AIを創発相手に使えれば最適ではないか

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ビジネス・マーケティング
先回、chat-GPTが出したアイデアなどは一体何か。それ自体はネットの集積や学習済データというところだったかなという話でした。


更に少し試したところ、確かに指示をうまくやれば、そこそこのアイデアは出てきます。

ここでの期待値は、
・自分が想定しているものではない切り口
・根拠を持ってAIがおすすめする理屈
というのがあれば、結構いいなと。

つまり、AIがいい感じで「創発」する切り口を出すことを普通に期待せず、最大ゴールといいますか、最終的に「意外な切り口」を出してくれれば、質問者である僕はそこから「勝手に創発」出来るわけです。

この原理というか、感覚はAIは手段や道具、おもちゃですよね、であって、目的ではないというところです。

この話は実は偶発性を設計するというところでわりと最初に書いた記事とリンクしてきます。やっとつながりましたね(笑)
今回この2点ですね、期待値について書いてみます。

想定しているものではない切り口

これは意外性といってもいいし、偶発性を再現するといってもいいわけです。つまり、適切な質問をすれば、「自分が想定してなかった」アイデアが出てくるというわけです。それができるかはおいておいて。

例えば新規性が高いものを出して欲しいとしますよね。その時「新規性が高いアイデア」といっても、多分それではあまり出てこないんですね。新規性が何かを理解出来ていればいいのですが。

ここでは明確に自分は「こういう想定をしている。そうではない切り口」と言ってしまえばいいわけです。

例えば、バイアス、スキーマ、ステレオタイプではないですが、「仕事は辛いものだ」という考えがある人がいます。それはその人の考えなので否定しませんが、楽しく仕事をする人もいるわけです。

その時「仕事とは辛いものである。逆にそうではない仕事はあるのか」は有効かなというイメージです。

最初に自分の考えを定義する。まさにそれが「アイデア」ですが、そこができるかどうかが肝となります。

AIが何を持って根拠とするか

根拠といいますか、ではアイデアをAIが出す時にその基準ですよね。
例えば先の新規性っていうけれど何を持って新規性というかですよね。

Bingでは新規性とはこういう理解でーという回答が出てきました。そこを基準に、例えばですが「世の中になさそうもの」とかですよね、知られてないとかが新規性が高いといえます。

そうやって基準値やものさしを教えることで、全く使い心地は変わってきます。

数値や定量化されたものを示すとより具体化されます。そうでないと、抽象度が高いためになかなか期待したものが得られないかなと思います。

使いこなすのは人間次第

AIを使いこなすのはここでは対話する、質問を入れるのは僕などの人間です。入れるからには何か期待するものがあると。対話結果でなく対話すると得られるものもあるのはちょっと面白いですが、今回はそっちを狙っています。

つまり、アイデアそのものを求めるのはややナンセンスかなと思っていて、出てくるアイデアに「へーそんなのあるんだ」は、Google検索でも一緒かなと思っています。実際に色々な情報を見たり考えたり体験したりは結局その偶発性を期待する、または異世界に飛ばすためのきっかけづくりでしかないので。異世界ってなんだという話は前に書いたので良かったら見てみてください。
そういう意味で言えば、
・Google検索と本質的な違いは見えづらい
のですが、一方で、
・対話というUIUXで絞り込んでいく、応答を楽しみながら「会話」的に進むというのはやはり革新的
という感じがします。今まで無いのと、そういう会話がスムーズさがないとか、ぎくしゃくするものがないからです。

あとは、これをどう使うかです。
何かをまるっとやらせてしまうとかは、なかなか筋が悪いと思っていて、あくまで一部か、考えるための準備や叩き台としては「あり」かなくらいです。

まだ使い込みが足りないですが、
・新規性が高いというアイデアも実は別にそうでもない(アウトプットを見て)
・ではどうすると新規性が高くなるか?(それを見て人間が感じること)
となっていって、やはり主役は人間です。

この「どうすればいいだろうか」がなければ、完全にAI支配下(笑)になりますし、そうでないためには考えることですし、どういう指示を出すと気持ちよく彼/彼女が動いてくれるかです。

面白いですね。うまく使える人はうまく使えるので、Google検索が上手い人と同様ですね、二極化とはいわないですが、うまく使えない人は使えないと思って「手段」を諦めてしまうかもしれません。

最もトレンドで流行ると飽きもありますから、ここはどうやってやるかですよね。

ノウハウ的なものは一瞬面白いですが、やはり本質は何科どこにあるかだと思うのでそこを丁寧に考えていくとやはり創発相手には使える便利ないい子かもしれませんね。そこは評価しますが、出てくるもの自体ってあくまで「プロセス」にしか過ぎない、ということを強く留意すべきかなと。





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