●あなたのお店の近隣に、同業他店(ライバル店)が出店してきたと
き、あなたはどのような対策を採りますか?
「何もしないで(できなくて)ただ呆然と、その様子を見ている…」
なんて方が、意外と多いのでは?
そこで今回は、大切な顧客がライバル店に流出しない「対抗販促策」
をご紹介いたします。
●まず、しっかりと認識すべきことは、新規出店してくるライバル店
よりも、あなたのお店のほうが絶対的に“不利”であるということで
す。
なぜなら、新しいお店は綺麗だし、地域の消費者の関心も高まってい
ます。
さらに、オープニングキャンペーンなどと題して、様々なサービスや
お得な価格提示をしてくるでしょう。
「追う立場と追われる立場」であることを認識して、しっかりと対策
を立てましょう。
では、本題です。
まずはじめにするべきことは、ライバル店がオープンする日時を把握
することと、あなたが提供しているモノ(商品)・サービスの属性を
改めてしっかりと把握することです。
ライバル店のオープンする日時がわかったら、その2週間くらい前か
ら「5回連続LINE」攻撃を仕掛けてください!
普通のLINEは、ひとりのお客様に“1回だけ”配信するものですが、
その“固定概念”を破るのです。
LINEで打ち出す内容は、1週間程度の短期間割引キャンペーンなど
「お得感」を感じさせるものにしてください。
(通常は過度な割引はいけませんが、このような時期は非常事態です
から、迷わず実施しましょう!)
そのキャンペーン開催日を、ライバル店のオープン日の少し前に設定
します。
そして、そのキャンペーン日の2週間ほど前から3~4日おきにLINE
を配信し始めます。
それぞれのLINEは、画像の色やデザインを意識的に変えて“違うもの”
であることを強調し、認識してもらいます。
1回目のLINEには、「来週の金曜日よりキャンペーン開催!」とお知
らせします。
2回目LINEには、「いよいよ今週の金曜日からスタートです!」。
3回目LINEには、「いよいよ3日後に迫りました!」。
4回目LINEでは、「いよいよ明日です!」
…といった具合に、お客様の心理を煽り続けます。
一般に、「広告」は連続してお知らせすることで、徐々に反応率が上
がることが(よく)あります。
DM等でも、1回目よりも3~4回目の反応のほうが高くなるの
が普通です。
はじめは気づかなかったり、無視されたりすることが多いのですが、
どうやら3~4回目あたりから「うん、何だろう?」と気になる人が
増えるようです。
…この顧客心理を利用して、連続攻撃を仕掛けるわけです。
●そして、お客様は、回を重ねるごとに
「よほどすごいキャンペーンなんだろう!?」
と、キャンペーンに対する“期待感”が更に高まっていきます。
そしてキャンペーンを実施し、キャンペーン終了後に駄目押しの5回
目LINEを配信します。
そこにはキャンペーンが盛況であったことと共に、感謝の意をお伝え
しましょう。
キャンペーン中に写真なども撮り、来店したお客様が本当に喜んでい
る様子を伝え、あなたのお店の地域における「存在価値」をしっかり
とお伝えするのです。
※注:5回目のLINEは、期間中に来店しなかったお客様にも必ず送る
ようにしてください。
この一連の流れで、あなたのお店のイメージ(や存在感)は、グンと
高まること間違いありません。
またその後、「大好評につき…」という名目で、“1回だけ”「継続
キャンペーン」を実施することで、ライバル店に目を向けるスキを与
えないようにしてください。
●あなたのお店と同地域にライバル店が出店してくるということは、
ある意味“非常事態”と言えます。
そのような非常事態の場面では、あなたのお店の大切な顧客が大量流
出する可能性があります。
このような非常事態には、ある程度「利益」を度外視して、販促活動
に取り組むべきです。
今回お話した【5回連続LINE】はかなりインパクトがありますが、そ
れでも顧客ひとり当たり0円から数十円の経費で済むわけです。
その後継続してご利用いただけるのなら手間も苦にならないです。
また、冒頭で、あなたが販売するモノ・サービスの属性を改めて把握
してください、と申しましたが、これはキャンペーンの時期を設定す
る際の指針とするためです。
例えば、あなたのお店が美容室であれば、ライバル店のオープン日の
数日前からキャンペーンをスタートさせれば、
その後、(女性なら)2~3ヶ月間はライバル店で髪を切ることはあ
りませんよね。
ライバル店のオープン時に顧客が流出する可能性がほとんどなくなる
というわけです。
スーパーマーケットなど「日参」する可能性がある業種の場合は、ラ
イバル店のオープン日と同日でもいいと思います。
滅多に買わない高額商品の場合は、“買い控え”させないために
2週間~1ヶ月前に設定してもいいでしょう。
また、ここで記した連続LINE以外でも、複数の広告手法を用いて、全
力で対策を練ることをおすすめします。
傍観していてはいけません!!!
なにせ、この時期は“非常事態”なのですから。
すべての事象をビジネスに置き換える
これがマーケティングです。
それを意図的に実現できる媒体がLINEです。
この手法を「LINEマーケティング」と呼んでいます。
LINEを単なる「通信手段」にしか使っていない「あなた」
大切なお金をドブに捨てているのと同じですよ・・・。
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