自分を大切にできた人だけが、介護ケアの次元をこえてゆける

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コラム
私たちが誠心誠意ケアしていることが、相手にとって苦しみであるとき、それはどんなに不思議なことか。学んだことや教わったことだからと、それが常識や正解だと思い込むことは本当に適切なのでしょうか。

たとえば、おむつが汚れていたとして、自分で交換できない相手を考えます。取り替えないと不潔になり、尿路感染のリスクが上がる。そんな状況を放置するわけにはいかない、と思いますよね。多くの人がこのような考えを持っているのかもしれません。

それでも、相手がおむつの交換を嫌がる時、どうしますか?ケアを強行すると、相手は驚いたり、反発したりするかもしれません。そして、その反応は私たちの中で予測されるものだったりします。

ここで一度、考えをリセットして、相手の気持ちを大切にする姿勢を持ちましょう。相手が嫌がることを真剣に受け止め、その背後にある理由や感情を理解する努力が大切です。きっと、その理由を探る中で新しい発見があるはずです。

そのケアが相手にとってどれほどの苦痛か、考えたことがありますか?何度も繰り返し不快なケアを受けていると、その度に心が硬くなってしまうこともあるでしょう。

ケアを受ける方の立場に立てば、私たちも同じ反応をするかもしれませんね。それでも、相手の反応はその人の心や背景を理解する手がかりになります。

ケアはチームでの連携が大切です。互いに尊重し合い、相手のことを心から大切にすることで、真に価値あるケアが生まれます。どちらの立場も平等に価値があり、一方的な関係では成り立たないのです。

私自身、看護師としてこの考えを持ち続けています。相手を心から尊重することが、真のケアを生む鍵だと信じています。

最後に、自分を大切にすることがケアの基本であることをお伝えしたいです。自分を尊重し、大切にできる人だけが、他者も同じように尊重し、大切にできると思います。

読んでくださり、感謝します♡

りょこぴー

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