二次創作の常識はビジネスの非常識!これに気づかなければドツボにハマる二次創作のルールについて

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 こんにちは、ほうりです。

今回は30年間二次創作をしてきたが故に、ビジネス活動を行う際、行動や思考のネックになっていた二次創作あるあるについて語っていきます。

四半世紀前に比べれば世間からの認知度が上がってきた二次創作。

しかしその知名度はありとあらゆる趣味に比べ低いことは否めず、「二次創作って何?」という状態の人は今だ数多くいます。

なのでまだまだ二次創作はマイナーな趣味であるということは拭えませんが、その二次創作活動全般で暗黙の了解と言われたり、やったら顰蹙を買うような常識がいくつかあります。

四半世紀以上二次創作活動に身を置いていて、それ以外の趣味がなかった私はその暗黙の了解や不文律が世間一般の常識だと思っていました。

しかし、ビジネスや副業などに興味を持ち、色々と学んでいく中で情報配信を始めた際、どうも上手くいかないなーと思い、メンターさんに相談してみたところ、

二次創作では常識だと思っていた彼是が、実は非常にローカルルールで独特なものであることが判明しました。

思わずその事実を知った時「は!?マジですか!?!?」と素で三回くらい聞き直して、メンターさんはモニターの向こうで若干引いていたように思います(笑)

というわけで今回は、二次創作の常識が、ところ変われば独特のものであり、行動に制限がかけられるになる部分を何点か上げていこうと思います。

二次創作の常識①自分語りをすると嫌われやすい:ビジネスでは自分語りはチャンスにつながる!


これは割と心当たりがある人は多いと思います。

二次創作を見に来る人の目的は、ジャンルの推しキャラや推しカプの話であって作者の人となりじゃないんですよね。

なので後書きとかフリートークとかで私生活やらキャラやカプに関係のないことをダラダラ喋る…所謂お気持ち表明という奴を表に出すと煙たがられますし、ましてや過去語り等誰が聞きたいんだよ!!と倦厭される傾向にあります。

しかしビジネスや副業をする際に、プロフィールや情報配信をする場合、むしろ過去の失敗談や挫折の話が興味を持ってもらえるきっかけになるとのこと。

なので自分語りをするだけの材料があるのならそれをしなければ勿体なさすぎるということです。

そもそも何かしらのサービスを頼ってきているお客さんの殆どは、自分じゃ解決しない悩みを持っていて、それをどうにかしたいためにサービスの購入や利用を検討します。

それを手に入れるか否かの判断材料の一つに、利用した人の口コミがありますが、これも裏を返せば使って見てどうだったのか?悩みは解決するのか?という貴重なデータ資料とも言えます。

なのでお客さんに対して商品を売り込みたかったら、まず自分の失敗談や挫折を赤裸々に語り、それでも私はこうこうこうすることで今はこんなに成功しているとか前を向いて生きているという、エモーショナルな部分に訴えかけるのが大事になってきます。

確かにその商品の良いところばかりや効能をアピールしたところで、そんな情報はネット上の至るところに落ちているし、改めて書くようなことでもないよなと、その話を聞いた時に腑に落ちました。

でもその商品を使うビフォーの自分の失敗体験や挫折体験は、個々人にしか出せない貴重な情報だし、その情報に合致した人から見れば「あ、私にももしかしてできるかも!?」と思ってもらいやすくなるので、ビジネスにおいての自分語りはかつての自分のようなお客さんを救うことに繋がるので、どんどん前面に押し出していっていいのです。

二次創作の常識②自身の実体験を推しキャラやCPに語らせるな!!:ビジネスでは実体験で得たことをガンガン語って見込み客の感情を揺さぶる


これも先述した自分語りと大体似たような感じですが、あえて分けて書かせてもらいます。

そもそも二次創作は自分自身で生み出したキャラクターを使っているわけではないので、原作の展開や設定ありきで物語を作ります。

読者が世みたいのは原作の設定や展開があくまでも下敷きにあり、その上で実はあの時あのキャラが味方になっていれば、敵になっていれば、死ななければ、もし命を落としていれば…というif展開が好まれる傾向にあり、『これは作者の体験が下敷きで、推しカプならどう思うか考えてみましたー』というのを前面に出した話は、あまり快くは受け止められない傾向にあると、30年間古今東西のジャンルを渡り歩いてきてそう感じています。

あくまで二次創作は原作の展開や設定や関係性を下敷きにした上でのif展開なので、そこに二次同人者の考えが透けて見えると「キャラを私物化しないでよ!!!」という意見や「そんなことそのキャラたちは言わないでしょ!!」「オリジナルでやりなさいよ!!!」という意見が空リプで飛んで来て作り手側のエフィカシーをガッツリ削られるので、私は敢えて言わないようにしていました。

しかしそれをビジネスの世界に持ち込むと大きな時間の痛手が来ます。

先述しましたがサービスを利用したいというお客さんは悩みを解決したいという気持ちがまずありきです。

その上でこのサービスにお金を使うのは本当に得策なのかな?

本当に自分にもできるのかな??という不安があり、中々一歩踏み込む勇気が持てません。

そんなお客さんにあと一歩の勇気を持たせるために何が必要かと言いますと、自分自身の生身の体験談やそれを経て得られた知識や考え方です。

これも繰り返しになりますが、ありとあらゆるサービスのノウハウや知識は書店やネット上を調べればいくらでも落ちているので、改めてこちらが説明するまでもありません。

そのサービスについての内容があまりにも豊富で目を通すのが大変だという人用のまとめサイトだって調べればゴロゴロありますので、あえてこちらがする必要もないですし、放っておいても他の誰かがやってくれます。

重要なのはかつての見込み客と同じ悩みを持っていた自分が、

そのサービスを使ってどう変化したのか、

どう感じたのか、

そしてそこに至るまでの間どんなことを考えていたのか。

これらを赤裸々に書くことで、

「あー!!そうそうそれなそれー!!」

「あれ?自分いつ書き込んだんだっけ??」

と首が捥げるほど激しく同意してもらうのが大事なのです。

これは指摘されるまで私は全く思い至りませんでした。

それもそのはずで二次創作のキャラクターを使って自分の経験を語らせるのと、自分自身の経験を自分名義で情報として配信するのとでは

まず土台が180度違うってことにすら、心理的盲点(スコトーマ)に隠されて気づいていませんでした。

これは本当にメンターに言われなかったら…メンターさんと出会っていなければどうなっていたのだろうと考えると、ちょっと背筋がゾワッとします(苦笑)

二次創作の常識③成功体験=何それ自慢??:ビジネスではどんどん成功体験を書いていく


これも常識②と被りますが、女性向けの二次創作界隈を30年間渡り歩いてきましたが、

仕事に家庭関係やプライベートなどの充実したことを書くと

「何それ自慢?」

「リア充アピール乙」

「誰もあんたに興味なんてないから」

と煙たがられる傾向にあると私は思っています。

この不安定な現代社会、私生活が満たされず仕事や育児や人間関係やお金など、ありとあらゆるストレスを満遍なく抱えている人がめちゃめちゃ多いです。

そんな生活の中で二次創作という心の支えに縋ってようやくの思いで生きているのに、二次創作以外の成功体験を書かれたら面白くないと思う人は私含めて結構見かけてきましたし、某匿名掲示板の同人板などではそういった吐き捨ての愚痴スレがわんさかあるので、そういう成功体験は妬みや恨みを買うのであまり書かない方が良いと思っていました。

しかしビジネスをする際は、その方法や商品を試してみてどんな成功体験を得たのかを書くのがとても大切だといわれて目からうろこが落ちました。

繰り返しになりますが、その方法やノウハウについては色々とネットや書籍でたくさん出ていますが、その方法を試してどういう結果を得られたのかというのは一人一人違ってきます。

その方法を試して成功してこんなにいい変化を遂げたという人もいれば、

この方法を試しても上手くいかないで失敗したけど、改良を加えたらよくなったという人や、

改良を加えてこの方法を試しても上手くいかなかったから、こういうタイプには向いてないと情報を発信する人など、

それぞれの成功経験をより前面に押し出すことで、唯一無二のストーリーが出来上がるのです。

ビジネスをするのならまずはそこを抑えて差別化を図らなければ競合相手との激突は避けられません。

決して成功体験や失敗をバネにした体験を押し出さずにビジネスをして成功すればいいですが、同じ分野の土俵にライバルが上がってきた上、成功体験や失敗体験を余すところなく競合相手が語ってきたら、軍配がどちらに上がるのかは考えるまでもありません。

なのでせっかくのチャンスを不意にしないためにも、どんどん成功体験や失敗体験を経て良い方へ変化した出来事を書いていくべきですし、

成功体験を書くことで『自慢乙』と陰口をたたくような人とは一緒に居てもこちらのメンタルが磨耗されるだけなので、関係を終了させてしまえばいいだけの話です。

脳は思い込みが激しいので、そんな事できないと強く思えばそんな事できない現状に居着かせるように働くので、人間関係の断捨離に罪悪感を持つ必要はありません。

自分でビジネスをやるにあたって一番の魅力なのは、付き合って疲れる相手とは付き合わなくていいというところにあります。

ビジネスは相手がいて成り立つのは勿論ですが、会社勤めとはワケが違います。

会社なら嫌な取引相手でもへこへこ頭を下げなければなりませんが、ビジネスの場合付き合う相手も自分で選べるのが魅力です。

なので成功体験を書くということは、ビジネスで付き合う相手をふるいにかけることができ、人間関係も豊かになっていくメリットがあるということは頭に入れておきたいところです。

二次創作の常識④お金を儲けることは悪いこと:ビジネスではお金を頂くことも仕事のうち


今でこそネット上で二次創作作品を無料で見られるようになりましたが、そもそも二昔以上前……二次創作同人の殆どは、紙面で作った同人誌が主な発表場所でした。

そもそも同人誌の前提自体が『本を作って読みあいたい!じゃあ読みたい人と描きたい人でお金を出しあって本を作ろう!』というのが成り立ちです。

そして同人誌は元々描き手同士で交換していました。言ってみれば本の代価はお金ではなくて本だったわけです。

しかしそれができない人たちが「印刷費を負担する」という前提で本を入手するチャンスを得られたわけで、その風潮は現在に至るまで続いています。

なので二次創作同人でお金を頂くというのは本をするのにかかった費用という名目が付き、それ以上お金を貰うというのは「非営利」「商業目的は不可」という二次創作を行う上でのガイドラインに反しているので、有償で販売する場合は利益を出してはいけないということになっています。

更に言えば、二次創作物の受注生産は営利目的とみなされる恐れがありタブーとされています。

二次創作を知らない人にとってみれば「何それややこしい」と思われるルールであり、さらにこの辺りの境界線が近年あいまいになって来ていてSNSなどでしょっちゅう議論され続けているので、二次創作はお金儲けしちゃいけないんだというふうに覚えた方が手っ取り早くシンプルで確実なのです。

そのため二次創作でお金を稼ぐはご法度であること、下手すりゃ版権元に目を付けられて活動が出来なくなるという判断は顕在意識ではできますが、

情報の振るい訳ができない潜在意識では二次創作でお金を稼ぐのは悪いことという風に認識されているので、お金儲けは悪いことであるという考えになっている人はかなり多いと見受けます。

しかしビジネスの世界では、自分が開発した商品やサービスに対しては堂々とお金を受け取ることが推奨されています。

個人的な見解ですが、例えば同人誌の表紙デザインを引き受けてくれた人に、個人的やり取りで気持ちばかりのお金を払おうとしても「いやいや、私がやりたくてやったんだから!」と言ってお金を受け取ることに罪悪感を感じている人が非常に多いように思います。

こちらとしてはとてもいい仕事をしてくれたということと、貴重な時間を自分の作品の表紙を手掛けてくれるために使ってくれた対価を払わせて欲しいという気持ちで、何ら罪悪感を感じることは無いのにな…と思います。

そのためビジネスにおいてお客さんがお金を払うのは、『あなたの商品をぜひ買わせて欲しい!』という気持ちの表れなので、お金を受け取らないというのは謙遜に見せかけて実はお客さんからしてみれば、「お金を払いたいという気持ちを蔑ろにされた」と感じてしまう行為なのです。

そしてもう一つ。自信を持って創り上げた自分の商品に『これは30000円以上の価値があるものだ!』と思っていても、利益を出すのが悪いという気持ちがあるばかりに3000円や300円という本心じゃない値段で売りに出す人も多いです。

しかし自信を持って創り上げた自分の商品を30000円以上で売りたいというのがWant to思考なのに、自分自身の本心に蓋をして売りたくない安値で売るのはHave to思考以外の何物でもありません。

こうなるだけでも自分への自己否定が進んでしまって最悪なのに、

更にそれでも売れないとなると自己評価間(エフィカシー)や自尊心(セルフエスティーム)が下がり、ビジネスや同人活動に限らず何事へのやる気が失せてしまうのは火を見るよりも明らかです。

更に言えば無料な情報や商品だとお客さんは正しい価値を受け取ることができません。

私たちがネット上に溢れる自分が解決したい情報の無料記事を読んでも、素直に実行に移せず、別の情報を探し求めるのもこの心理が働いています。

なのでお金を頂くということはお客さんに対して正しい価値観を受け取ってもらうためにも必要なことなのです。

大事なことなので何度も言いますが、お金を稼ぐのは何も悪いことではありません。

元々物々交換から成り立っていた生活に不便をきたした昔の人たちが、じゃあこれを出せば物々交換が成り立つようにしようと知恵を振り絞ってできたのがお金の成り立ちです。

「金は命より重い」という名言がありますが、そんなことは全然ありません。

お金は根本的に言えば単なる道具でしかないのですから、それを発明した人間たちの命より重いわけがないのです。

ハサミや修正液、スクリーントーンや原稿用紙やお絵描きタブレットと同じです。

しかし日本人はとにかくお金に対して嫌悪感に似た感情を持っています。

この嫌悪感や罪悪感を植え付けたのは、徳川家康だと一説にはあります(織田信長と明智光秀の関係を見て『お金は人を狂わせる』という価値観を植え付け、市民に流布した)。

そしてその価値観は、お金儲けをしているのは悪人だ、とかお金持ちキャラは傲慢で冷血だという教育や、漫画や小説やドラマなどで拍車をかけ、令和になった今も根強く残り続けています。

そこに二次創作という特殊な世界の独自ルールが加わるから、お金を稼ぐことは悪いことであり恥を知れこの守銭奴!!という考え方になりやすいのです。

しかしビジネスをするのであれば、その考えはすっぱり手放した方が世の為人の為です。

もっと言えばブラックジャック先生のように、自分の治療や手術の値段は自分で決めてしまうくらいのマインドでいいとすら思います。

作中ではダークヒーロー的に描かれているブラックジャック先生ですが、ビジネスをする側から見ると、彼は別に作中で何度も投獄されるようなことはしてないんですよね。

医師連盟で定めた料金以上の手術を行っているとのことですが、奇跡の神技で持って多くの見込み客を救っているなら、自分で自分の手術の価値を決めることはビジネスとしては基本中の基本です。

なので二次創作におけるお金の考え方とビジネスにおけるお金の考え方は、正反対であることはしっかり覚えておきましょう。

二次創作の常識⑤ネタ被りはご法度:ビジネスの世界ではいくらでもネタは被ってもいいしカンニングしたってOK


二次創作界隈では、先にネタを出した者が勝ちの風潮があります。

例えば風邪引きネタとかハロウィンネタ、クリスマスや誕生日やお正月バレンタイン等の毎年繰り返されるネタも同様に、同ジャンルの人で先にそのネタを書いたすぐ後に書くのは、『パクリと思われたらどうしよう…』としり込みしてしまい、折角書きたいと思っていた気持ちを泣く泣く飲み込んだ…なんて人も少なくないと思います。

そしてこれはジャンルにもよりますが、例えばこちらは攻めキャラが動物に変身ネタを先に書いたとすると、同ジャンルで仲の良い人から『こっちは受けキャラが変身するのですが書いてもいいですか?』という連絡が来た時は流石にびっくりしました。

『え!?別に好きに書いて良いんじゃないの??』とその時感じた衝撃は15年以上経過しても忘れることなく覚えています。

しかもその方が書かれた変身ネタは動物ではなかったので、余計に私に許可を取る必要なんてなかったんじゃ…と今でも思います。

このように二次創作の常識として『ありとあらゆるネタは先に書いた者勝ち』という風潮があり、後から書く人は(同ジャンルで親交のある場合)先に書いた人へお伺いを立てるというのがありますが、ビジネスにその価値観を持っていくとかなり遠回りしてしまうことになります。

確かにビジネスの参入においては『レッドオーシャン』よりも『ブルーオーシャン』のほうが稼ぎやすいといわれています。

簡単に言えば『レッドオーシャン』とは、競争相手が多くひしめき合っている市場のことで、多くの企業が血で血を洗う激しい戦略を行っている様子を赤い海へ準えてそう呼ばれます。

逆にブルーオーシャンとは競合相手がほとんどいない市場を指します。

まだ誰も開拓していない新たな市場を見つけ出したり、既存の市場でまかり通っている価値観をひっくり返すような全く新しい付加価値を生みだすことを、青天の海へと準えてそう呼ばれています。

このブルーオーシャンを見つけ出すことがビジネスにおいての鍵だと多くの成功者は言いますし、恐らく二次創作活動においてもそういったブルーオーシャンを狙うのが望ましいと考える人は多くいるのでしょう。

しかし逆に言えば誰も参入していない市場だからこそ、一から戦略を考えていかなければならないデメリットも存在しており、そこには先人たちが培ってきたマニュアルや既存の付加価値も存在しないので全部が全部いいというわけではありません。

そしてそれはレッドオーシャンにも言えることで、参入する企業や人が多いからこそ、どんな売れ筋があるのかとかどんな戦略を取っているのか等のいくつもの成功例がすでに実在しています。

なので後発組でもその成功例を何個か発掘して調べ上げたり、売れるライティングレターを拝借して自分なりのアレンジに変えてみたりと、先人の知恵を拝借して自分のビジネスモデルへ変えていくことは何ら咎められていないのです。

勿論そのことに対して『貴社とビジネス路線が被ってしまいますので、宜しければ戦略をぜひ真似させてください』という文章を送る必要はありません。

向こう側も誰にも真似されない絶対的な強みを持っているからこそ、そんな文章を送られても揺るぎもしないでしょうし、むしろ「え、好きにすればいいやん…」と困惑するだけかと思います。

なのでネット上で落ちている様々なビジネスジャンルの知識やノウハウはそのまま自分も吸収した後、自分なりの売り方を研究し、アレンジしてしまえばいいのです。そこにネタ被りという概念は存在しません。

そして自分が読んだ本の内容を、自分なりに紹介して動画やブログで感想文としてアウトプットして「ぜひ読んで見て欲しい!」と紹介するのも立派なビジネスですし、例えば同じ本を以前誰かが紹介していたとしても、その後に発表することは自由ですので誰にも咎められることはありません。

ビジネスは二次創作で煙たがれるネタ被りやカンニングを気にしていては何もできません。

本で得た知識やネットに流れているノウハウをしっかり吸収し、自分なりの言葉や経験で発表してしまえばそれはもう世界に一つだけのオリジナルです。

こういう考え方がビジネスモデルを展開することが成功の秘訣だと言えるでしょう。

ただしビジネスの世界においても丸パクリは著作権侵害に当たるのでそれはやってはいけません。

あくまでも自分の言葉で自分の考えを表現して、見込み客に売ることが大事になります。

二次創作の常識⑥二次創作をやるジャンルに対して作者や原作に対しての文句や愚痴は一切言うな!:潜在意識においてその考えは結構危険


最後はビジネスではなくて潜在意識の話になります。

二次創作ではそのジャンルで活動するなら、作者や展開にどんなに不満があっても決して文句を言うな、嫌なら出ていけという風潮が今だ根強く残っています。

もしくは二次創作をするなら、愛情以外の感情を持ち込むな、

不機嫌になるな見苦しいといった考えも同様ですが、

これはオール・オア・ナッシング思考、つまり0か100しかないという考え方になります。

この思考、実は持っているだけでかなり危険なのでサクッと手放した方が良いのです。

なぜかというと、潜在意識はカテゴリー別に考えることが出来ない、所謂主語のない世界だからです。

私はよく『脳には本音も建前も良いも悪いも関係ない。リアリティを感じた方が現実だと認識するだけにすぎない』と言いますが、まさにその通りだからです。

これは実体験なのですが、プライベートと仕事の時間は切り替える、なんて言葉を信じて私も過去に何度もオンオフのスイッチを切り替えようとしましたが、仕事で嫌なことがあれば二次創作もしたくなかったし、逆カプや地雷カプで消耗していた際は、仕事に行くのが苦痛で苦痛で仕方がなくて休みを取ったこともあります。

というのも私たちは確かに顕在意識では、そのジャンルで二次創作やるなら作者や原作のやることなすことに文句言うな、二次創作活動するなら愛以外の感情を込めるな。でも他のライフスタイルでは柔軟に対応するからねと決めることはできますし、その通りに考えているように感じます。

しかし脳全体から見て顕在意識の使用領域は3%しかなく、潜在意識の領域は97%であり、圧倒的に影響力は潜在意識の方が強いのです。

加えて、潜在意識はカテゴリー別に考えることが出来ない主語のない世界であり、脳はその潜在意識の影響力をバッチリと受けてしまう。

つまり、二次創作に対して『そのジャンルで二次創作やるなら作者や原作のやることなすことに文句言うな』と思っているなら、主語がごっそりと抜け落ちて”やることなす事文句言うな”という言葉だけを理解し、

『二次創作をするなら愛情以外の感情を持ち込むな、不機嫌になるな見苦しい』と思っているなら、”愛情以外の感情を持ち込むな不機嫌になるな見苦しい”という言葉だけを脳は理解します。

となるとどういう解釈を脳は下すか。





主語がない潜在意識の中では、二次創作だけに向けられた0か100思考に基づいたセルフトークが、仕事や人間関係やパートナーとの関係にもガッツリと当てはめにかかってくるのです。

つまり

(与えられた仕事に対して)

(お付き合いしてくれる人たちに対して)

(自分の伴侶に対して)

やることなす事文句言うな



(与えられた仕事に対して)

(お付き合いしてくれる人たちに対して)

(自分の伴侶に対して)

愛情以外の感情を持ち込むな不機嫌になるな見苦しい。

という認識になるので、二次創作でそういう0か100思考を持っている時点で、仕事や人間関係が辛くても二次創作があれば乗り越えていけると思っているのに、なんでか二次創作するのが辛い…という状況に陥ってしまうのです。

私自身も以前までは二次創作に関しては0か100思考で、二次創作をしているなら原作や作者に盲目的に付き従うのが当たり前だと思っていたのですが、

脳と潜在意識の仕組みを知れば知るほど、こういう思考は持つだけで人生詰むリスクが大なので、綺麗さっぱりと手放しました。

なので二次創作をするくらいにはジャンルは好き。

でもどうしても作者や原作の展開にモヤっとする部分はあるという気持ちは別に持っていても構わないと思います。

それでもSNS上に書き出すといらない火種になるので、愚痴やモヤモヤを吐き出す際は紙に書いたり同じことを思っている人たちと話し合ったり、ココナラで愚痴聞きのサービスを利用するのが良いでしょう。

まとめ


というわけでまとめです。

二次創作の常識①自分語りをすると嫌われやすい:ビジネスでは自分語りはチャンスにつながる!

二次創作の常識②自身の実体験を推しキャラやCPに語らせるな!!:ビジネスでは実体験で得たことをガンガン語って見込み客の感情を揺さぶる

二次創作の常識③成功体験=何それ自慢??:ビジネスではどんどん成功体験を書いていく

二次創作の常識④お金を儲けるのは悪いこと:ビジネスではお金を頂くことも仕事のうち

二次創作の常識⑤ネタ被りはご法度:ビジネスの世界ではいくらでもネタは被ってもいいしカンニングしたってOK

二次創作の常識⑥二次創作をやるジャンルに対して作者や原作に対しての文句や愚痴は一切言うな!:潜在意識においてその考えは結構危険

こう考えてみると、本当に二次創作の常識というのは独特なローカルルールだなと思います。

勿論そのルールが二次創作に対する偏見を払拭し、認知度を高めていったことは否めませんし、今日の今日まで二次創作が存続してこれたものであり、これからも存続していくためには基本的に守られ続けていく部分だと思います。

しかし二次創作のルールが世間のルールだと思い込んでしまったままビジネスに取り掛かると色々なズレを生じさせたり脳に悪影響を与えてしまうのもまた事実です。

二次創作をしている人で、これから新規にビジネスや副業を始めてみたい、

もしくは始めてみたけど何かうまくいかないなーと感じている人は、二次創作の常識がマインドブロックになっているかもしれないので、ぜひ参考にしてみてください。

ちなみに私が提供しているサービスはこちらです。



ではまた
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