【HSPは心の優しい「気遣いさん」】感受性(共感性)が強い人の特徴

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こんにちは!
HSPおじさんの「ながいみつる」です。

皆さんは覚えていますか?

HSPという言葉が最初に紹介された頃。

TVやメディアなどでHSPを
「共感性があって、人の気持ちを察する力がある。気遣いをして人の事ばかり気にするので、人の中にいると気配りしすぎて心が疲れやすい人」

と言われていましたよね。

その時には
「思いやりがあって優しい人」
「すごく繊細な心がある」
「繊細さん」と紹介していました。


しかし、いつの間にかHSP=「繊細さん」という部分が独り歩きし始めて、、

やがて「繊細」という事が当てはまればHSPという感じになって、色んな「繊細さん」が生み出されてしまったようで、正直困惑しています(;´Д`)


ですので、当ブログでは初心に戻って
「HSP=感受性(共感性)の強い人」「気配りしすぎる人」について、
お話ししていきたい思います!!



【HSPは「繊細さん」ではなく「人の事を気に掛ける気遣いさん」】



もともとHSPの「繊細さん」は「無意識に周りの人の事を考えて繊細な配慮が出来る人」という意味で「繊細さん」=「思いやりがあって気疲れしやすい」と言われていました。

私はこの「繊細さん」という言葉が、いろいろな解釈にあてはめられる言葉だったので、様々な誤解が生じてしまったのではないかなと感じています。

そこで、最もHSPを表現出来る言葉として
「繊細さん」
 改め
「気遣いさん」
という言葉を提案したいと思います。


【気遣いさん(感受性・共感性)についてもっとよく知ろう!】


前回投稿したブログ【HSPは繊細さんではない⁉】の中で、2つの気質について、その特徴を比較しました。

その中で、気質には
「感受性(共感性)タイプ」と「自発性タイプ」の人がいて、
「感受性タイプ」の中にHSP気質があるのではないかと紹介しました。
「気質」について詳細が気になる方は、前回のブログをご確認下さい。↓



【感受性(共感性)とは】


簡単に言えば、無意識に人の気持ちを考えて「相手目線」で行動する人の事です。

要するに、行動理由に「○○さんの為」に頑張ろうという目標があると、すっきり行動に移せたり、モチベーションが上がるタイプの事。


【例】「○○を助けてあげたいから○○をする!!」

・「お母さんの為に○○をする」

「お父さんを助けてあげたい」

「家族を助ける為に○○をする」

「友達の為に自分の順番を譲ってあげる」

「会社(仕事仲間)の力になりたい」

「お客さんの力になりたい」

「自分の為のより、誰かのための方が頑張れる」

このような行動目標を、無意識にしている人が感受性タイプです。


逆に「自分の為」を意識すると、
頑張ろうという意欲よりも

「自分の為なら何もしたくない。」
「自分だけの為だったら楽をしたい」
「自分の為だと何をしていいかよくわからない。」
という、少々落ち込んだ気持ちになりがち。


感受性タイプの人は「誰かの為じゃないと頑張れない。本当は必要とされたい。」という欲求を心に秘めています。

ですので、他者といると無意識に「気配りや気回し」をし、つい「相手の事を考えてしまう」事で気疲れしやすいのですが、人の為になれたと実感することに喜びを感じやすい特徴があります。


【感受性タイプが感じるストレスの特徴】

相手が鈍感で気遣いに気づいてくれない時。

自分の気遣いが役にたっている実感を得られない時。

または相手の約束を信じ尽くしてきたことを反故された場合など、
継続してきた気遣いが我慢の限界を超えることで、その場(相手)から離れようとします。

※特に「相手の為・相手を助ける為」に行ってきた努力の結果「相手を助けられなかった・止められなかった」時などは、強い罪悪感と責任を感じやすい。

そんな時には、一旦、人から離れることで気を休められるのですが、、

結局「目標となる人・誰かの為」が見つからないと、モチベーションが上がらない為、実際は人から求められること・役立てられることを待っている傾向があります。

最近では、
人への優しさや気遣いが「余計なお世話・自己満足・偽善」など
「悪いこと」のようなマイナスイメージにとられることが多いため

「人の役に立ちたくても、よく思われない・気づかれないかもしれない」

「せっかく相手の為に行動しても、相手が嫌がるかもしれない」

など、余計気を遣うことが多くなりました。

そんな時代の中で「生き甲斐が持てない・頑張れない・何をしたらいいのかわからない」といった息苦しさを社会で感じている人。

このタイプはまず間違いなく、感受性タイプ(HSP)です。



【感受性タイプ特性と気質との向き合い方】

感受性タイプ(HSPを含む)の人は、生まれついて「右脳がメイン」として使われているという研究結果があると言われています。

脳内には「ミラーニューロンなど相手の気持ちに反応する部分(共感性をつかさどる部分)」が備わっており、外側の人が感情として発している信号を受け取って、自分の脳内で同じように感じる機能があるようです。

「先天的に右脳がメイン」である事で、なぜその機能が活発で共感覚が優れてるのか医学的な理由は詳しくはわかりませんが、

その能力が生まれついて活発な人を、感受性がある人
と表現するのだと考えます。


なので、先天的にメインとなる感覚と考え方のパターンが「右脳タイプと左脳タイプ」の2つ存在し、生まれ持った気質(感覚)は利き手同様に変えられません。

ただし、違う気質同士「自分の感情」と「相手の感情」のどちらが優位であったとしても、後天的にもう一方の感覚を意識して使うことで、だんだんと互いの差を埋める事が出来るようになります


感受性タイプに必要なのは、まず「無意識の思いやり」を抑えること。

その為には、目の前の人の感情よりも、大きな意味でその人の為に必要な事を想像し、その人の将来の為に何が出来るか意識することが大切。

そうすることで、やがて人の感情に流されずに「自分が大切と思う判断・自分の気持ち」を伝えられるようになります。

【まとめ】

HSPは、ただ「繊細さん」というわけではなく
感受性(共感性)」という特徴を持った
「人の気持ちを第一に考えられる優しい心の持ち主」です。

だからこそ、繊細な気配りが出来る「気遣いさん」なんです!!

自分の気質の本当の良い部分と向き合うことで、HSPはとても魅力的なセールスポイントになります。

自分自身をより深く理解して、自分に合った目標や改善点を見つけることが出来るとよりよく生きることが出来ますよ♪

これからも、様々な気づきや私自身の経験を踏まえた内容をブログに書いていきますので、共感いただけた方やご興味のある方は、ぜひイイねとフォローを頂けると励みになります(^^)/

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