空想ベースか事例ベースか、タイプを踏まえて企画化する

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ビジネス・マーケティング
アイデア出しや企画の立て方みたいな話です。

その前に、空想自体は全然良いことだと思っていて、ただ現実的になにか動かないなら、それはアイデアでもですが、1mmも進展がないならそのままですよね。願えば叶うのではなくて、願って動くから叶うというか。
その場合、空想ではなくて実現したいなら、実現に寄せると。その場合に、やはり今やっていることとか、ある事例を調べていくと。これがリサーチです。そうすると、実際に形になっていくんだろうなというのが1つです。

そしてもう一つは、事例、とくに成功事例とか集めてもそれは何も起きないですよね。なんでもいいですが、空想ベース=アイデアということですが、なにか動きがないといけない。つまり、事例集めを否定するのでなくそれだけで終わると1mmも進展がないのでそこも上と同様なんですね。動かないということでは。なので、この場合空想を入れましょうというのが2つ目です。

以上から、空想ベースなら事例ベースで現実に戻す、事例ベースで現実寄りなら空想ベースで未来に飛ばす。こういうのが軸を変える、または切り口を変える、視点を変えるってことになるんじゃないかという話になります。

全体イメージ

簡単ですが手書きで書いたものですが、こんなイメージです。また使うならきれいにしておきますが、こんなので伝わるはずです(笑)
空想と事例で企画化する.jpg
現実と未来の横軸は分かりやすいですが、参照できるできないの縦軸は見えるものとしてあるか?って感じですね。

1.空想ベースで考える人は事例で強化する

空想ベースの人は右下にいがちです。当然ですがそれが悪いとかダメとかではないですよ。そういう癖とかがあるってことです。またはどちらかといえばそうとか。

「空想を考えるのが好き」なんて人はそういう人かもしれません。課題はそういう空想を考えるだけで満足ならいいのですが、現実化するときに途端に難しくなると。あったらいいなはあったらいいなで終わらせたいのか、それとも少しでも形にしたいか。これは別に強制でもなく、文字通り自分がどうしたいかだけですから、ここでは仮に現実化したい!と少しでも思う場合を想定しています。

その動きは、上への移動です。ここで、「参照できない」エリアから「参照できる」エリアに変わります。ということは、そうです。事例など現実にあるものを集めたりして、現実化することで、これらは企画アイデアとなったりすると。ということが直観的に伝わればいいという図です。

2.事例ベースで考える人は空想で強化する

次は事例ベースで考えがちな人向けです。これも同じです。現実寄りなので、現実にあるものとか、成功事例とか、色々集めちゃうと。それは悪いとかダメとかではないですよ!そういう癖があるって意味です。それだけです。

そういう人にとっては、左上にいるので、右へ移動しましょう。つまり、現実→未来という切り替えです。簡単に言っていますが、視点の切り替えなので「現実」的な人が「未来」を考えるんだなんて結構大変ですよね。なので、バカになるというか、「あはは!」みたいなちょっとテンション高くやるといいかと思います。バカになれないなら無理しなくていいので、誰かと一緒にやったりもいいかもしれません。おっと、僕はそういうアイデア出しもするのでうまく使ってくださいね(笑)

ここでも、事例だけではつまらないので、空想ベースを入れることで、勢いが出たりすると。そういうわけですね。

3.事例も空想もどちらも悪いわけではない。どっちも要る。

ここでどちらが良いかとかになりがちですが、僕はどちらも大事で、あとは入り方だと思います。アイデアというのはある種その提示したところで、「実現できそうか」と考えがちです。そういう意味では、未来を向いているんですね。だから、未来エリアに入れています。現実的なアイデアでないと意味がないなんていう人もいると思いますが、ここでは僕は未来に入れたいと(笑)

そういうところで、事例ベースで考えることも、空想ベースで考えることもどちらも大事で。だから事例ベースが強いなら、空想ベースを多めに入れるくらいでバランスが取れるだろうし、空想ベースが強いなら事例を多めに入れるといいのかなと。そうすると、良い塩梅で企画化できるというか、「あーあなたの言っていることは、事例を集めただけではないんですね」とか「あーあなたの言っていることは、空想だけでアイデアだけ言いっぱなしでもないんですね」とかって話になるかなということです。

もっといえば、事例とはインプットです。リサーチなども強力なツールですね。そして、空想はどちらかといえばアートです。

よって蛇足となりますが、事例ベースが強い人はロジカル思考かもしれません。ただロジカル思考で良いアイデアは多分出なくてなぜなら、そこに違う視点がないからですね。ロジカル思考を否定してるわけではなく、その状況ではあまり良くないんじゃないかって話です。

また空想ベースが強い人は、アート思考です。アート思考は僕は好きですが、とはいえアート思考では最初の勢いや面白いアイデアをなにか出せても、それを現実化するには弱いんですね。ここでロジカルに事例を入れると良いと。

実際にはアート→デザイン→ロジカルとなると思っていて、これは何かをアイデアを考える時は、より自分事で問題を発見して、リサーチやヒアリングで磨いて、あとは仕組みとして固まったら磨くみたいな。

前出したか忘れたのですが、こんな図でまとめています。
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なので、0→1が好きで得意な人はアート思考を磨いた方が多分幸せです。無理に既にある10を100にするような仕事をやると不幸というか。これも人によっては全部やりたいとかやれる人もいると思いますが、僕はあまり知りません。結局何をもって、0から1とするかの定義も曖昧ですし、人によって企業によって違うからですね。あくまで参考までになればって感じです。

話を戻すと、空想タイプとか事例タイプとか分けてそれがどうって論じるのでなく、自分の癖を踏まえて、じゃあこうすると「対策」を立てて企画したり実現化していけるといいですよねって話になります。

僕もお手伝い出来ることもあるかもしれないので、気になったらぜひサービスお気に入りやメッセージでご相談くださいね!

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