営業メールは多分3つくらいのポイントがあるのではないか

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ビジネス・マーケティング
営業メール添削の小商いをしています。そこでのノウハウは貯めていきつつも、今回は普通に営業メールをもらって、返信したくなって、そしてした、というところから、N=1=僕だけの話ですが、そこを抽象化してみました。

つまり、営業メールとして押さえる3つのポイントがあって、そこを抑えておくことで、反応は良くなるのではないか?

というのは、これがしっかりあれば、そこまでひどいことにはならないかなと感じるからです。逆にいえば、この3つがないので、そもそも営業メールの土俵(そのメールが営業メールたらしめるということ、営業メールとして成立していないってことですね。反応は別として)に上がってないのではないかという仮説があるわけです。

なので、営業メール添削なんて小商いの価値や意味、意義があると信じています。が、信じるのは宗教ですので(笑)そうでなく、そういうところで課題感がある人がうまく使って頂ければというところです。なければそういうニーズはあまりなかったのだなと。またはよくあるのは想定ニーズや解消するアイデアがずれることですね。こっちのほうが醍醐味っぽいので好きですが。

なんで返信したくなったか?


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まず、返信したメールを見てこんなことが言えるかな?と思ったので洗い出したものです。5つありますが、これをまとめると3つになるってことですね。

状況だけ決めさせてください。つまり、新規営業や開拓メールというところです。相手は初めてで面識はないというが前提。そして、何かあなたは営業したい、何かおすすめしたいという営業担当者という設定とするといいかなと。別に起業家でもなんでもいいのですが。

この5つがあったから、僕は返信したのですが、正確には、4が面白いので返信したというところです。ですが、1,2,3,5がなければ怪しいとか、なんだろうね?となって怖くて返信できませんから。そこは大事ですよね。というか、全部大事です(笑)

上をまとめると、3つにまとめられる


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さくっとまとめるとこんな感じです。つまり、基本+なぜ+提案内容です。あえて、なぜ、提案内容を切り出しているのは、それだけで価値があるからなのと、それだけ重要だからです。

営業メールとしては、基本情報がないとまさに片手落ちなのですが、そこがあるかないかだけでもチェックしたいところですよね。

そして、なぜか。なぜ送っているのか、なぜ送ったのか。そこは立場によって言葉が違いますが、営業側は押し付け気味になりますし、受け手はあらを探しがちみたいなところですよね。そして、なぜが苦しいと、提案内容までいかないでしょう。

「1日で数万円儲かるぼろい商売ですわ」みたいないかにも怪しいものって、まず基本情報が怪しいですからね。それかないか。そして、なぜも儲かるだけとかでしょうか。さらに提案内容も心理をついてきて、楽に儲かるくらいでしょうか。そんな話があれば誰でも億万長者なんですが、そういう思考をさせないのもうまいんでしょうね。

基本情報はしっかり書いてもらって、なぜ送っているのか?が書けない人は、シンプルに相手先を知らないだけかもしれませんよね。となると知ろうとなるのですが、知れるものがないので、以下ループとなってしまう。ありがちですが、そこをどう補うか(うまいこといってごまかすとかでなくて(笑))は醍醐味なんじゃないかなと。ここで気合やとか真剣度も分かりますよね。

提案内容もそうです。当然なぜ?が書かれていないとこのパートは読まれないか、読んで内容が妥当でも「それはいいけど、なんでうちに?」ってなりますからね。

なぜが大事な理由は、信頼を生みやすいから


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なぜパートを僕は重視します。当然僕のサイトを見てということが多いのですが、それでもなんで送っているのか。何で見たか?見たなら何の記事で、何に注目しているかとか。そういうところは「書かない」とわからないですよね。

または「書いていても」それはテンプレかどうかは、内容で分かりますから。

結局信頼として、ちゃんと見て、ちゃんと考えているか。その態度はここでかなり吟味されると。僕も暇じゃない、相手も暇じゃないわけですからね。

提案内容は何をしたらいいかが大事っぽい

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すごく雑にいえば「見てください」「お願いします」みたいなものってのがあるわけです。それをみて「いやです、みたくないです、お願いされたくないです」ってはっきり思うかはおいておいて、多くはそこまで「反応せず」「スルー」ではないでしょうか。

だからこそ、シンプルに考えを伝えてこういうのはどうですか。またはこうしませんか?こうするとこうなりますというのを伝える必要がある。

提案内容はある種、営業メールの骨子とも言えますが、シンプルに伝えるのってプレゼンでもありますから、それを営業メール上でどこまでできるか。ある種見せ場ですが、ある種そこを伝えないと駄目でもあると。

ここに書いたのは「行間を読む手間を省く」ですが、論理が飛んだり(飛びすぎたり)、一方的なもの(あなたはこれをしなければならない)とか、何を言っているか整合性がないので良くわからないとかってのはありがちです。僕もやっているのもあるので偉そうに言えないですが(笑)

とはいえ、相手の時間を奪う=読む時間+考える時間があればあるほど、見返りがなければきついので、何かメリットがないとしんどい=関わるのをやめるのは正直ありますよね。

少なくともそこでご褒美なんかなくてもいいので、お金とかでなくて(笑)そういうのを意識しているかどうかは分かると。つまり「貴重な時間を奪ってしまっているかもしれない」と思って書くのと、「送ったら見るよね」みたいな感じでは何か違いが出てくると。まあ後者の人はそもそも、営業メール自体の仕事を作業化しすぎて微妙なんだと思いますが。それで反応があれば楽ですが、そうは甘くはないんじゃないかなと思います。

充足してないメールが多いのではないか説

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営業のプロでもない僕が、なんでここであーだこーだいっているかは、多分多くの人は営業のプロでもない。または営業職でもないというか。副業というか、フリーランスで、会社員でそういう立ち回りをせざるを得ないとか、ちょっとやってみたいとか、やる必要があるというか。僕もそうですよね。

そういう時に、僕が充足してないと思ったから、またはそうではないかというのが仮説です。その上で、僕も営業メールって磨けば感動するし、または失望する(笑)こともあるでしょうから、そこって僕の中では「営業」を超えて「なんかエモいコミュニケーションだな」ということを思ったんですよ。エモいとは、感情や情緒が出てきたり何か面白いことが起きるというか。ある種「真実の瞬間」なのかなと、そういう本あるので気になる人は読んでみてください。

であれば、これってある種「シゴトづくりの瞬間」でもあるなと。なんでかというと、僕が営業してどうですかって言って取った仕事ももちろんあるからで、そういうのが面白いなと。そういうのが面白くない、コミュニケーションストレスが出てしまう人は向いてないんですね。なのですが、僕は営業経験があったわけではないので、そういう人が出来るという証左もしっかり残したいと。そんな気持ちでやっています。

なので、
・営業メールで基本事項を満たしてないであろうメールもある程度あるのではないか
・その上で僕は言語化、言葉で分解、その状況を分析する
・添削したり、価値をあげられないか
というところで、小商いみたいなことをやっているわけですね。

ここでプロ営業マンなら当たり前の事を言っていることもあるし、外している可能性もある。ただ、嘘とかではなく、自分が考えたことをしっかり示して検証していくって感じですね。僕だけでは打ち手が少ないのでN=1過ぎるよなとでもお客様と一緒に(ある種一緒にやろうってことですけど)やると、その分数が増える。言い方を選ばずいえば一緒に実験している感じですが、そういう感覚でやりつつ、高めていけるところってなかなかいない感じがします。

多分営業マンは言語化得意な人はそれほどいないと思っていて(そりゃ例外はいるし、上手い人はいるのでしょう)、なので違うところをぶつけていって、自分なりにやるとどうなるかなと。まさしくそれが僕の小商いというか、スイートスポットなわけですね。楽に振り抜けるって感じです。なので、楽しいですよと。

最後は余談です

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じゃあ、機械的に送るのはNGかというとそうでもないんですよ。ただ、人間が書いて考えるものをどこまで入れるかですよね。解像度の問題になる、粒度というか。

それだけですから、どっちもやればいいと。ただ、多分ですが、予算も時間も限られるので、多くはお金をかけて一気に早くやるのと、時間をかけてゆっくり検証する。その間を混ぜつつ検証していくってことなんじゃないかなと。

ものすごく現実的=面白みはない着地ですが、ここで小商いとしての添削は当然少量メールで人間が書くものを想定しています。当然、それを機械的に送ることも可能ですが、当然、なぜと提案内容がテンプレ化するので微妙なんでしょうね。多分ですけど。

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最後は希望です(笑)
色々言っていますが、結局、最初の話に戻すと、結局見るのは人です、僕だと。だから、そこで良いなと思えば反応する。嫌だななら反応しない。それだけです。二択というか、その前に色々プロセスや頭の中で考えたり感情が行き来すると。それだけです。

どうせならですが、感じの良い店員さんから買いたくないですか?コーヒーでも、車でもなんでも(笑)それだけです。感じが良いメールってだけでもそれだけでも価値が出ますからそういうのが得意なら「感じが良いメールにします」という小商いやってみたらどうですか?とふと思いました。

というわけで、営業メールは以上を意識してもらうと、いいことがあるかもしれません。ないかもしれません(笑)僕が提供している小商いもリンクはっておくので少しでもやって欲しい思われる方がいればお気軽にどうぞです!


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