コロナによって上司や同僚などのイライラの矛先は「私?」

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新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)が国内で確認されて2年が経過しました。

しかし変異株が出たり、緊急事態宣言が発令されたりと人々のココロは疲弊しているのが現状です。



「こんな状態がいつまで続くのか…」

「気軽に遊びにも行けない」

「子どもたちを思い切り遊ばせてあげられない」


などの不満が飛び交わない日はありません。

また、会社ではコロナで勤務形態が変わり、ストレスが大きくなっています。そのイライラの矛先がいつ自分に向くのか不安な方もいるのではないでしょうか?


人の心理をメンタルヘルス心理カウンセラーの資格を持つカウンセラーが解説していきます。

在宅勤務に耐えられない

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コロナが猛威を振るい緊急事態宣言が発令し、在宅勤務になった方も多くいるでしょう。

いつもの日常が一変し、電車や車に乗って出勤することもなく在宅での仕事。普段通りの生活なら決まった時間に起きて朝食を食べ、時間になったら家を出る。


そんな当たり前だった生活環境が失われてしまった今、人は大きなストレスを受けるのです。馴染んだ生活が失われ、会社や環境に対して自分の居場所がなくなるのではないか。あなたが思っているより現状により喪失感が大きく、ストレスとなっているのです。

家での過ごし方を工夫しよう

今まで会社で行っていた業務を家で仕事をすることが、苦痛に感じている方も多いのではないでしょうか。仕事とプライベートの空間が一緒の方や、線引きができない方などいると思います。


外出もできずダラダラと夜更かししてしまうこともありませんか?

これではストレス発散はもとより生活習慣が乱れ、精神面で不調になる方もいます。

そうならないためにも、家での過ごし方を工夫してみましょう。

できる限り体を動かす

会社で働いている時は、飲み物を入れに行ったりトイレで席を立ったりなどするでしょう。しかし、家の中で動き回ることには限界があります。普段より運動量が減り、筋肉が衰えていくなどさまざまな変化が体に起こってきます。



できる限り休憩をこまめに取り、ストレッチや椅子から立ち上がって背伸びをしてみてください。意識して深呼吸するだけでもストレスは軽減されるので試してみてくださいね。

栄養バランスを考えた食事
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外食やアウトドアが好きな人にとっては、家にずっと居ることは刺激が少なく毎日が楽しめない。毎日のご飯がインスタントラーメンになっている方もいると思います。


食生活が偏ると他の病気をまねく恐れもあるので、栄養バランスを考えた食事をとるように心がけてください。外に出られないからこそ、凝った料理を作ってみたりお菓子を焼いてみたりしてはいかがでしょうか。


気分転換になるうえに美味しい食事が食べられ、1つの趣味になるかもしれませんよ。

家族と話し合う

家族とずっと一緒に同じ空間にずっと一緒に居ることがない生活が一変し、急に四六時中一緒にいる生活に慣れない方も多いでしょう。家で仕事しているけど気が散ったり困りごとが出てくるかもしれません。


そんなときは家族と話し合ってみてください。協力してほしいことや家での働き方について問題点や改善点などみえてくることがありますよ。

コロナハラスメント

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「コロハラ」という言葉を聞いたことがありますか?コロナによってハラスメントを受ける方が増えています。コロナがうつるのではないかとの不安や葛藤を抱えながら出社している方もいるでしょう。

その不安がストレスになりコロナハラスメントにより他者を傷つけてしまうこともあるのです。



「風邪気味のため念のために休んだ」

「子どもの学校が休園になったので休んだ」

その後出勤すればコロナに感染していないのに、あたかも感染していたかのように誹謗中傷を受けることが起きています。

なぜコロハラが起こるのか

なぜそんな心無い言葉が投げられるようになったのか。

人は欲求不満の状態に陥ったとき、攻撃的になる生き物なのです。退行したり固執したりします。



コロナで安全安心という欲求が満たされない状態が続き、抱えきれなくなった不安が怒りにかわり他者を攻撃してしまうのです。

また、人それぞれ感染対策に対する感覚の「差」をストレスに感じていることもあります。


「デスクでは喋っていないからとマスクを外す」人もいれば、「換気しているから大丈夫と思いマスクをしない」などの感覚のズレも大きなストレスになるのです。

コロハラに疲れてしまったとき

体調を崩してしまっただけなのに、思いもよらない一言にショックを受け今度は精神面が崩れてしまうこともあるでしょう。不安を煽る情報を見るのに疲れてしまった方も多いのではないでしょうか。


そんなときは相手も自分のことを理解してもらいたい、自分の気持ちを知ってほしいと思っているかもしれません。相手が悩み苦しんでいるときは手を差し伸べてあげてください。

「今」話せなくても時間が経てば話せることもあります。なので「話したくなったらいつでも話してね」と声をかけてあげることも大切です。



また、不安を煽る情報や人との距離を置くことも大切です。不安が大きなストレスになり、精神面に出ることもあるので注意してくださいね。情報を入れる際は、きちんとした正確な情報を入れるように心がけてくださいね。

コロナによって上司や同僚などのイライラの矛先は「私?」まとめ

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コロナにより人が変わったようにイライラや嫌みを言う方も増えてきているのではないでしょうか。また、感覚のズレに疲れている方もいるでしょう。




不安を煽るような情報や人とは距離を置き、ストレスになるような言葉を耳にしないことです。




あなたの周りには手を差し伸べてくれる人がいるはずです。

コロナハラスメントやストレスを感じたら信用できる人に相談してみてくださいね。

話しを聞いてもらうだけで心がスッと軽くなりますよ。




以上です。
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