そういう人をアイデアマンと言うわけですが、一般的にそういう素質があるとか先天的なものと捉えがちです。これは全否定はしないのですが、それはごく一部で、多くの人はそのためにインプットしたり考えているから出来るのだと思います。
つまり、考えたり行動しているからそれらの果実=アイデアが得られてそれを思い付くわけですね。
人と話していて改めてそう感じたので書いてみます。
何かテーマを持って動いている
そういうアイデアマンは何を持っているかというと、テーマです。自分のテーマとかですが、仕事上の何かでもいいですが、個人的な探究テーマに近いのがいいですね。
例えばなんで女性向けの服のほうが男性向けより多いか。それを感じたことがある人は山ほどいるはずですが、そこからどう調べるか、または明らかにしたいか、またはどういう手段を持って解決してみたいか。それって人によって全く違います。ビジネス的なものでも、ボランティア的なものでも、アプローチが違うだけで、考えるネタは一緒なんですよね。
こういったテーマを色々持っていたり、または気づいてそれを考え続けたり、保留したり、というところをやっている。
少なくともテーマ自体がないとかはなくて、これが具体的なテーマでなくても、自分は楽しい人生を送りたいとかでも、テーマとしてはありです。少なくとも僕が判断するものでなく、その人が、「楽しい人生送りたい」で動ければいいだけで、動けるならそれがテーマとして成立するみたいな感じですね。
自分も含めて人間の未熟性を知っている
その人自身が、自分は完璧な人間であるという人はアイデアマン足りえません。というのは、不完全で知らないことも多くてという謙虚さといえばいいですが、知らないことが楽しい、未知が楽しい、という人がアイデアを出せる余地があるんですね。
研究者といってもいいでしょう。自分が知っているから調べることはない。それってもうそれで終わりですよね。
そうでなく、自分は知らないのだ、分からないのだ、という事実を感じつつ、それに対してじゃあ調べたい、分かりたい、何が起きているかを知りたいというところになっていくんですね。
好奇心があるという言葉にもなりますが、それって、自分が知らないぞと、わからないぞというのの別の切り口ともなりそうです。
私は全てを知っているという人は動く意味がないわけですね。
行動したり考えるが普通となっている
呼吸や習慣化、癖といってもいいですが、そのレベルで思考をしています。アイデアを出すとか、ビジネスをするとか、そういうものがごくごく当たり前の様式となっている。
例えば「人にあったらこんにちは」というような挨拶としてアイデアを出す。ビジネスもそんな感じでやっている。
そういう人に叶うかどうかという話でなくて、実際に突き詰めていくとそうなるって話です。まただからこそ、アイデアが普通に生まれるし、行動して検証していくってことになる。それが普通だから出来るんですね。
この普通はなかなか体得は難しいというのは、時間がかかります。ある日突然出来るようになるは「ありえます」が、それはやってきたことが色々と結びついたからと言えるので、何もしてない人が出来るわけではない(笑)そこだけ間違えたくないところです。
アイデアマンも起業家も静かな人もいますが、多くは静かなようにみえてかなり行動や思考などエネルギーを使っています。でないと、面白くないし、飽きるからなのだと思います。
逆に少しのことで満足したり、同じことでも飽きない人はこの手の仕事は向いてないし、性質として違うことになります。誰もがアイデアマンというのは言い過ぎなので、うまく自分が向いた適したやり方で着地していったほうがいいだろうなと。無理してエネルギッシュにならなくてもいいし、やりやすいやり方ってあるのだろうというところでした。
以上のような性質や気質があれば、アイデアは別に意識せずとも生まれているし、出てくる形になるかなと思っています。そういう意味でアイデア体質になると性格も多少変化すると僕は考えています。