新時代における脳科学的な「学習法」について

記事
ビジネス・マーケティング

今回は新時代の「脳科学的な学習法」についてお伝えします。


その前に少し「心理ゲーム」をしたいと思います。

これから「あなたしか知らない事」を私がリーディングします。


1.あなたは子供の頃、右足の膝を擦りむいた事がありましたね。

2.あなたは自分に対して少し批判的な傾向がありますね。

3.あなたには問題のある血縁者が一人いますね。

4.あなたは老後の生活(未来)に不安を感じていますね。

どうでしょうか?

当たっているでしょうか?


種明かしをすると、これは心理学でよく使う「バーナム効果」と呼ばれる考え方です。

占いの世界などで使われる心理学ですが、誰にでも共通する事を投げかけて、その反応に合わせて言葉を返していくと、いかにも心の中を「透視」されたように感じてしまうという効果があります。

おみくじや手相占い、星座占い等もほとんど同じ原理です。

このゲームから何が言いたいかというと、自分が「不安」に感じていることは「意外と他の人も同じ不安を抱えて生きている」という事です。

「不安」はネガティブにとらえがちですが、危険を回避したり未来に対して思考し行動が起こせるのは、動物の中でも人間だけが持つ「優れた能力」とも言えます。

将来の「人財」としての市場価値を高めるために勉強したいというのも、趣味の勉強以外は不安が動機となる事が多いので、これも行動を見ればポジティブな反応ですね。
少し前置きが長くなりましたが、将来の「不安」を解消する上においても未来の見通し感を持てるように「学習」し「創造力」を鍛える事で、ほとんどの不安は解消することができます。


それでは本題の「脳科学的な視点」で効率的な学習法をお伝えします。

新時代の学習法のポイントは「大量の情報を扱う能力」です。

昔と違い、今の時代は情報を持っていることに対しての価値はほとんどありません。

誰もがインターネット等から「無料で大量の情報」を入手できることができるからです。

自分の市場価値を高めるためには、大量の情報から新たな「価値を生み出す創造力」を鍛える方法が最大のレバレッジになります。

今回はその部分に絞ってお伝えします。

脳科学的な学習法において最も効果性が高いのが「読書」です。

なんだ、読書か・・・と思われたかもしれませんが、普通に本を読む訳ではありません。

結論から言うと、「脳科学的な読書法」を実践すると

1.IQ(知能指数)を高める
2.抽象度の高い思考から自分のゴール(目標)を作り更新していける
3.「考える力」(様々な情報を統合し創造する力)が身につく

という効果があります。

「脳科学的な読書」の具体的な方法ですが、


1.現状の枠から外れて抽象的な思考力を高めるために、まず読書量は「毎月100冊」くらいを目安にする。
(とは言え、「100冊」に抵抗感が強くある方は、量を現実的な数にするか、本の中の1つの章だけを読む事からスタートしてください)

基本的にどの本も著者が伝えたいこと(主訴)はどの章にも入っています。

従って「興味のある章だけ」を読んでも著者の主訴は頭に入れる事が可能です。


2.ただ文字を追うのではなく、それが「本当に正しいのか」を考えながら読む


3.自分の専門分野だけでなく、情報を統合したり創造力を高めるために興味のある分野以外の本も読む。
(例えば書店のベストセラー30を読む等)


4.同じ分野の本を読む時は、「何冊か並行して」読み進める。


5.その本の「著者になったつもり」で本を読む
(著者のつもりになるためにはその著者のプロフィールを読んで人物像をイメージする)


6.同じ本を繰り返し読む


このあたりがポイントになります。

何故そんな方法をするの?という疑問が出てくると思いますが、これを説明すると「2時間研修」になるので今回は割愛します。

あまり「理屈」を考えず、実際に「行動」してもらうと、普通の読書との違いを「脳」が感じると思います。(その「感覚」がおそらく正解です)


少なくとも結論で書いている「3つの効果」は確実に高まります。

脳は「習慣」が大好きです。

そして皆さんの日々の習慣を決定づけているのも「脳」なのです。

あまり難しく考えず、「楽しい読書の習慣」を身につけていただけると、皆さんの人生を劇的に好転させることも可能です。


興味を感じた方は、一度試してみてください!


※このコラムは「働き方改革」(人を大切にした経営)に取り組んでおられる契約企業様向けメルマガ(2018年度)の再編集です。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す