわっとする。なんとなく、◯◯層とか、初期のアイデアやサービスからそのイメージが変わらない。ペルソナも妄想や空想で意味をなしてないのを分かっていながら解像度を高められない。これもその想定する人をなんとか出して聞きに行くしかないですね。または近しい人でもいいので何かやると。精神論レベルになってきます。やらないと出来ないですね。何も進まないというか。
・押し付けているロジックや価値をそのビジネスやシゴトの価値だと思いこんでしまう。これはやりがちなんですが、それは課題解決になっているか、想定するお客さんにとって良いことなのか。みたいなことが抜けちゃうんですよね。怖いですけど。冷静になっていれば、集中とはある種冷静になりながらも熱くなれる感じかなと思うのですが、そこは見抜けます。また価値は自分からだけでなく、人からみて価値があるかはやはり自分だけでは分からないので、出してみる、見せてみる、話してみる。これが大事なんですよね。これも集中できてないと、なんか無駄かなと思って億劫になるしやらないのではないかと。

まあこれは表層としてあってもいいし、たまにあるのもいいのかなと。ただこれを悪循環としてぐるぐる回すと調子が悪い状態が続くだけなので、最悪なわけです。

つまり、進まない→お客さんの声が聞けない→改善もできない→価値があるか分からない→やる気もでない→もういいや・・・
みたいになるってことです。

これは何か起業とか新しいことをやる人には水を差す感じなんですけどわりとあるんじゃないかなと。そう簡単にぱぱっとできる人は僕は知らないだけです。なので、ここでかなりもがいて、泥の中を進む感じはするんだけど、泥沼だらけではなかったり、やはり休憩したり、仲間がいたり、時にはお客さんに助けられたり、良い人がいたり、たまにはアクシデントがあったりという旅ではないかなと。泥沼の旅ってちょっとやですが、そういう例えのほうがわりとしっくりきます。

当然その先は沼でなくて、クリアになり、疲れたら休める、食事を取れる、シャワーを浴びていや浴槽に使って、復活できる。そこからはやはり泥沼というよりも、少し楽(泥沼よりも)になるのかなと。そこまで見えてないですが、それをPMFとかいったりしてもいいかもです。が、まあそれはおいておいて、愚直に回してみたいというところでした。
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