デザイン本を読んでいて面白い話がありました。
伝えることと、伝える技術みたいなことで、例えば伝えることはコンセプトとかなぜ伝えるか。伝える技術は絵の技術、ビジュアル表現ですね。
どちらも鍛えられるのですが、どちらかといえば伝えたいことの前者よりも、伝える方法(絵の巧さとか)に目が行きがちですよね。リアルに近いものをSNSにアップして実は鉛筆で描いた絵です。これは確かに最初は面白いですが、構図もですし同じことを真似できれば飽きられると。別にその作品とか著者を批判する意図でなく、技術に目が行きがちだと。
でもこれってコンセプトとか視点とかですよね。なんでそれを描いたか。それが注目されることもあればされないこともある。上のリアルに似た写真のような絵はまだまだ飽きないわけですけどね。
それは絵の話ですが、ここではアイデアとコミュニケーションで置き換えられるのでは?と気づきました。本題はそっちです。
アイデアとコミュニケーションの力はなぜかアイデアに目が行きがち?
スライド下部は長いので無視してもらって。要するにアイデアとコミュニケーションって、だけじゃないですが、なんかアイデアの方に目が行きがちなんですよね。そうでもない?僕はそう感じているだけでしょうか。
なので、アイデアもコミュニケーションも両者大事で、あとアイデア大事というよりも、コミュニケーションのほうが相対的に低そうなら高めないといけないですよねって話です。
アイデアの力は何か凄そうな感じ
アイデアの力ってそれだけで爆発的なものがありそうです。一人いれば試合が変わるファンタジスタみたいな。あのプレイに魅力があるというか。
でも、まあそんなのって実際はそこまでなくて。10回やって1回成功すればいいというか。諦めない粘り(ここでは多分こっちがコミュニケーション的といえる)方があって、それがセットで意味があるんですよね。
うまくいかないからやーめた。ありがちで人間らしい(笑)かもしれないですが、それはアイデアの力だけを過信しているともいえるかなと。
うまい話なんてないんですよね。
コミュニケーションの力はなんだか地味
コミュニケーションって特に他者とどうかってなりがちですけど、自分との対話もありますからね。あと集団向けとかも違うし、会社や家庭ではまた取り方が異なる。面白いですよね。
非常に興味深いコミュニケーションなんですが、どうもその人の素養や素質みたいな感じもビンビンしていて。それもあるんでしょうがそれだけなのかなと。まあそうではないですよねというところで見ているわけです。当然アイデアの方も。
そしてこれは地味です。なぜかというと見えないし、やれている人は普通だからですね。アイデアの方もそうですね。インプット→思考→アウトプットと言っていますがこれも地味ですけどね。
相対的にアイデアの方が派手といったものの、コミュニケーションに比べればくらいかもしれません(笑)
どっちも大事でどっちも鍛えられる
最後です。
提案としては、アイデアもですがコミュニケーションも大事だなと。
すごいアイデア!をもっているって人いませんか?自称でですね。自分はすごいアイデアを持っているんだと。その自信は全然いいんですよ。あったほうがいいので。でも、コミュニケーションして伝えてますか?というと、まあ悪くいえばパクられるから言わないとか(笑)別にいいのですが、ありがちです。そういう時、多くのアイデアを見たりコミュニケーションしている人には「とても不思議」なんですが、パクらないしぱくって出来るような優れたものではないからですよね。そういう時僕も黙りますが、コミュニケーションしていかないと実現できないんですね。
コミュニケーションとはその「アイデア」を誰かに伝えることです。伝えられないならどうなるか?アイデアが実現しようがないです。お客さんだけでなく、一緒に動く企業とか仲間とかパートナーとかもですよね。伝わってますか?それがないなら何も動かない。それってアイデアだけの話でもなくて、何を考えているかを伝えないといけない。これなんでもそうですけど、見過ごされがちですよね。
逆もあります。コミュニケーションはかなり得意なのだけど、アイデアがない。でも、こういう人はアイデアがしょぼくてもそれを強固にやれるので行動派となって実現していくかもしれない。それを傍から見た人が嫉妬で、「俺のアイデアがのほうがすごいのにコミュニケーションでカバーしおって!」みたいになる(笑)
デザインとかマーケティングとかもそういう表現と言われると、ありがちな話です。プロダクトやサービスがしょぼくてもその力でカバーできる。まああるんでしょうが、長続きするかというと、やはりきついんだと思います。なので中身のアイデアはやはりちゃんと考えてなんぼなんでしょうね。
というわけで、アイデアもコミュニケーションも大事だよねという話となります。
冒頭に戻すと、デザインとかで伝えたいことやコンセプト的なこと、そしてそのビジュアル表現のスキル。そういう時、スキルとして持ち運べる学べそうなものに目が行きがちです。でも、アウトプットするものって、その狙いやコンセプトが大事で、そこは「アイデア」なんですよね。アイデアがなければ、めちゃくちゃうまい絵かきでも絵は出来ない。相当すごいプログラマでもポンコツになるというか、動けない。
だからころどっちかあればいいのでなく、両方持とうよと。
そういう意味で、深くいけば「アイデアをコミュニケーションする」ということがめちゃくちゃ大事になると。
会社組織で言えばそのアイデアを通すみたいなことです。アイデアを伝えることであって、曲げたり妙に感じることでなくて。まあルールや組織や体制から無茶はありえますが、どこまでどうかはケースバイケースですよね。
個人レベルでも自分が実現したいことやアイデアがあるとき、どう自分と折り合いをつけるか、または社会にどう説明するか。それは小さくても大きくてもあるわけでそこが大事になると。
そんなこと思いましたね。コミュニケーションもアイデアも両方あることで、様々な企画やアイデアが実現するかもしれませんね。