思考のパワー Ace of Swords

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インスピレーションがたくさんの日々。日中に思考も諸刃の剣という話をしていたからか・・・真夜中に目が覚めたので瞑想をしていると(夜中に起きちゃったら瞑想の習慣は悪くない)ふとソードについてのインスピレーション。

基本的な意味として、ソードは意思・思考・決断・心配・という頭の中のこと。そしてそれは「過去」過去の記憶からの決断であり、過去の記憶への縛りでもある。

正直言ってタロットの世界で、ソードはあまり人気がない・・・と思う。でも現実社会的には、ソード人間(頭の切れる人間)が仕事もできる素敵な人!というマインド・トリックもある。笑。ソードの数が大きくなるほど、幸せ感ないんだけど・・・



ほら・・・ね。(画像参照)

ソード(思考)の世界
重ければ重いほど(数が増えるほど)・・もうダメ度が高い。

トランプで言うスペードの1−10がこのソードの1−10なのだけれど、スペード・・・黒いハート、逆さまに、グサ! ぎゃー!!!

そのものです。そのグサって状態が3ソードで、いわゆるハートブレイクカード。

やっぱり、ソードは見た目の印象から、たくさん出てくると、ため息出したくなるような雰囲気なのです。(でも決して怖くないです。思い込みの世界に過ぎないので!)


10まで行ったら、もう1に戻るしかないよ・・・というのが、基本的なエースソードの意味で、「過去を断ち切る」「覚悟を決める」みたいなそんな感じで「気持ちスッキリ」な印象なのだけれど、インスピレーションによると、「中庸を選ぶ」「ゼロに戻る」「アンテナを定める」「エゴを内在心に重ねる」「ブレない」といった感じ。

これは、まさに、まるで・・・

体重計とか秤の0のイメージ。

中心に戻ったイメージ。

意思が、あっちにも、こっちにも、ゆれてゆれて、こっちに比重が高くなったかと思えば、あっちに・・・という状態で、自分の場所が定まっていない状態から、「もういい!スタートに戻る!」と、決めたら、一気にビヨンと中心に戻ってきたイメージ。

今までのキーワードとなんの違いもない?・・・笑

のだけれど、実は深さがあります。・・・こうやって、自分自身がなんとなくグレードアップされて、スピリチュアルな人生を理解するたびに、タロットの意味もグレードアップする:というか深みが増す:イメージ。(オンラインコースの方にもアップデート版を足します・・・・英語版文章で書くよりも音声の方が早いし・・笑)

私たち人間には自由意志があります。

それは誰にも冒涜されるべきでもなく、自由でいい。どんなに人に何を言われても、自由意志をうばわれることはない。いいえ、私は親が厳しかったからそんなところに自由はなかったんです・・・という人であっても、最終的には「自分が親の言う通りにするという決断」をしたのだから、「自由意志はあった」ということになる。ただ、人の言う通りにしなければいけないという思い込みをこの人生で体験することもきっとその人に必要だったということかもしれないから、全てはパーフェクト。

「させられた」という体験は、思考に刻み込まれ、記憶となる。過去世の記憶はそんなふうに、今世に持ち込んでいるのだから、実のところたいてい、幼少期にはこの「自由意志はないのだ」という制限のある中で過ごすのが人間(小さなこどもは人生に逆らおうとはしない・どんな世界もそれがその子にとっての普通なのだから・・・)。なので、厳密には、幼少期に体験することは、魂が自由意志で選んできた・・・けど、肉体のご本人としてはそんな約束忘れている・・・ということになる。例えば、親が離婚したのは、私の選択ではない・・・というかもしれないけれど、そういう環境だから学べるだろうという選択をしてきたということに。

そしてさせられたとか、チョイスがなかったと思っていることについて問われれば、たいてい「だって・・・」と言い訳もしたくなる。その思考の檻の中にいるのが8ソード。9も10も、自分も悪いけど、人も悪い・・・という部分がどこかにある。でも自分の思考を操れるのは自分しかいない。誰かが投影しているわけではない。

一見、誰かに刺されたように見えるソードも、実は自分で刺している結果に過ぎない。先日触れたサイキックアタックもいい例、自分から発しなければ自分に戻ってくることはない。そして心配であったり、恐怖であったり、罪悪感であったり、自己否定感・・・わたし、もう、だめー!!と、頭の中で叫んでいるのは誰でもない自分。(思い込みに過ぎないのだけど)

この時、ここから抜けだすたった1つの方法が、エースソードということになる。これは、鬱状態から自分を解放するためにも応用できる。

もう一度・・・インスピレーションによると、「中庸を選ぶ」「ゼロに戻る」「アンテナを定める」「エゴを内在心に重ねる」「ブレない」

中庸を選ぶとは・・・ポジティブでも、ネガティブでもない道。何も正しくもなければ、間違いでもない。強いて言えば、これでもいいのかも??くらいな曖昧さでもいい。「いい加減」であり、「良い加減」「ええ塩梅:あんばい」が、中庸。大抵の場合、鬱状態というのは、過度のポジティブシンキングの産物。(ネガティブな場合ももちろんあるけど)ポジティブだけが正しいというのはネガティブの否定になるので、なにも否定しない。何も正しくも間違ってもいないという中庸、陰陽の境界線がいい。

ゼロに戻るとは・・・こんなにがんばったんだから、もうちょっとがんばったらきっと・・・とかいうのを手放すこと。「こうなるはず」という思考「こうであるべき」という思考を手放すこと。

インドで、ヨーガでいつも言われていたのが、すでに埋まったカップを持ってきてたら、上から注いでも全部流れていくだけだから、何も愛ばない。一旦それを空っぽにしないといけない。無知の知を知るという感じでもいい。自分は何も知らなかった!とゼロに戻ること。プライドを捨てる、こだわりを捨てること・・・

アンテナを定めるとは・・・合わせたい波長は自分で選べる、チャンネルは自分で選べるということ。ラジオでも、テレビでも、インターネットでも、「ここ」にチューニングするというだけ。遠隔ヒーリングでも、遠隔リーディングでも、その人にチューニングした・・・と意思を定めるだけなように。「思考」がそこまで正確にピンポイントで、届くのだから、今いる状況が辛いなら、シンプルに違うチャンネルを選べばいい。

恐怖に満ちたホラー映画を泣きながら観なくても、ブチっと消せばいい。思わず笑ってしまうコメディに変えてもいいし、心穏やかになるアートや音楽の世界に没頭してもいいし、ラブストーリーでほっこりでもいい。「自分で選んでない」とおもってしまうけれど、人生、自分で選んでいないものは1つもない・・・。と気付くこと。

たとえば、お芝居でも同じ。一瞬のうちに、なりたい自分を演じることも、脚本に書かれた通りの自分を演じることもできる。辛いとき、観たかった番組のボタン間違えてたと押しなおせばいいだけという発想で、気持ちを切り替えることもできる。人生何度も生まれ変わってきているだけあって、実はどんな自分にでもなれる・・・(もちろん無理して自分を演じなさいというわけではなく、気持ちの切り替え自体が可能だということ)この、合わせる波長(エネルギー)を選べるのは人間に与えられた特権。これこそが、人間が思考能力・想像能力を与えられた大きな意味じゃないかなと思う。

エゴを内在心に重ねるとは・・・別の言い方をすれば委ねるということ・・・これもいろいろなステージがあるとは思うのだけれど、基本的にここでいうエゴは、「私は!」という自意識。

人は生まれてきたときはエゴを持たない。自分のエゴはまた体からちょっと遠くにいるイメージで、ゆっくりと、自分の身体に慣れてくると同時に、「これが私だ!」というエゴを確立していく。魂の世界には同じ意味でのエゴがないので、ゆっくり導入されてるイメージ。そして「私」をしっかりもつからこそ、魂が成長できる課題をこなせる。

多分魂の成長とともに、ゆっくりとエゴを内在心に重ねていき、自分の幸せがピュアに全ての人の幸せだと思えたときに、「私は!」という欲望も薄くなるのかなと思う。もちろん、そこまでならなくても、「私がどうにかしなきゃ!」という部分を、「私の中の大きな存在は、ちゃんと私を導いてくれるから大丈夫」と思えれば、少しずつ委ねるということができるようになるはず。だって・・・10ソードまで来てたら、もう自分にはどうすることもできないのだから・・・そして、委ねるために、その状態を体験しているのだから・・・・

最後にブレないとは・・・自分軸をしっかりと持つこと。これは、エゴ持つなって言っておいて?とおもうかもしれないけれど、エゴが頭の近辺でうろちょろちしてるとしたら、自分軸は丹田でどっしり肉体を司る。人がなんといおうが、ここがどっしりしていれば、左右されないし、なんとかなるだろうと思える。思考は分散すれば分散するだけ、ソードが増える状態なので、安定感がなくなる。どんどんブレる・・・。頭が重いので、揺れるのです・・・

エネルギー的には、自分の中心軸が、しっかりと内側にも外側にも一直線で繋がって、不要な思考を落とし、大きな存在からの恩恵を受けられる真っ直ぐさと素直さを持てたとき(感謝の気持ちが持てたとき)、しっかりグラウンディングして、自分が自然の一部であるという感覚が持てれば、「私が」というエゴも自然におちていくので、全てスムーズに流れるイメージ。(きっとわかりにくいですね・・・)

思考をマスターしているのは、キングとクイーンのソード。この二人もちょっと冷たくて一人生きていけちゃうしと、まあ、俗世的な出方だと、離婚しても大丈夫な強い人的な雰囲気でよく出るのだけれど、思考マスターの素晴らしいところはブレない!そのままです。もちろんこの人たちはとっても頑固者かもしれない(笑)けど。

そして、思考マスターと言えばヨーガ。

ヨーガ、チッタ、ブリッティ、二ローダハ。(ヨーガスートラの最初の言葉)

→ヨーガとは、思考のざわめきをなくすこと

→思考の使い方をマスターしたものが、真の自分つながる(ヨーグ) 

おおー、クイーンカップ、悪くない!と初めて思えた、アストロジー的にはクイーンソードな私。(天秤座 Justice x Queen of Swords:しかも正義感の塊なジャスティス・・・)

本当に切れる人は「ブレない」が原則、そしてきちんと行動(ワンズ)ができて、あったかい心(カップ)がある人・・ってこと・・。これからリーディングにエースソードや、キングソード、クイーンソードが出てきて、更にそれがとってもスピリチュアルに成熟した人であれば(カード全体を見てればなんとなくわかる)、「ブレない思考」の持ち主の証拠なんだろうなあ・・・



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