最近のHSP気質についてのTVやネットの情報を見て思う事 #2

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HSPおじさんとして、HSP気質の事が世の中に認知されていく事は嬉しいのですが、最近耳にするHSP気質の中で、一つ気になる事があります。

それは、HSP気質の人達は繊細(『空気を読みすぎてしまう』『周囲の変化や情報に過敏で、気になりすぎる』『人の顔色や感情の変化に気が付きやすい』『嫌でも人からの頼みごとが断れない』『人前では周りを気にして行動するが、一人になると悩みやすくつい考えすぎたり自分の行動を反省してしまう』『人といると頑張りすぎて気疲れしやすい』)という特徴があると言われている事です。

確かに、そう言われれば『そういう事はあるな。わかる。』とか『自分と同じような気持ちで悩んでいる人がいるんだ。』という安心感を得られる部分は多々あるのですが、客観的に見ると、少し『繊細』や『周囲の変化に敏感』という言葉に対して、『気が弱い人』とか『些細な事も気にしすぎる』『神経過敏で打たれ弱いナイーブな人』『傷つきやすい人』というネガティブな印象を受けてしまうのは私だけでしょうか?

私も人から『あなた繊細だね。』と言われた事はあるけれど、自分で『私は繊細だな』とは思わないというか…、自分の事って本人が一番わからないものだと思うんです。

『繊細』や『気遣いが出来る』という言葉も、『優しい人』という言葉も、気遣いを受けた側や、周囲の人から投げかけられる評価であって、気質っていうものは無意識のその人の個性として現れる傾向なので、自分からは中々『私は繊細な人』とは言いづらいのですよ。
(アラフォーのHSPおじさんとしては、『繊細さん』と周りから思われるのは、少し抵抗があります。) 

結構、私と同じように感じるHSP気質の方も世の中にはいると思うんですよね。

だって、私たちHSP気質の人は無意識に周囲の人に気を使ってしまうので、もし周りから『あの人HSP気質で繊細だから、気を使って接してあげよう』とか思われたり、実際に人から気を使われると『自分のせいでこの人に余計な気遣いをさせているな』と、逆に心配してくれている相手のことを気にかけ心配になってしまうし、『あぁ悪いなぁ。申し訳ないなぁ。』と罪悪感も感じてしまうのです。

HSP気質の人の心の中ってホント複雑だと思うんです。
実際、HSP気質(感受性が強い人)からすると、そのような『繊細』ととられる傾向は一部分で、もっといろいろな葛藤や考えがあり、選択に至るまでの理由もあるけれど、頭の中でシミュレーションしすぎて説明するのに時間がかかってしまったり。
(本当は伝えたいんだけど、自分の考えや気持ちがないわけではなく、気が弱くて自己主張できないというより、頭の中の大量の考えを言葉で表すのが難しいというか…)

結局、頑張って説明しても本題(自分の意見)に行くまでの経緯説明が長くなりすぎて、なかなか周囲に自分の本心が理解されにくいのです。

だから、人間関係の中で周りに合わせていても『本当は自分の中にはそれなりの理由がちゃんとあるんだけどなぁ。』と心の中で思う事が結構あるんですよね。 (言葉にはまとまりにくいんですけど…) 

そこで明日は、私HSPおじさんなりに、今まで経験してきた事や考えてきた事をベースに、HSP気質の人達の共通した特徴である『感受性』について、どういった感じのものかを書いて行こうと思います。

※HSP気質の人も、それ以外の気質の人も、私たちがどういう事を感じて行動しているのか、空気が読める・人の感情に敏感に反応する『共感性・感受性』って、どういう感じのものかを頑張って表現してみたいと思いますので、興味のある人は、是非、参考にしてみてください。
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