固体的な、自分らしさはありません。
例えばカレーが好きな個性を持っていても、毎日カレーを食べないといけないとなれば難しい気持ちになります。いい加減にしてくれと思うでしょう。
普段1人が好きな人も、たまには人と話したくなるものです。
怒りっぽい人でも、おおらかな時もあるでしょう。
自分の個性が固まっていて、いつもそうだと言えるものは、そうあるものではありません。
個性=気質を、あくまで傾向と捉えると良いでしょう。
自分の個性は〇〇だから、その通りに生きなくては、と考えるのは、毎日カレーを食べないといけないような生き方で、自分らしさのために生き苦しくなっていきます。
私たちは個性で生きるのではなく、気持ちに素直に生きていけばいいのです。
今の自分が何をしたいと思っているのか。
1人が好きな僕が、今日は誰かと話したいぞ、と思っても自分らしくないな、なんて考えなくていいのです。
体を動かすのが好きじゃない私が、今日はスポーツをやってみたいな、と思ったらスポーツをやる。
眠くなるまで起きている。腹が減ったら食べる。
モチベーションを上げなきゃと思っている時点で、もうそれはやりたくないこと。
自分の心に素直でいられるとき、自由を感じるのです。