大切な人たちにこれまでの感謝を伝え、これから夫婦で歩んでいく決意を伝える結婚式。式を決めた方は楽しみであると同時に、いつから何を準備したら良いのか、不安に感じる場合もあるのではないでしょうか。ここでは、結婚式の準備期間や必要なものについてご紹介します。
目次
結婚式の準備期間はどれくらい必要?
結婚式の準備が本格的に始まるのは、挙式予定日の3~5カ月前であるとされます。
そのため、最低限、3~5カ月の準備期間があれば、結婚式の準備は可能ですが、人気の結婚式場は1年以上前に予約が埋まってしまうこともあります。
挙式を決めたらなるべく早めに準備を始めたほうが良いでしょう。
結婚式の準備はいつから?予算・場所・時期・規模をイメージする
挙式を行ったカップルの約4人に3人は、式の半年前には式場探しを始めているという調査もあります。
挙式の半年前から1年前には準備を始めると、心の余裕も持てるためおすすめです。
結婚式の準備を始めてまずするべきなのが、結婚式の予算・場所・時期・規模の4つをイメージすることです。
このイメージがないままに式場を探し始めてしまうと、決定までに膨大な時間がかかってしまったり、迷走してしまったりということになりかねません。
予算・場所・時期・規模のイメージが実現できそうな結婚式場を、いくつかピックアップしてみましょう。
結婚式までの準備の流れとやるべきことリスト
結婚式の予算・場所・時期・規模がだいたい決まったら、式までの流れを確認して、やるべきことをリスト化しましょう。
リストをチェックすることで、効率的に準備が進められます。
ここから、結婚式準備の流れに沿って、やるべきことをご紹介します。
結婚式のスタイルを決める
挙式には、主に「神前式」「キリスト教式」「人前式」の3つがあります。3つのスタイルの大きな違いは、結婚を誓う相手です。
ここでは、3つの挙式スタイルについて、詳しくご説明します。
神前式
神前式は主に神社で行われ、神道の神々に結婚を報告する挙式スタイルです。参列者は、多くのケースで親族のみとなります。
衣装は和装で、女性は白無垢にかつらが伝統的なスタイルですが、色打掛に自分の髪の毛を生かしたスタイルも人気を集めています。
神前式では、祝詞を奏上する、三々九度の盃を交わす、玉串を捧げるなどの儀式を行います。
また、もともと神前式にはなかったものですが、最近では多くの神社で、指輪交換が取り入れられています。
キリスト教式
キリスト教式はチャペルで行われ、キリスト教の神に結婚を報告するスタイルです。カトリック式、プロテスタント式があり、神父または牧師が進行を行います。
男性はタキシード、女性はウェディングドレスを着用し、賛美歌斉唱、結婚の誓約、指輪の交換、誓いのキスなどの儀式を行います。
挙式参加者は、親族のみの場合から、友人や仕事関係の人も入る場合まで、さまざまです。
人前式
人前式は、参加しているゲストに向けて、結婚を報告する挙式スタイルです。宗教に関係なく挙式が可能で、アットホームな雰囲気が特徴です。
挙式の場所は、結婚式場のチャペルやガーデンのほか、披露宴会場などもあります。
挙式の流れも自由ですが、指輪の交換、誓いの言葉、結婚証明書の記入などを取り入れるカップルが多いようです。
自由に流れを決めることが可能で、神前式、キリスト教式に比べて挙式費用が安く済むケースが多いこともあり、人気を集める挙式スタイルです。
ブライダルフェアに参加し結婚式の会場を決める
結婚式のスタイルを決めたら、候補としていくつかの会場を決め、見学に行ってみましょう。
多くの会場では、ブライダルフェアを開催しています。ブライダルフェアに参加すると、会場の雰囲気がわかるだけでなく、料理の試食やドレスの試着ができるため、より結婚式のイメージがわきます。
さらに、成約の際の割り引きなど、参加特典がもらえる場合もあるため、とてもお得です。
ブライダルフェアに持っていくべきもの、チェックするポイントなどを詳しくご説明します。
ブライダルフェアに持っていくべきものとは?
まず、ブライダルフェアは、大きめのバッグでの参加がおすすめです。特に複数の会場を回って、式場のパンフレットをもらうと、荷物が多くなってしまいます。
小さいバッグの場合は、エコバッグを持っておくのも良いでしょう。
そして、絶対に忘れてはいけないのがスマートフォン、またはデジタルカメラです。
式場の良いと思った点、気になる点も、時間がたつと印象が薄れてしまいがちです。会場の雰囲気やドレスを試着した姿などを撮影し、後から見返せるようにしておきましょう。
次に必要なものが、メモとペンです。スマートフォンのメモ機能を使用するのも良いですが、もらったパンフレットに書き込むほうが、あとからわかりやすいケースもあります。
また、衣装の試着がある場合は、着脱しやすい服で参加しましょう。
予約の際、会場から持ち物の指示があるケースもあります。指示がなかった場合でも、ストッキングや肩ひものない下着などを持っておくと、試着がスムーズに進みます。
ブライダルフェアでチェックするべきポイントとは?
会場の雰囲気、料理のクオリティ、式場スタッフとの相性、希望の衣装があるかどうかなど、チェックするべきことは多くありますが、ここで忘れてはいけないポイントが、見積りをしっかりとチェックすることです。
万が一、キャンセルしなければいけなくなった場合のキャンセル料、持ち込みの場合の追加料金、ゲストの人数によって、どれくらい金額の変動があるのかなど、細かいところまで確認しておきましょう。
ざっくりとしか見ていなかった場合、思っていたよりも大幅に金額が上がってしまった、というケースが多くあります。見積りは、しっかりと確認しておきましょう。
招待の準備をする
ブライダルフェアに参加して会場が決定したら、ゲストを招待する準備を始めましょう。
ここでは順を追って、ゲストを招待する準備で必要なことをお伝えします。
招待するゲストを検討する
まずは、親族中心の少人数の式にするのか、友人や会社の人も招待してにぎやかな式にするのかを検討しましょう。
次に、新郎新婦それぞれで、式に呼びたいゲストをリストアップします。そして、会場の収容人数や、式の予算を考え、ゲストを絞り込みます。
招待するゲストの人数は、両家でだいたい同じくらいが良いでしょう。
遠方のゲスト、乳児連れの方、高齢の方など、配慮が必要な人も、ここで確認しておきましょう。
あいさつや受付をお願いする人を検討する
あいさつや受付をお願いする人には、前もって依頼を行い、承諾をもらってから、改めて招待状でお願いする旨を伝えましょう。
この際、遠方のゲストは負担が大きくなるため、避けたほうが良いでしょう。
二次会について検討する
二次会はカジュアルな雰囲気で、ゲストとゆっくり話す時間が作れたり、ゲスト同士の交流の場となるなどのメリットがあるもので、挙式・披露宴を行ったカップルの半数以上が実施しています。
ただし、解散の時間が遅くなるため、遠方のゲストの負担になってしまったり、プラスで会費がかかるため、費用を負担に感じてしまうゲストもいるかもしれません。
メリット・デメリットの両方を考えた上で、二次会を開催するかどうか、検討しましょう。
二次会をする場合は、幹事をお願いする人も考えておきましょう。
招待状を作成する
招待状は、ゲストのスケジュール調節のことを考慮して、挙式日の3カ月前には、届くように手配しましょう。返信期限は挙式日の1カ月前までとするのが一般的です。
切手貼りや中身の封入などは、発送枚数が多いと時間がかかるため、できる限り早めに準備を進めるのがおすすめです。
招待状の宛名を手書きする場合は、毛筆や筆ペンを使用します。
衣装・髪型・メイク・ネイルなどを決定する
自分のイメージと違っていた、ということのないよう、打ち合わせは念入りに行いましょう。可能であれば、メイクリハーサルは複数回行うと良いでしょう。
前撮りについて検討する
最近では、前撮りが一般的になっています。
結婚式の本番用には選ばなかった衣装を着用できたり、式の当日よりも、時間に余裕を持って写真撮影ができるというメリットがあります。
ブライダルエステを検討する
着用する衣装によっては、ボディラインが出るケースもあるでしょう。そんな時は、シェービングや痩身エステなどのブライダルエステを検討するのも良いでしょう。
ブライダルエステには、その他、フェイシャルエステやボディトリートメントなどがあります。
結婚式と披露宴の演出を決める
結婚式と披露宴の演出を決めましょう。
結婚式は、神前式、キリスト教式の場合、ある程度流れが決まっていますが、その中でも自由に決められる演出はあります。
行いたい演出があれば、会場のスタッフに可能かどうか聞いてみると良いでしょう。
結婚式での演出
神前式では、新婦の母親が新婦の唇に紅い口紅を塗る「紅差しの儀」などの演出があります。
キリスト教式では、退場の際のフラワーシャワー、結婚指輪を届けるリングボーイ・リングガール、入退場の際の生演奏などが人気を集めている演出です。
結婚披露宴での演出
結婚披露宴では、さまざまな演出があります。新郎新婦の個性を生かし、感謝の気持ちが伝わる演出を考えてみましょう。
ここでは、いくつかの演出についてご紹介します。
ウェルカム演出
ウェルカム演出は、定番のウェルカムボード、ウェルカムドリンク、ウェルカムフードのほかにも、たくさんのアイディアが考えられます。
例えば、人気の演出として、ゲストに宛てた手紙をボードに貼ったものをウェルカムスペースに用意しておく、フォトスポットを作って写真撮影を楽しんでもらう、新郎新婦の思い出の品を、エピソードとともに飾っておくなどがあります。
式に来てくれたゲストへの感謝の気持ちが伝わる演出を考えてみましょう。
フード演出
フード演出で人気なのが、ファーストバイトです。ファーストバイトでは、ウェディングケーキ入刀のあと、新郎と新婦がお互いにケーキを食べさせ合います。
これは、「一生、食べ物に困らせない」「一生、おいしい料理を作る」という意味が込められた演出です。
その他のフード演出としては、ゲストが好きなものを食べられるビュッフェスタイルや、シェフの料理が目の前で見られるオープンキッチンスタイルなどもあります。
また、ウェディングケーキのデザイン決めもフード演出の一つです。形やサイズ、デザインはもちろん、生ケーキにするのか、イミテーションケーキにするのか、予算はどうするのかなどを検討しましょう。
映像演出
新郎・新婦の魅力をゲストに伝えたり、式に参加してくれたゲストへの感謝の気持ちを伝えたりなど、思いを伝えやすいのが映像です。
どのシーンでどんなムービーを使用するのかを考えましょう。
ゲスト参加型の演出
ゲスト参加型の演出としては、定番のブーケトスのほか、ゲストのフィンガースタンプを葉っぱに見立てて一つの木を完成させる「ウェディングツリー」、ゲスト全員で火をつなぐ「キャンドルリレー」などがあります。
ゲスト参加型の演出を取り入れることで、より式を楽しんでもらうことができるため、ゲストの思い出に残る式になることでしょう。
クライマックスの演出
クライマックスの演出では、感謝の気持ちを伝える両親への手紙や、エンドロールムービーなどがあります。
披露宴の最後を締めくくるにふさわしい演出を考えましょう。
引き出物やプチギフトを決める
引き出物は、メインの品物のほか、引き菓子、縁起物の3つを用意するのが一般的です。重いもの、大きいものは遠方のゲストにとって負担になる場合があるため、他のものを選択するか、郵送を検討しましょう。
ご祝儀の相場によって品物を変える必要があるため、しっかりと確認しておきましょう。
また、多くの人が用意しているものがプチギフトです。プチギフトは、ゲストを見送る際、新郎・新婦から感謝の気持ちを込めて渡すものです。
マストではありませんが、来てくれたゲスト一人ひとりと会話を交わし、感謝の気持ちを伝えられるというメリットがあります。
最終準備をする
結婚式の1カ月前から前日にかけては、最終準備と確認を行い、抜け・漏れがないようにしましょう。
席次を決める
一般的には、メインの卓の向かって左が新郎側、右が新婦側とされます。また、前方、中央が上座とされています。ゲストに失礼のないよう、席次を決定しましょう。
お車代や宿泊の手配
お車代は、新郎新婦からではなく両親から手渡すのが一般的です。誰に渡すものなのか、両親にわかりやすいよう準備しておきましょう。
遠方のゲストには宿泊の有無を確認し、必要であればホテルを手配します。最終準備では、もう一度、宿泊について確認しておくと安心です。
スピーチや手紙の原稿を書く
結婚式が近付くと、準備が忙しくなりバタバタしてしまいます。両親への手紙やスピーチの原稿は、余裕のあるときに書いておき、ギリギリにならないようにすると良いでしょう。
結婚式の支払いについて確認する
結婚式の支払いは、前払い・後払い・分割払いなどがあります。クレジットカードが使用できるかどうか、ブライダルローンがあるかどうかなどは、事前に確認しておきましょう。
最終準備では、支払いのタイミングをもう一度確認し、抜け・漏れのないように注意しましょう。
小物類を準備する
席札やリングピロー、ウェルカムボードなど、用意が必要な小物は数多くあります。忘れていた、間に合わないということのないよう、すべての小物が準備できているかどうか、確認しましょう。
結婚式に必要なものとは?
ここまで結婚式の準備について、順を追ってご紹介してきましたが、ここでは結婚式に必要な「もの」をピックアップしてご紹介します。
なかなかイメージがわかない、準備物が多くて時間が足りない、他の人とは一味違う個性を出したものを準備したい、という方はプロの力を借りるのもおすすめです。
招待状
最近では、ネットで出欠確認ができるWEB招待状もありますが、紙の招待状のほうがより丁寧な印象を持ってもらえます。
また、ゲストにとっても、返信ハガキをもらった新郎新婦にとっても、思い出に残るという良さもあります。
WEB招待状を使用する場合でも、目上の人には紙の招待状を出したほうが良いでしょう。
結婚式場で発注できるケースもありますが、手作りのほうがより、個性を生かした招待状になります。
新郎新婦の衣装
新郎新婦の衣装は、結婚式のプランの中に含まれているケースも多くあります。特に新婦のドレス姿は、楽しみにしているゲストも多いでしょう。
ふたりのテイストを揃えたり、衣装を会場の雰囲気と合わせたりすることで、より洗練された印象を与えられます。
ブライダルメイク・ヘア・ネイル
新郎新婦の衣装が重要であることはもちろん、ヘアや新婦のメイク・ネイルも、全体の雰囲気を決める重要なものです。
一生に一度の結婚式を最高の状態で迎えられるよう、信頼できるプロを見つけて依頼すると良いでしょう。
ブライダルエステ・ボディメイク
ブライダルエステやボディメイクでは、結婚式までに短期間で成果を出すことが大切です。
そんなときこそプロの力を借りて、なりたい自分に近付きましょう。
ウェルカムボード
ウェルカムボードは結婚式のマストアイテムと言えるでしょう。
会場に到着してすぐに目に入るものであり、新郎・新婦の個性が現れるものでもあります。
二人の写真を使用したものにするほか、似顔絵を使用する、家紋付きのものにする、思い出の写真を使ったモザイクアートのものにする、映画のポスター風にするなど、デザインのアイディアは無限大です。
ぜひ、新郎・新婦の個性を生かしたウェルカムボードを作成しましょう。
ウェディングムービー
ウェディングムービーには、オープニングムービー、プロフィール紹介ムービー、エンディングムービーなどがあります。
プロに依頼すれば、おしゃれなテイストのもの、アニメのキャラ風のものなど、さまざまなテイストで、クオリティの高いムービーが上映できます。
BGM
結婚式で定番の曲、いま流行の曲を使用するのも良いですが、自分たちのオリジナルBGMを作ってみるのはいかがでしょうか。
プロに依頼すれば、新郎新婦の雰囲気に合った曲が作ってもらえるので、感動もひとしおです。
引き出物・プチギフト
プチギフトは、ちょっとしたお菓子が人気ですが、「幸茶」の意味を持つ紅茶など、縁起の良い意味を持つものを選ぶのも良いでしょう。
オリジナルのパッケージでプチギフトを製作すると、ゲストにも喜んでもらえるのではないでしょうか。
席次表・プロフィールブックなどの小物類
プロフィールブックとは、新郎新婦の自己紹介とともに、結婚式の前撮り写真などを入れた冊子で、お色直しなどの空き時間に読んでもらうためのものです。
また、ゲストと撮影した思い出の写真を入れたり、席次表やドリンクメニューを入れるアイディアもあります。
細かいところにまでこだわりがつまっていると、結婚式の雰囲気も盛り上がります。ぜひ、こだわりデザインの小物類を用意してみてはいかがでしょうか。
結婚式の準備物で困ったときにはココナラをチェックしよう
結婚式のために準備すること・ものは数多くあります。こだわって準備をしたいけれど、自分のセンスに自信がない、仕事が忙しくて手が回らないという方は、ココナラがおすすめです。
要望に合わせて、プロにオリジナルの作品を作ってもらえたり、プロの手で理想の自分に近付くことができたりするため、結婚式がより素敵な思い出になることでしょう。
結婚式の準備で困ったときには、ぜひ、ココナラをチェックしてみてはいかがでしょうか。