HSPならではの仕事のスタイル~2人よりも1人

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HSPの人は、そもそも仕事の内容よりもその仕事を行う状況によってその成果や気分が乱高下します。


例えば一つの仕事に手を付けているときに、他の上司や同僚に見られていると、急激にその成果が落ちるという。
目の前にあるやるべき仕事よりも、その視線のほうが気になってしまうのです。


私もできれば、パソコンの画面が、よく職場の他の人たちが行き来するような通りに向いていない位置を好みます。私の後ろを通り過ぎる際に画面をのぞかれるのではと言う一瞬の不安がよぎるからです。



また、2人組で仕事、特に外回りのような業務をする時は気が重たくなることも多いです。


職場を出て駅まで向かい、電車の中、さらに電車を降りて駅を出て、目的地に入る。仕事が終わればまたその行程を逆戻りする。これらの流れを常に2人で動くことに必要以上に神経を使ってしまいます。


HSPの特性である「長い時間、人と一緒にいると疲れてしまう」ということ、そして
「必要以上に他人の機嫌を感じ取ってしまう」ということ、
この2つが見事に融合した状況となります。


「今日の同行者が自分で、嫌だったのでは」
「この人も実は1人で行きたかったのでは」
そういう考えが一日中めぐると、帰るときにはヘトヘトになってしまいます。
ようやく「お疲れ様でした」と別れられた時の解放感は言葉になりません。



同じようなHSPの人は多いのではないでしょうか。
私の場合は今はそこまでは考えませんが、一人で行動するほうが「余計なこと」を考える労力を削れるので、やりやすいことは確かです。



強調したいのは、一緒に動く職場の人が嫌いなわけではありません




私がよく工夫するのは、何か理由をつけて、行きか帰りのどちらかを「現地集合」または「現地解散」にすること。これだけでもだいぶ気が楽になります。
それが例えば部下であったり後輩であるならば、ある程度は気ままに現地集合・現地解散が切り出せるかもしれません。ただそうでなかったら、あくまで自然に、少しでも一人で行動する時間を増やすこと。



タイミングを見てトイレに向かう、コンビニに飲み物を買いに行く、電話をする振りをして2~3分その場から離れる。いろいろな自然な方法があります。2人の時は、なんとかうまくその状況をコントロールするようにしましょう。ただ、その際は必ず「すみません、ちょっとだけ失礼します」等、言葉を添えることを忘れずに。



1人が楽。
それは決して「だらける」とか「さぼれる」という意味ではありません。
1人のほうが他の刺激を受けず、目の前の事柄に集中できるのです。
そのため、その成果も上げることができる。





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これから繰り返しお伝えしていきますが、HSPは、病気や障害ではありませんが、生きていく上でちょっとした工夫が必要です。その工夫を習慣にすることで、自分なりのペースを作ることができます。


ココナラでもHSP相談(テキスト形式)を承っておりますので、ぜひ生き方の参考にしていただけると幸いです。




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