【緑茶にも紅茶にも】薬膳から見たお茶請け(お菓子編)

記事
コラム
前回、薬膳から見たお茶請けドライフルーツを紹介したので、今度はメジャーなお茶請けを薬膳の観点から紹介します。

・せんべい:なんとなく疲れている時に
せんべいの原料、うるち米は穏やかに気(体力)を補います。海苔せんべいは海苔の効果でエイジングケアにもおすすめです。

・あられ:体を穏やかに温め疲れを癒やしたい時に
あられの原料、もち米は体を穏やかに温め、気を補います。お餅は食べ過ぎると消化に悪いため、もち米を適量食べたい時におすすめです。

・えびせんべい:体を温めエイジングケアしたいときに
えびは、薬膳でエイジングケアによく使われる体を温める食材です。えびせんべいのエビは小エビを細かくして使うことが多いので、消化によくミネラルも取れます。

・黒ごませんべい:エイジングケアして血を補い、体を潤しヘアケアしたい時に
黒ごまは、薬膳でエイジングケアにとてもよく使われる食材です。血を補い体を潤す効果もあるので、漢方で血の栄養状態を反映するという髪の毛を潤すのにもとても良いです。白髪防止に良いとの声もあります。

・よもぎだんご:体を温め血の巡りを良くしたい時に
よもぎは、荊芥(ケイガイ)という名前で漢方薬にも使われるほど力の強い食材です。女性の体を温め整えるのによく使われるため、冷え性で血の巡りが悪い女性におすすめ。

・生姜糖:胃の調子がイマイチで寒気がする時に
生の生姜や生姜を煮たものは、漢方で胃を整えるのに使ったり冷えを散らしたりします。体を強力に温めるのは、蒸して乾燥させた生姜(乾姜、カンキョウ)なので、体を根本から温めたい時はスーパーのスパイス棚やネット通販で蒸し生姜を探しましょう。

・ジンジャークッキー:体を温め血の巡りを良くしたい時に
ジンジャークッキーには、生姜だけでなくシナモンやクローブなどがよく使われますが、シナモンは漢方で体を温め血の巡りを良くするのに頻繁に使われ、クローブもお腹を温めるのに使われます。

・スコーン・ビスケット・ショートブレッド:落ち着きたい時に
これらのお菓子は小麦粉が主体ですが、小麦は心を養い落ち着かせる食材として薬膳でも漢方でも使われます。漢方で小麦が使われる時は皮ごと煮出して使うので、全粒粉のお菓子が特におすすめです。これらのお菓子には卵を使うものもありますが、卵も薬膳では心の安定に良いとされます。

・氷砂糖:空咳が出たり肺が乾いていたりする時に
氷砂糖やグラニュー糖は、薬膳において空咳・痰・口の乾きによい甘味として使われます。

緑茶のお茶うけといえばあんこを使った和菓子ですが、ここでは、あんこはあえて取り上げていません。

あんこの原料、小豆はデトックスにとても良いのですが、あんこは小豆を茹でこぼして作るので、良い成分がかなり煮汁に溶け出して捨てられているためです。

薬膳の観点から、お茶請けにするなら、成分を丸ごと取れる蒸し小豆をおすすめします。

※あくまで薬膳の観点から見たもので、これらの食材は医薬品ではありません。適切な時に適切な医療にかかりましょう。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す