アーユルヴェーダで大切な6つの味

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アーユルヴェーダでは味には
甘味・酸味・塩味・辛味・苦味・渋味の6味あると言われています。

現代では辛味というのは味ではないという認識が一般的ですが、
アーユルヴェーダでは味は舌だけでなく五感で受け取るものとしているので、
辛味も味の1つに数えられています。

今回はアーユルヴェーダの味についてお話します。


ドーシャと味の関係って?


アーユルヴェーダではそれぞれの味は体のエネルギーに作用します。

甘味・酸味・塩味の3つは
ワータドーシャを鎮静させる味とされ
体に栄養や安定性を与えてくれます。

辛味・苦味・渋味
カパドーシャを鎮静させる味で
体を軽くしたり、油っぽさを解消してくれます。

ピッタドーシャにアプローチするのは
甘味・苦味・渋味
これらはピッタドーシャの持つ鋭さや熱を
抑えてくれるのです。

体の組織と味の関係って?


6つの味は体の組織を作るのにも関与しています。

アーユルヴェーダでは体の組織には
血漿・血液・筋肉・脂肪・骨・骨髄(神経)・生殖器
の7つがあります。

現代の人に多い問題としては
血液が汚れている人、
脂肪が多い人
骨髄(神経)・生殖器の栄養が減少している人
が挙げられます。

血液が汚れている人の原因は
甘味・酸味・塩味を摂りすぎていること。
ニキビ・吹出物に悩んでいる人は控えてみることをおすすめします。

脂肪が気になる人
苦味・渋味を意識して摂ってみましょう。
この違いは少し難しく感じられますが、
苦味の食べ物にはレタス、ゴーヤなど緑の野菜
渋味のある食べ物には豆、はちみつ、カリフラワーなどがあります。
はちみつは甘いけれど渋味も持ち合わせているおり
脂肪を増やさないのでおすすめです。

骨髄(神経)が減少すると
疲労感・空虚感・悲壮感を感じることが増えます。
生殖器の組織の減少は
不妊症・性欲減退・不眠症・免疫力の低下に繋がります。
これらの症状に心当たりがあったら
甘味のある食事を心がけてみてください。
甘味と言っても人工的な甘みではなく、
ミルク、はちみつ、デーツなどが良いですよ。


消化力と味の関係って?


酸味・塩味・辛味は食欲と消化力を高める味と
されています。

お腹がすかない時には食べないのが一番ですが、
食べるのであれば、食事の30分前に
しょうがのしぼり汁(ティースプーン半分~1杯)
岩塩をプラスして飲んでみましょう。
これらの味を効率的に摂れるので
食べ物をしっかり消化してくれますよ。


どの味を選んだらいいの?


「家族の体質がバラバラだから
どの味の食事を作ったら良いのか分からない」
と思う人もいるかもしれません。

でも大切なのはできるだけ多くの味を
食事に取り入れること
難しく考えず、できるだけ具沢山にするように
心がけるようにしてみましょう。

きっと心も体も元気になってきますよ♪





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