自分自身HSP気質がもっとも顕著に現れるのは、仕事の仕方です。
私はこれまで多くの事業で責任者や中間管理職、管理職を経てきました。
どの役割においても多忙きわまりない日々を送ってきました。
確かに仕事量は膨大だったし、日々大なり小なりのトラブルが起き、対処に当たってきました。
それでも不思議なくらいにどの部署へ移っても多忙を極めました。
おかげさまで、
大洋(筆者)は「忙しい人」
のイメージがすっかり定着してしまいます。
理由は主に2つ
①何事も徹底してしまう
昔の人の言い方で言うと「フンドシを緩められない」のです。完璧主義とまでは言いませんが(と自分では思いますが)一つの業務に対し、120%以上の結果を求めてしまいます。
失敗すると、そのミスの大小関わらずとことん落ち込み、「自分はなんて仕事のできないやつなんだ」と責めたてます。
「力を抜いて 」
よく周りから言われたことです。
②人に頼めない
人に甘えるのが苦手な性格は、仕事でもいかんなく発揮されます。どんなに仕事を抱え込んでいても、「手伝って」とはまず言えません。
逆に「自分の仕事」と思ったことを他の人にされると「仕事を取られた」とマイナスにとらえてしまいます。
はじめは「自分の意味ないプライド」と思っていました。一度、勇気を持って後輩に自分の仕事を頼んだことがありましたが、そんな時に限って「大洋(筆者)は仕事を選り好みしてる」と言われてしまい、それ以降は、誰にも一切仕事を頼むことはありませんでした。言うまでもなくはこれはマネジメントする側としては良くない仕事の仕方です。
「仕事を抱え込んでしまう」
「人に頼むことができない」
これらは大人になってからの自分のHSP気質の最たる特徴だったかもしれません。
確かに苦しかったことは正直な気持ちです。
でも、例えば一つの仕事のに対し徹底して取り組む事により、クライエントや他の関係機関の信用を得ました。
その仕事の精度に徹底してこだわる事により大洋さん(筆者)は仕事がバリバリできると言うイメージも持たれました
精度を上げるため、成果を出すために身を酷使した事で、確かに仕事力は向上したと自覚しています
人を頼らず自分一人で一つの仕事を完結していく事で、周囲から大洋(筆者)に任せればやってくれるだろうという信頼を得ました
これらの実際のレベルはどうだったのかは別として、現象として感じられた事です。
昭和的な根性論の考え方でしょうか?そう思われるかもしれません。皆様に上記のような働きかたを勧める気は全くありませんし、私も今は、仕事の精度は徹底して求めますが、上記のような極端な仕事の仕方はしません。
ただ、考え方の一つで、そういう生き方をしてきてしまったが、その内容はともかく、それがあったから今の自分になっているという一つの自己肯定の考え方です。
もちろん他に良い方法や生き方は山ほどあります。できるだけそういう生き方を選ぶべきかもしれません。
ただ、私はこういう生き方をしてきて、それを悲観する事ではなく、今の生き方のプラスに感じている。それで良いと思っています。
「働き方改革」が叫ばれ始めて数年。たぶん多くの働くHSPさんたちは「わかっちゃいるけど・・」と、後ろめたく心をすり減らしながら仕事していることと思います。無理にワークライフバランスを取ろうとするとかえって逆効果となり、心の負担が増えるかもしれません。
自分の生き方をありのまま見つめ、こういう生き方も「アリ」なんだ、と
まず受け入れてあげることだと思います。働き方・生き方を変えていきたいならばその後からでも遅くはありません。
仕事という環境はいやがうえにもHSP気質を突き続けます。
【自分の生き方を否定せず、自分のスタイルを少しずつ構築していく】
多くのHSP気質に悩まれているの皆様に少しでも伝われば嬉しいと思っています。
ココナラでもHSP気質お悩みの方へのご相談を承っております。機会がありましたら是非お気軽にご利用ただけると幸いです。皆様の心の声をお聴かせください。