デザイン業界の転職でほぼ必須とされるポートフォリオ。採用につながるポートフォリオとつながらないポートフォリオには違いがあります。今記事では、ポートフォリオの作り方から、未経験の方でもできるテクニックやコツなども含めて、必要な知識を全て解説します。
目次
ポートフォリオとは?
ポートフォリオとは、デザイナーやウェブエンジニアなどが就職活動や転職の際に、これまでの作品といった成果物を企業に確認してもらい、その人物のスキルや能力を評価するために必要不可欠な資料です。
ポートフォリオを上手く用いることで、企業からの面接だけでは伝わらないクリエイターのセンスや制作意図をアピールできるため、しっかりとポートフォリオを準備しておくことが重要です。
ポートフォリオの意味
「ポートフォリオ」という言葉はさまざまな業界で用いられており、それぞれの業界によって意味が異なります。混同しないように確認しましょう。
デザイン業界におけるポートフォリオの意味
デザイン業界におけるポートフォリオの意味は、「クリエイターの作品や成果物をまとめた作品集」のことを言います。
クリエイターの新規採用などで、企業や団体がクリエイターを評価しなければならないときに、ポートフォリオの内容が、その企業や団体が求めているクリエイターの人物像に合致しているかを確認し、採用する際の基準にします。
今記事では、このデザイン業界のポートフォリオについて解説します。
教育業界におけるポートフォリオの意味
教育業界におけるポートフォリオの意味は、「学校などの教育機関が、所属する児童や学生の成績や日頃の活動について記録してまとめたもの」のことを言います。
担任の引継ぎなどの際に、その生徒の特徴に合わせた教育を行うために用いられます。
金融業界におけるポートフォリオの意味
金融業界におけるポートフォリオの意味は、「投資家が保有している金融商品などの保有資産の構成内容」のことを言います。
リスクが常に発生する投資において、投資先の分散などのリスクを減らすために用いられることが多いです。
ポートフォリオを作る理由は3つ
ポートフォリオを作る理由は以下の3つです。
- 成果物のクオリティがわかる
- 成果物の制作過程・使用できるツールがわかる
- 仕事への熱意がわかる
成果物のクオリティがわかる
企業がクリエイターに求めるものの中で一番重要なのが、クオリティが高い作品を制作できることです。
これまでの成果物の質や内容を確認することで、そのクリエイターが過去にどのような作品制作に携わり、どのような立場でどんなツールや資格を使って作品を制作してきたのかが総合的に判断できます。
成果物の制作過程・使用できるツールがわかる
企業によってクリエイターに提供できるツールや制作環境が異なります。
いくら制作した作品のクオリティが高くても、その企業が用意できないような高額なソフトしか使用できず、不慣れなソフトを使いこなすために時間が必要になるなどの点があれば、その企業にとって即戦力には成れないため、問題が生じてしまいます。
このような問題を避けるためにも、ポートフォリオの中で、そのクリエイターが使用できるソフトやツールについて説明する必要があります。
仕事への熱意がわかる
ポートフォリオに記載されている作品が、連続してクオリティが高いものだったり、時期が最近になるにつれてクオリティが高くなっている場合などは、企業がそのクリエイターは今後もクオリティが高い作品を制作できる可能性が高いとして、期待を持って採用することができるでしょう。
面接でも「何故、この業界で働きたい、働き続けていきたいのか?」という質問がされることもありますが、ポートフォリオの内容を観てもらうことで、言葉で説明するだけよりも確実に熱意を企業に伝えることができるのです。
特に未経験者はポートフォリオが重要
その業界で実務経験が無い未経験者にも、ポートフォリオはとても重要です。
なぜなら、その人は「未経験の状態でどれだけのことをリサーチして独学できる能力があるのか」といったことや、「意欲や熱意」などを企業は評価したいと考えているからです。
新卒でない未経験者の場合、ポートフォリオが無かったり、クオリティが低い状態であれば採用に大きく不利になる可能性が高いため、未経験ならば尚更ポートフォリオを作り込む必要があります。
未経験の業界に転職することを考えていて、ポートフォリオの制作で悩んでいる方は、その業界のポートフォリオを知り尽くしたプロが提供するココナラのサービスを利用すると良いでしょう。
ポートフォリオに入れる項目|5項目
ポートフォリオは、基本的に次の5つの項目から構成されていることがほとんどです。
- 目次
- 自己紹介
- 得意分野や使用できるスキル
- 作品紹介
- 将来やりたい仕事など
また、最初に表紙を付加したり、状況に応じて構成の順番を変更するなどして、自分のクリエイターとしての人物像をよりわかりやすく詳細にアピールすることも重要です。
企業によっては応募要項などでポートフォリオの内容を定めている場合もあるため、必ずその応募要項に沿ってポートフォリオを作成しましょう。
表紙
表紙が無いポートフォリオが普通の業界もありますが、多くの業界では、表紙はとても重要な要素になります。
イラストレーターなどのデザイン業界では、表紙のデザインも評価のひとつに含まれるケースがあるため、しっかりと手を抜くことなく用意しましょう。
表紙があることで、自分が過去に制作したポートフォリオを保管しやすくなるというメリットもあります。
目次
目次はポートフォリオの最初のページに配置します。
目次があることによって、丁寧な印象が伝わるだけなく、面接官がどのページにどの内容が記載されているのか把握でき、こちらがアピールしたい内容を少しでも多く伝えられる可能性が高まります。
ページ形式ではなく一枚にまとめる形式の場合は、目次は必要ありません。
自己紹介
目次の次のページに自己紹介やプロフィールを記載します。
自己紹介には必ず以下の内容を含めましょう。
- 名前
- 生年月日(年齢)
- 顔写真
- 過去の経歴
- 特筆すべき実績や受賞歴
- 資格や使用できるツール
- 強みや得意分野
- 連絡先やSNS
履歴書などで記載した内容と重複しますが、ポートフォリオでも改めて記載しましょう。
また、「自分の信念やモットー」や、「過去のエピソード」などのPR文を300字程度で盛り込むとよりクリエイターとしての人物像が浮かびやすくなります。
ただし、ポートフォリオをネットで公開するなどの不特定多数に閲覧される状態になる場合は、重要な個人情報は伏せるようにしましょう。
最近では、InstagramなどのSNSのアカウントをポートフォリオ代わりに用いているクリエイターもいます。普段から作品をSNSに投稿するなどの活動を行っている方は、忘れずにSNSのURLやアカウント名を記載しましょう。
得意分野や使用できるスキル
業界によっては自己紹介内に載せきれない情報量になることがあるため、独立したセクションに記載して読みやすくしましょう。
特に、ITエンジニアなどのIT系の業界では、使用できるプログラム言語やツールごとにその経験を説明する必要があるため、内容が多くなりがちです。
現在習得中のスキルなどがある場合も忘れずに記載し、受験予定の試験がいつなのかについても説明しましょう。
また、得意分野については、過去の詳細なエピソードや作品を交えながら説明すると説得力が増すため効果的です。
作品紹介
ポートフォリオの中で核となる部分が作品紹介です。
ただ作品の画像を載せるだけでなく、作品を何のために、いかにして制作したのかを詳細に説明する文章や情報も記載します。
ページ形式の場合は見開きで作品とその説明の文章を載せると読みやすくなります。
作品紹介では以下の項目を記載しましょう。
- 作品名
- 作品の画像
- クライアント名(明示しても問題ない場合)
- 制作日
- 制作期間
- 制作担当や自身のポジション
- コンセプトや狙い
- 制作環境や使用したツール
- 制作時のエピソード
- 作品によって得られた成果
作品の画像は、全体がわかる大きなメインビジュアルと、細部や担当した箇所などがわかる部分を抜粋した画像の両方を載せます。
特に、作品紹介では、コンセプトや狙いといった、作品そのものだけでは判断が難しい背景の説明が重要になります。
作品のコンセプトについて、クライアントやターゲットユーザーの事情といった根幹の部分からコンセプトを決定した経緯について詳細に記すことで、作品のポイントや注力した点を効果的に伝えることができるため、要点は省かずに記載することを心がけると良いでしょう。
また、作品によって「クライアントがどのような成果を得ることができたのか」という情報もできれば載せることで、企業が求めるクリエイター像に近づき、採用される可能性が高くなるでしょう。
そして、作品を制作したときの過程についても記述することで、どのように仕事を進めていくのか仕事のスタイルを企業が把握できるため、できる限りフロー図などを用いて視覚的に説明すると良いでしょう。
作品紹介は、説明しなければいけない情報が多いにもかかわらず、簡潔に解説しなければならないため、読みやすさを意識するととても難しく、ポートフォリオを初めて制作する方などにとって一番時間がかかる部分です。
作品紹介の内容で悩んでいる方は、ココナラのポートフォリオの添削サービスを利用すると良いでしょう。実際に、採用に関わったことがある業界のプロに指導してもらうことが可能です。
将来やりたい仕事など
最後に、将来やりたい仕事や今後の展望について記述しましょう。
今までのエピソードや過去の作品を踏まえて、「今までは〇〇の制作に携わり、□□のスキルが身に付いたので、△△やそれに関連する仕事をしてみたい」というような流れに沿う構成で記すことで、より簡潔に伝えることが可能になります。
少しでも希望に近いポジションに就き、将来のキャリアを形成していくうえで重要になるため、偽らずに率直に記載することが大事です。
ポートフォリオの作り方|5ステップ
実際にポートフォリオを制作する流れは以下の5ステップです。
- ポートフォリオの方向性を明確にする
- プロフィールの作成
- 掲載する作品の選定
- 作品概要や紹介の作成
- 完成後は随時改善していく
各ステップについてそれぞれ解説します。
1.ポートフォリオの方向性を明確にする
まずは、ポートフォリオをどの企業に出すのか検討し、決定しましょう。
企業によって求めるクリエイターの人物像が異なるため、記載すべきポートフォリオの内容も異なってきます。
応募する企業についてよく調査し、その企業がどのような作品を制作していて、そのためにはどんなクリエイターを必要としているのか確かめましょう。
そこから、企業が求めるクリエイターであることをアピールできる内容を選択していきます。
2.プロフィールの作成
ポートフォリオの方向性を定めたら、プロフィールを作成しましょう。
自己紹介の基本的な項目はもちろん、企業が求めるクリエイターの人物像にあてはまりそうな過去のエピソードや強みを適宜内容に盛り込みましょう。
特に、応募要項に記載されている企業が求めるスキルなどは当然記載し、関連がありそうな情報も細かく記述しましょう。
3.掲載する作品の選定
プロフィールが完成したら、ポートフォリオに掲載する作品の選定に移ります。
その企業が求めるクリエイターの人物像に合致する自分の作品をリスト化して選択しましょう。
例えば、応募する先の企業が商品デザインの企業であれば、過去に携わった商品のデザインに関連する作品のみを抽出するなど、その企業での実務に関係しそうな作品のみを掲載します。
企業の実務と全く関係しない作品を載せてしまうと、ポートフォリオで企業に伝えたい内容がブレてしまい、せっかくのあなたの強みが応募先の印象に残らなくなってしまうため、いかに関連する内容だけでまとめるかを意識することが重要です。
4.作品概要や紹介の作成
掲載する作品を決定したら、各作品の説明や概要をまとめます。
作品紹介で記載すべき内容は先述の通りですが、作品紹介を作成する際は、応募先の企業のクライアントの存在を意識した内容にすることを心がけましょう。
各作品のコンセプトを決定する際に、クライアントの要望や市場などの環境がどのように関係してきたのかといった点を詳細に記述することで、応募先の企業が、あなたをクリエイターとして採用した後の業務のイメージが容易になります。
また、作品紹介では全体的に内容を統一しましょう。最初に作品紹介のテンプレートを作成してから、テンプレートに各作品の内容を流し込んでいくように作成していくと効率的なポートフォリオの制作が可能です。
5.完成後は随時改善していく
ポートフォリオは一度制作したら終わりではなく、自分の最新の状況に合わせてアップデートしていく必要があります。
新しい作品を制作したり、資格やスキルを新たに習得するなど内容に変更があれば随時追加し、改善点などが見つかればその都度修正していくなどブラッシュアップを重ねましょう。
ブラッシュアップをする際は、業界の友人や先輩などにポートフォリオの確認をしてもらうなど、第三者の視点から改善点を探し出してみるとより効果的な改善が可能になるでしょう。
ココナラでは、プロの視点でポートフォリオの改善点を見つけてもらえるポートフォリオ添削サービスがあるので、そちらの利用も検討してみると良いでしょう。
また、WEBデザイナーの場合は、ポートフォリオサイトとして公開するケースが一般的であり、SEO対策もポートフォリオの評価に含まれることから随時修正することが重要であるため、一度制作したら忘れずにメンテナンスすることを心がけましょう。
プロにポートフォリオを制作してもらうことも大事
ポートフォリオは、読まれることを意識して制作することが重要です。
しかし、あなたのアピールポイントを第三者に的確かつ簡潔に伝えなければならないという点が、制作したことが無い方にはとても難しいため、なかなか思うように制作できないケースがよくみられます。
また、応募して採用されなかった際に、どこが悪かったのかフィードバックしてもらえないことが多く、改善点を自分で見つけ出すことも非常に困難が伴います。
そんな時には、自分のポートフォリオを、一度プロに代行して制作してもらうことをおすすめします。そうすることで、効果的にアピールできるポートフォリオの正解が最初からわかるため、ココナラのポートフォリオ制作代行サービス等を上手に活用してみると良いでしょう。
職種別ポートフォリオの重要なポイント
ポートフォリオが必要な職種には、以下の職種が挙げられます。
- グラフィックデザイナーの場合
- WEBデザイナーの場合
- UI/UXデザイナーの場合
- CGデザイナーの場合
- 映像制作クリエイターの場合
- ゲームデザイナーの場合
- ITエンジニアの場合
もちろん、それぞれの職種ごとにポートフォリオの重要なポイントは異なります。
職種別に、大事な点や意識すべき点について解説します。
グラフィックデザイナーの場合
グラフィックデザイナーのポートフォリオでは、ビジュアルが非常に重要になります。
作品のグラフィックだけでなく、ポートフォリオ全体のデザインも評価のひとつになるため、ダイナミックで見やすいデザインで作成するよう意識しましょう。
また、ビジュアルだけでは説明できない、作品のコンセプトや制作過程といった解説も忘れずに記載しましょう。
ココナラでは、プロのグラフィックデザイナーにポートフォリオの制作や添削に関する相談ができるサービスがあるので、そちらも確認してみてください。
WEBデザイナーの場合
WEBデザイナーのポートフォリオは、WEB上にポートフォリオサイトの形で公開することが望ましいです。
WEBサイトの色などのデザインはもちろん、サイトの設計をコンセプトやクライアントの意向に沿う形で設計できているかという観点も重要になるため、クリエイターの総合的な能力を判断してもらえるポートフォリオサイトを制作しましょう。
ココナラでは、プロのWEBデザイナーにポートフォリオの添削を受けられるサービスがあるので、そちらも確認してみてください。
UI/UXデザイナーの場合
UI/UXデザイナーのポートフォリオは、WEBデザイナーと同じく、WEB上にポートフォリオサイトの形で公開することが望ましいとされています。
UI/UXデザイナーの場合は特にサイトの見やすさを求められますが、ユーザー目線だけでなく、他のWEBエンジニア側の目線にも立つことも重要であるため、数値などのデータを根拠に説明するスキルが伝わる内容にしましょう。
ココナラでは、プロのUI/UXデザイナーにポートフォリオの添削やアドバイスを受けられるサービスがあるので、そちらも確認してみてみましょう。
CGデザイナーの場合
作品のコンセプトに沿った表現ができるCGデザイナーが求められることが多いため、応募先の企業の作品のコンセプトに近い作品を制作できる能力があるかを判断できる内容のポートフォリオを制作すると良いでしょう。
CGデザイナーには、2Dの動画や静止画、3Dの動画や静止画それぞれの専門分野があるため、動画の場合はポートフォリオサイトやYoutubeなどの動画プラットフォームで公開するなど、自身の分野に合わせた形式のポートフォリオを用意しましょう。
ココナラでは、プロのCGデザイナーにポートフォリオや作品、デモリールの添削を受けられるサービスがあるので、そちらも確認してみてください。
映像制作クリエイターの場合
撮影や動画編集を行う映像制作クリエイターは、Youtubeなどの動画プラットフォームやポートフォリオサイト上に作品を公開することが一般的です。
冊子やPDFでポートフォリオを制作する場合は、シーンごとのコンテを用意して、動画の流れに沿って説明するとわかりやすいでしょう。
また、どうしてそのシーンでそのエフェクトの編集をしたのかなど、編集の意図や制作環境についても解説することも忘れないようにしましょう。
ココナラでは、プロの動画制作クリエイターにポートフォリオの添削や案件の獲得に関するアドバイスを受けられるサービスがあるので、そちらも確認してみてください。
ゲームデザイナーの場合
ゲーム内のイラストやグラフィックデザインを担当するゲームデザイナーの場合は、グラフィックデザイナーと同様、ビジュアルを重視したポートフォリオを制作しましょう。
一方で、ゲームの構成や企画を担当するゲームクリエイターの場合は、コンセプトや経緯をフローに沿って説明する構成にすると良いでしょう。
ココナラでは、プロのゲームデザイナーにポートフォリオの添削や就活に関するアドバイスを受けられるサービスがあるので、そちらも確認してみてください。
ITエンジニアの場合
ITエンジニアの場合は、どのようにプロジェクトに関わり、どんな開発を行ったのかフロー図を用いて説明することを重視すると良いでしょう。
ビジュアルよりも説明がポートフォリオの内容を大きく占める点で、他の業界のポートフォリオと異なるのが特徴です。
ココナラでは、プロのITエンジニアにポートフォリオの添削やアイデアに関するアドバイスを受けられるサービスがあるので、そちらも確認してみてください。
ポートフォリオを作る時のテクニックは3つ
ポートフォリオをより魅力的なものにするためには、工夫をたくさん凝らしていく必要があります。
制作時に以下の3つのテクニックを意識することで、よりアピールが効果的にできるポートフォリオの制作が可能になるでしょう。
- 応募する企業によって内容を変える
- 自信がある作品は目立たせる
- 未経験の場合は自作した作品を載せる
それぞれ詳しく説明します。
応募する企業によって内容を変える
ポートフォリオは、応募する企業によって内容を変えることが大事です。
その理由は2つあり、まずひとつは、応募先の企業によって求める人材が異なるためです。
企業によって扱う内容や得意とするジャンルが異なるため、それぞれの企業の特性に合致したクリエイターが求められています。
応募先の企業がTVCMをメインに制作している会社であれば、短時間の動画をメインに構成したポートフォリオに、映画などの長編の動画の制作を行う会社であれば、長時間の動画作品を多く盛り込むなど、その企業のニーズを汲み取りましょう。
もうひとつの理由は、ポートフォリオの改善点を見つけ出すためです。
例えば、同じ商材を扱っており状況が似ている企業があったとして、それぞれの企業に構成や内容を変えたポートフォリオを提出して片方が採用された場合に、自分のポートフォリオを比較し、どの点が良かったのか悪かったのかを洗い出すことが可能になります。
自信がある作品は目立たせる
作品紹介では、特に自分が注力したと思える作品は強調して、応募先にもこだわったという点が伝わるようにしましょう。
作品紹介の一番先頭や、配置を大きく取るなどして、他の作品の紹介と差別化することで、応募先の採用担当の方にその作品の印象がより残りやすくなります。
未経験の場合は自作した作品を載せる
未経験で実務で関わった作品が無い場合や少ない場合は、実務と関係なく架空の自作した作品も掲載しましょう。
架空の作品を自作する場合は、クライアントの詳細なペルソナ設定から始め、コンセプトの設定の経緯やターゲットに売り込むためのポイントなどのロジカルな背景もあわせて説明しましょう。
未経験だとしても、作品を論理的に制作できる能力がある場合は評価されるため、架空のプロジェクトを考える練習を重ねましょう。
ココナラで、その業界のプロと架空の作品の制作を相談してみるのも良いでしょう。
ポートフォリオを作る時の注意点は2つ
ポートフォリオを制作する際に、気をつけなければいけない点は以下の2つです。
- 守秘義務や著作権に気を付ける
- 独りよがりな構成にならないようにする
これらの点は、初めてポートフォリオを作る方などが陥りやすい点なので、あまりポートフォリオの制作に慣れていない方はよく注意しましょう。
それぞれ詳しく解説します。
守秘義務や著作権に気を付ける
会社のプロジェクトで制作した作品は、自身が所属する会社に帰属することがほとんどであるため、制作者であったとしてもポートフォリオに掲載する場合は会社に掲載許可を取る必要があります。
また、クライアントとNDA(秘密保持契約)を交わしている場合は、制作したことを公開してはいけません。
NDA契約を結んだ作品に関連する情報は慎重に扱い、少しでも契約に違反する可能性がある場合は掲載を控えましょう。
独りよがりな構成にならないようにする
ポートフォリオで相手にアピールすることに必死になりすぎて、読みやすさが失われてしまうという失敗は、ポートフォリオ制作に不慣れな方によくある失敗です。
特に、作品紹介でたくさんの作品を掲載しすぎている場合などは、応募先に読みづらいポートフォリオであるという印象を与えてしまいます。
ポートフォリオに入れる作品の数は10~20程度を目安に、応募先の企業のニーズに合致しそうな作品は前に配置するなどの配慮を行い、第三者の視点でポートフォリオを制作することを常に意識しましょう。
ポートフォリオを面接で上手く活用する
面接時にポートフォリオのプレゼンを求められるケースがよくみられます。
この際に、ポートフォリオの内容を綺麗にプレゼンできた場合は面接官に良い印象を与え、採用につながる可能性が高まるでしょう。
面接で上手くポートフォリオを活用するための以下3つのコツを紹介します。
- ポートフォリオの重要なポイントを端的に説明する
- 説明の時間を上手く配分する
- 面接官から作品の感想などを聞き出す
ポートフォリオの重要なポイントを端的に説明する
口頭での説明は、文字で用意した資料よりも伝えられる量が限られます。
ポートフォリオでは作品紹介など、作品の詳細な背景なども含めて記述しておく一方で、面接時には重要なポイントだけを口頭で説明することで、面接官の方にどこが重要なのかを強く認識させることができます。
ポートフォリオをそのまますべて説明せずに大切な点だけを抜き出して説明することで、説明する力やコミュニケーション能力があることも評価してもらえるでしょう。
説明の時間を上手く配分する
説明の時間配分の計画を予め立てておくことで、早口にならないスムーズな説明ができます。
前もって何度も説明の練習を行い、重要な点を残しつつ、余分な点を少しずつ削ぎ落とすことで、より上手なプレゼンを披露し、面接官の方に好印象を与えることができるでしょう。
面接官から作品の感想などを聞き出す
プレゼンの際には、こちらから一方的に話すだけでなく、面接官の方に作品の感想や評価について聞き出すことで、より記憶に残りやすい発表になるでしょう。
このように、ポートフォリオを有効活用した面接を行うことで、面接を行う相手に良い印象を与え、より採用に近づくことができます。
ココナラには、実際に採用業務を担当したことがあるプロに面接を添削してもらえるサービスがあるので、そちらも活用してみると良いでしょう。
ポートフォリオは紙でも用意すべき?
デジタル化が進んだ現在では、紙媒体以外の電子データのポートフォリオが一般的になっています。
紙での応募が指定されている企業でなければ、基本的には、pdfなどの形式の電子データのポートフォリオだけで十分です。
一方、紙でポートフォリオを用意する場合は、デジタル形式での提出を求められた際にすぐに対応できるようにするために、スキャンして電子化しておくことをおすすめします。
応募先の企業の作品に合わせる
ただし、応募先の企業がポスターデザインに関連する会社などの場合は、実際の紙に印刷した際の質感を確認できる紙媒体のポートフォリオが要求されます。
また、応募先がWEB関連のIT業界の場合はデジタル媒体のポートフォリオが求められるでしょう。
応募先の企業の製品が、紙媒体かデジタル媒体なのか考慮に入れてポートフォリオを用意しましょう。
ココナラを活用して採用されるポートフォリオを制作しよう!
ポートフォリオは、作品のクオリティだけでなく、クリエイターの人物像なども応募先の企業に伝えることができる大事なツールです。
しかし、応募先の企業のニーズをしっかりと汲み取れていなければ、その企業が魅力的に思うポートフォリオを制作することが難しくなります。
ココナラで、業界の採用経験があるプロにポートフォリオの相談や添削をしてもらうことで、企業に採用されるポートフォリオを制作し、デザイナーとしての望み通りのキャリアを形成しましょう。








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