自分の能力を認められない(インポスター症候群)

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占い
こんにちは!
くまのうち先生です。

”インポスター症候群”とは

能力があるにも関わらず
「成功したのは自分のスキルや
努力のせいでなく運が良かっただけ」

「自分は過大評価されている」
と考える心理状態を指します。

そして、およそ7割の人が、
このインポスター症候群を体験していると
言われています。
特に女性に多いそうです。

そんな自己不信感から
「自分には無理」と思い込み、
仕事や昇進を辞退する、
会議で発言しない、
自分の為になることを求めない、
といった事態に陥ることもあります。

これは仕事に限った話ではなく、
「インポスター感」は人生のあらゆる場面で発生します。

「自分はダメだ」「有能なはずがない」と考える

皮肉なことにインポスター症候群は
「実際には有能な人」に多く見られます。

有能な人ほど無知を自覚しているため、
自分を過小評価する傾向にあります。

インポスター症候群にはいわゆる
「ハロー効果」も関係しています。

ハロー効果とは
好ましいと感じる資質に引っ張られ、
他の資質について誤った思い込みを抱く現象指します。

たとえば
「魅力的」「自信に溢れている」
と感じた相手には、
「有能さ」などの好ましい資質も
備わっているだろうと思い込んでしまう。
実際にそうでなくてもです。

インポスター症候群の場合は
これと真逆の理論が働き、
「自分に自信のない人が有能なはずがない」
と考えがちです。
しかしそれもまた思い込みにすぎません。

原因の捉え方が偏っているインポスター症候群
もう一つの特徴として、
”悪い出来事の原因は全部自分の中に”
”良い出来事の原因は全部自分の外にある”
と考える傾向があります。

つまり、
悪いことが起きれば何でもかんでも
自分がダメなせいと決めつけ、
反対に良い出来事が起きても
自分のおかげ、自分の功績とは考えません。

不安やこういった自己不信感は
自分に対する誤った思い込みへと発展しかねません。

みんな完璧じゃない

間違いに対する恐怖心や、
その極端な表れである完璧主義は
私たちにとって、ごくありふれたものです。

人間である以上誰だって
間違えたくないし、
目標は達成したいし、
うまくやりたい。

私たちは、
仕事、生活、子供、結婚、
何もかも操れている状態でないと
うまくやれていないと思ってしまう傾向にあります。

たとえば
日本人に対して
「英語は話せますか?」
と聞くと、ほとんどの方は
「話せない」と答えるでしょう。

逆に海外の人に
「日本語は話せますか?」
という質問に対しては
「yes」と答える人は結構多いそうです。

なぜなら、海外の人は、
「アリガトウ」
「イタダキマス」
レベルの言葉でも日本語が話せると言います。

しかし日本人は、
完璧さを求めるあまり、
人前で話せるレベルでないと
恥ずかしいという思い込みがあるので、
英語は話せないと言います。

完璧そのものでなければ失敗という思考は
最もインポスター症候群を助長させます。

うまくやれていないという感情は、
大なり小なり誰しも持っているもので、
みんな上手く対処できないし
みんな、力不足です。

うまくいったことに目を向ける

そんなインポスター症候群に
悩んでいる人は、
うまくやれたこと、達成した成果を
記録するようにしましょう。

たいしたことじゃなくて大丈夫です。
「いつもより早くベッドから出られた」
「喧嘩をしても冷静でいられた」
どちらも立派な成果になります。

そして、どんな小さな事でも
自分を褒めてあげて下さい。

一見たわいもない作業ですが
これをやると、
普段は見落としてしまいがちな成果に注意が向くので、
自分が達成したことを認識できます。

短期的な成長も、長期的な成功もきちんと
自分で認識し思い出せるようになれば自己肯定感は高まり
自分に自信が持てるようになるはずです。


-まとめ-
長年積み重ねてきたインポスター症候群
すぐに治るものではありませんが、
「自分は十分うまくやっている」
「自分は成果を達成するのにふさわしい人間だ」
など前向きな言葉を自分に言い聞かせて徐々にでも、
自分の価値を受け入れるようにしてみて下さい。


ではまた!


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