アイデアをどう出すかは結構考えているのですが、やはりこれが多分最も筋が良さそうというところを一つ書いてみます。
結論としては
「偶発性が生まれる機会をどれだけ作れるか」
です。
ちょっと難しい言い回しかもしれませんので解説します。あえて難しく言っているのではなく、自分の中ではこれがしっくり来る言葉遣いだからです。
偶発性とは?
偶発性とは、偶然性と言ってもいいと思います。つまり「たまたま起きること」です。「たまたま起きること」の性質が「偶発性」「偶然性」というわけです。
ではこれでは「運が良いと何が違うのか?」となるかもしれませんが、運が良いとかどうかは関係なく、ここでは「あなたが意図していないことが起こりそうな率が高いこと」を意味します。
例えばですが、本屋さんに行くと本を読む人が多いですよね。もちろん本を買わないこともあれど、本に接するでの何か買いたくなると。あとそれだけでなく、「本をめくることで知識や作者など知らないものに出会える」わけです。本屋が絶対そうではないですが、本屋好きの人ならわかるのかなと。
これがゲームでも、公園でも、職場でも、居酒屋でも、カフェでも一緒で、あなたが「あーこれは何か意図しないことが起こるところ」だなと思うことを意識してみるというわけです。
機会を増やすとは?
ではその「偶発性」を増やすとはどういうことか?ですが、単純にその頻度、回数を増やすというわけです。
何か考えがまとまらないとか、出て来ない時は、公園に散歩に行くわけです。散歩に行けばアイデアが出る保証はないですが、「たまに見かける鳥の動きを見ていたら何か閃いた」なんてことはあるわけです。
アイデアが出ないとか、アイデアを出すのが苦手な人はこの回数や頻度が極端に少ないことが多いのかなと考えています。
つまり、機会自体を合理的にですよね、あまり難しく考えず増やすと、確率が上がります。
では、この機会を増やすってどうすればいいのか?
最後にここで「アイデア」に戻るのですが(笑)、
偶発性を増やせばいいのはわかった、でどうすればいいの?というツッコミがあるわけです。
これはわかるのですが、この「機会を増やすアイデア」自体は自分で考えて見つけるしかないんですね。
とはいえ、僕が示した「公園で散歩する」は、僕が「何か刺激になるよな」ということから示したものです。公園に散歩が嫌な人もいるわけですから、例えば「インターネットを色々検索してみるのが面白い」という人、つまり「インターネット検索で意図せず出会えるものがある」人はそれがいいわけです。自分にあったことをやるのがオススメとなります。
これは別にお茶を濁すわけでなく、文字通りその通りなので、機会を増やすノウハウがあるとかではないです(笑)
まとめ
簡単にまとめます。
「偶発性が生まれる機会をどれだけ作れるか」
を実践している人はおそらく「機会が多い」わけです。
つまり、色々な人に合う、色々な本を読む、色々なことに興味を持つ・・・
これって、「好奇心がある」とか「色々なものに関心がある」わけですよね。
だから「多趣味」な人はそれだけでアイデアマンの素質がありますよね。
逆の例も考えてみましょう。
意図していないものがない=予定調和=想定されることしか起きない=毎日がルーチン通り=計画通り。
みたいな人はいますかね?これは結構アイデア的にはやばいです。
ただ、仕事としてそういう保守性が求められるとそうなるわけですから、その仕事自体が駄目とかそういう話ではもちろんありません。ソフトにいえば、「保守性の高い仕事なのに、革新性の高いアイデアを求めるのが無茶」というところです。
最も、仕事はおいておいて、アイデアを出したいのであれば、そうやって計画ではないこと、予想と反することそのものを楽しもうとすれば、アイデア体質の一歩となるといえます。
あとは最初はおっかなびっくりなことを少しずつ、そろーっと一歩を踏み出してビビっては辞めて(笑)を繰り返すのでいいので、やっていくと、アイデアが生み出されるようになるわけです。
今回はどうするとアイデアが生まれそうか?というわりと本質の話でした。当然アイデアを生み出すにはインプットが必須なので、何も体験、経験、知見、考えがなく「勝手に生まれる」ことは残念ながらありません。
そのあたりはまた次回に書いてみたいと思います。