心豊かに生きるために。常に自分をよりよく知る努力や、負担を減らす工夫をしたい。

記事
コラム
飲酒絡みの問題で芸能界を引退された方が、
酒気帯びで交通事故を起こしたことが、話
題になっていますね。

バイクを含め車は走る凶器で、どれだけ注
意をしていても事故を起こすことはあり、
そうなった場合の被害者側のあらゆる苦悩
や自分にかかってくる代償について、よく
よく刻み込んでおかなければ、と改めて思
います。

お酒で気持ちが大きくなってしまう部分が
あったり、自分がお酒に飲まれている状態
であることを自覚できないまま、ごく普通
に、いつものようにバイクに跨ってしまう、
ということもあるのかなぁ、と思っていま
す。

飲酒運転は絶対に許されないことですが、
自分の状態を正確に把握するってそもそも
すごく難しいことで。人から言われてハッ
とする、ということも多いですよね。

100%の把握はできないにしても、自分を
よく観察してどんな状態か理解しているか
?都合が悪いことに目を瞑っていないか?
を、とことん突き詰めて考えると、それが
できている人って、実は本当に少ないんだ
ろうなと思っています。

自分は絶対大丈夫と思っている人ほど、危
ないんではと。よくよく考えたら、家族の
話にすらきちんと耳を傾けられないほど、
疲れ切っているとか、上から押し付けられ
るストレスから生まれる鬱憤を、自分より
立場の弱い人を選んだうえでぶつけている
とか。

自分の弱さを認めることは本当に辛い作業
で、誰もが逃げたり人のせいにしたりして
いることだと思います。

さらにその状況が進み、制御不能の状態に
陥った時、その情けない自分の現状を認め
ることは、これまた辛いものです。

私もうつ病初期の頃、仕事上の激しいクレ
ームへの不安感から、激しい不眠に加え、
食べることが止められなくなった時期があ
りました。

空腹でもないのに、ポテトチップスを1袋
開け、チョコレートを1箱開け、まだ足ら
ずに、パンを焼いてマーガリンをべったり
塗って口に放り込み。

食べるものがなくなると、居ても立っても
居られなくなり、財布を持ち、真冬にコー
トだけ羽織って出かけようとした瞬間、鏡
に映った必死な自分の姿を見て、愕然とし
たことを覚えています。

耐え難い衝動に突き動かされ、ただ口に入
れられるものを探し、目の焦点も合ってい
ないような状態で、貪るように食べていま
した。

うつ病が悪化し、不眠や過食、さらには体
が完全に動きを停止する状態まで行った時、
自分の制御不能の現状を、認めざるを得な
くなりました。

さらにそこから、これまでの生き方では再
発すると、生き方を変える決心をしました。

迷惑をかけるのは、お互い様だと思います。
ただ、取り返しがつくこととつかないこと
がある。人に当たることで相手に負わせる
心の傷も、できるだけ少なくしたい。

そのために、常に自分をよりよく知る努力
をし、工夫することで負担を減らして、心
豊かな生き方をしたいなと思っています。
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