管理栄養士 兼 パーソナルトレーナーのSAEです!
いつもありがとうございます。
周りの方に感謝です。(いきなり)
今回のご質問は、
「代謝とは?」
「代謝が下がってるから体重が落ちない」「お風呂に入ると代謝が上がる」
という言葉をお聞きになったことがあるのではないでしょうか?
なんとなく、代謝を上げたら痩せるということは分かっているけれど、
「代謝って何?」と聞かれると、ん〜???となる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、代謝について解説いたします。
まず言葉の意味としては以下の通りです。
代謝(たいしゃ、英語: metabolism)とは、生命の維持のために有機体が行う、外界から取り入れた無機物や有機化合物を素材として行う一連の合成や化学反応のことであり、新陳代謝の略称である。 引用:Wikipedia
簡単に言い換えると、
食べたものをエネルギーや身体の一部にする反応のこと
代謝がないと生きていけないです。
もう少し詳しくみていきましょう。
代謝は大きく2つに区別できます。
・物質代謝
・エネルギー代謝
物質代謝
異化と同化を合わせて、物質代謝と言います。
ざっくりいうと、
「食べたものを変化させる反応」のことです。
○異化
食べたものからエネルギーを取り出すこと
(例)ブドウ糖(お米が消化されたもの)を分解して、エネルギーを取り出す
○同化
エネルギーを使って身体を作ること
(例)肌のターンオーバー
エネルギー代謝
基礎代謝、身体活動量、食事誘発性熱産生の3つ合わせて、エネルギー代謝と言います。
ざっくりいうと、「異化によって生み出されたエネルギーを使う反応」のことです。
○基礎代謝
呼吸・循環・体温・蠕動運動など、生命活動のために必要なエネルギーを消費すること。
1日中寝てても必要なエネルギー消費活動。必要最小限のエネルギー。
ということは、基礎代謝で必要なエネルギー量(基礎代謝量)分のカロリー摂取は必要!
下回ってしまうと、生命活動が弱くなっていく。
例えば、摂取カロリーが不足すると体温が下がったりします!
○身体活動量
身体を動かすことでエネルギーを消費すること。
これは分かりやすいですね!
動けば消費エネルギーがUPします。
○食事誘発性熱産生
食事をする事によってエネルギーを消費すること。
食物を噛む、消化吸収するなど、食事に関わる動きでエネルギーが消費されます。
食べているのにエネルギーが消費されるってなんだか矛盾しているように思えますが、私たちはエネルギー補給しながらエネルギー消費をしています。
1日の全エネルギー消費量の割合は、以下の通りです。
基礎代謝:約60%
身体活動量:約30%
食事誘発性熱産生:約10%
このグラフを見ると、ダイエットにおいて運動をすることも大切ですが、基礎代謝量と食事誘発性熱産生を下げないようにお食事を十分に摂ることも大切だと言えます。
ただ食事量を減らすダイエットは、エネルギー消費量の70%を占める代謝を下げてしまうので、食べていないのに痩せない…という事態に陥ります。
修行のように食べなければ痩せる!という訳ではありません。
必要なエネルギーを摂取しながら、お身体を変えていきましょう!
次回は、代謝の上げ方についてお伝えします!
ぜひお楽しみに♪