成長するために転職すると聞くと奇妙に感じるでしょうか?
会社に入って、最初の2−3年は新しいことづくめで、いろいろなことを学べると思います。ただ5年も10年も同じ会社で働いていると、どうしても同じことの繰り返しの部分が出てきて、スキルの習得スピードが落ちます。
1つのことで100点取るより2つのことで160点
テストで考えると80点とるのに10時間勉強が必要だとすると、同じテストで100点とるのは、20時間くらい勉強が必要というのは感覚的にわかるのではないでしょうか?
100点取るには、細かいところまで勉強する必要があり、出るか出ないかわからないところまでしっかりと勉強する必要があります。
でも、よく考えると、10時間勉強したら80点取れるのに、+10時間勉強しても20点しか上がっていないわけですから、効率が悪くなっています。
ここで、100点とるために+10時間勉強するのではなく、他の教科を80点にするために勉強したらどうでしょうか?
1つの教科では20時間で100点しか取れませんが、2つの教科では20時間で80点+80点取れることになり、合計160点となります。
転職でも同じことが言えて、1つの業種で頑張るより、思い切って別業種に転職したほうが早く成長できます。
異業種に転職するなら早めがいい
40代や50代で「この業界初めてです!色々教えてください!」といって転職するのは難しいかもしれません。会社は40代−50代にはマネジメントの役割を期待していることが多いからです。
教える方も、40−50代の人に教えるより、20−30代の人に教えたほうが、今後長く働いてくれて貢献してくれる可能性が高いですから、教える気にもなれるというものです。
異業種への転職を考えているなら、いまの業種を極めてからと考える真面目な方がいらっしゃるかもしれませんが、それだと、遅すぎるかもしれませんよ。