二十四節気『処暑』の季節の過ごし方

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日中はまだまだ猛暑と呼ばれる日が続いていますが、
朝晩には澄んだ涼しい空気が感じられる日も少しずつ出てきました。

暦の上でも8/23日頃からは「処暑」と呼ばれ、
ようやく暑さが収まってくる時期と言われています。

この時期の季節の変わり目に風邪やアレルギーを
発症してしまう人も多いのではないでしょうか?

今回はアーユルヴェーダの観点から
8月下旬から9月の上旬の残暑の過ごし方をお伝えします。

残暑の時期に食べたいもの

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この季節はまだまだ真夏に増えたピッタが体の中に残っている時期。
とはいっても朝晩の冷えや台風や急な夕立で気候の変化が著しく、
ワータのエネルギーが悪化しがちです。

この時期に積極的に摂ってほしい味は甘味
甘味は6つの味の中で唯一ピッタとワータの両方を鎮静する味です。

特にぶどうや桃、いちじく、デーツ
ピッタとワータを落ち着かせるフルーツです。
この時期が旬のフルーツの多くに2つのドーシャを下げる効果が
あるのはなんだか偶然ではないような気がしますね。

残暑とスパイス

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暑い時期はピッタ体質の人はスパイスを控えたほうが良いと
言われていますが、
コリアンダー、ターメリック、クミン、フェンネルなど
ピッタを鎮静させるスパイスもいくつかあります。
これらのスパイスはワータも一緒に鎮静してくれますよ。
ただし、ターメリックの摂りすぎはワータを増大させるので気を付けましょう

暑い日にはカレー!と言う人がいますが、
カレーは主にこれらのスパイスからできているので、
理にかなっているのかもしれませんね。
ただし唐辛子やにんにく、ペッパーなどピッタを増大させる食材が
多く入ったカレーは控えたほうが良さそうです。

発酵食品を取り入れよう


季節の変わり目によく出るアレルギーには腸内細菌の
働きが乱れていることが原因として挙げられます。
ヨーグルト、チーズ、味噌、ぬか漬け、塩麹、納豆、甘酒
といった発酵食品を食事に取り入れてみましょう。

とはいえ発酵食品の摂りすぎはピッタを、
ヨーグルトやチーズはカパを増大させてしまいます。
自分の体質や体調と相談しながら、少し意識して食べると良いですよ。



残暑の過ごし方



気温の不安定な時期に特に大切なことはゆっくりと入浴すること。
ピッタ上げすぎないややぬるめのお風呂に浸かって
心と体を落ち着かせるようにしましょう。

体があったまったからと言って、
急に冷房や扇風機の風にあたるのはNGです。
体の内部の温度が少しずつ下がることで
副交感神経が優位になり、深い睡眠へと導いてくれますよ。

オイルマッサージをする人は
オイルを体の状態や気温で変えることをおすすめします。
夏によく使われるココナッツオイル
体をクールダウンしてくれる効果があります。
体が冷えているなと感じたら、温める作用を持つ
ごま油を使ってみると良いですよ。


今回は暑い夏から秋にかけての過ごし方をお伝えしました。
体温調節が難しい季節ですが、
自分の体と心の声を聴いて元気に過ごしましょう!











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