HSP気質の人の感受性(共感性)

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コラム
HSP気質には、人の気持ちがわかるという感受性・共感性があります。

言葉で表すのは難しいのですが、簡単に言うと『周りの人が感じている事に共鳴して、同じ気持ちになる』
という表現に近いでしょうか。

このような、人の気持ちに反応しトレースしてしまうのには、ちゃんとした理由があるそうで、なんでも脳内にあるミラーニューロン(簡単に言えば、周囲の感じているものを同じようにまねて感じる脳の中の神経細胞)の働きが活発な事で起こると言われています。
※ミラーニューロンは人の脳に備わっているそうですが、その反応が生まれながらに活発・敏感な人がいて、その傾向がHSP気質(感受性)として現れているのだそうです。

この『人の感情に反応する』事は、意図的に相手を見てから反応するのではなく、無意識に相手がストレスを感じるとほぼ同時(同じタイミング)に同調して起こるので、中々自分自身で『人の気持ちに流されている・相手の事を心配している』事を自覚できません。
(特に子供の時は、無意識に周囲と同調してしまう傾向があり、それの傾向を見て人から感受性が強い子と判断される事が多いと思います。)

この感受性・共感性の反応は、HSP気質を持つ人にとって生まれながら(最初から)備わっている脳の傾向・性質の一つなので生涯変わる事はありません。
HSP気質の人は、少しでもストレスや不安を感じている人がいると、その人の事が心配になって気になってしまう性質があると思います。

なので、他人思いで他人事を自分の事のように考えてしまう事もよくあるでしょう。

この『心配り(自分以外に気を配る配慮)』が、人から見て『繊細』や『人の感情の変化に敏感・空気を読みすぎてしまう』と思われる理由ではないでしょうか。

HSP気質の人にとっての『感受性・共感性』とは、『人の気持ちに寄り添い、相手の事を心配し、優先してあげられる性格』『人の痛みがわかってあげられる』といったポジティブ(プラス部分)な特徴です。

それは『優しさ』という長所であり、誇りにすべき個性であると私は思っています。

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