村上春樹の小説は英語のいい教材になる!? TOEIC日記―2023.3.7

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こんにちは高橋です。

以前、900点になる直前には趣味の読書も英語関係のものにして追い込んだ、という話をしましたが、そのときは村上春樹の小説(英訳)をよく読みました。

個人的には村上春樹の小説は、英語勉強のいい教材になると思っています
理由は以下の3つです。

1、平易な英語が使われているから
2、物語の筋自体は難しくないから
3、エッセイも含めてほとんどの作品が英訳されているから

一番、おすすめできる理由は比較的簡単な英語が使われているからです。

もとの日本語自体が平易なので、難しい言葉を使いようがない、というところだとは思いますが、難しい表現がない、というのは学習の教材として大きなポイントです。

言葉遣いが平易ならば、物語の筋自体もとっつきやすいものです。

村上春樹の世界観そのものがダメでなければこれもポイントです。

それから、作品のほとんど全部が翻訳されているのも、利点の一つです。

お気に入りの作品だけ、翻訳されていない、なんていうこともありません。

しかも小説に限らずエッセイも対談も翻訳がされています。

だから、こういうものを活用することもできます。

TOEICの満点保持者で作家の清涼院流水さんは、『What I Talk About When I Talk About Running走ることについて語るときに僕の語ること』というエッセイを勉強の素材としたそうです(『努力したぶんだけ魔法のように成果が出る英語勉強法』より)。

物語にのれなくてもエッセイならば読めるはずです。

英語学習は早い段階で習慣化させることができれば、自然と長続きします。

こういう身近で親しみのある素材を使っていくことも習慣化には有効です。


●追伸
僕は『BLIND WILLOW, SLEEPING WOMAN』(『めくらやなぎと眠る女』)という短編集をおすすめしています。

短い話がそろっているので、リズムよくよみすすめられるのではないかと思います。

それから、デビュー作の『風の歌を聴け』(『HEAR THE WIND SING』)も会話が多く読みやすいつくりなので、これもおすすめです。

僕はKindle版の『WIND/PINBALL』(『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』がセットになっている本)を持っていますが、村上春樹が作家になるきっかけを書いたエッセイも読めてすごくお得です。

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