RC造と木造、どちらの方が断熱性能が高い?~戸建てとマンションの断熱の違い~

記事
ライフスタイル
断熱のことは調べていくうちに、放射熱にたどり着き、そこから宇宙に展開し、何故か宇宙について調べていました!自分は何を調べていたのか忘れました・・。




どーも、Ponchaです('ω')




ここ近年、断熱性能について関心をお持たれる一般の方が増えてきました。

ただ、断熱性能って思った以上に奥が深い・・。

単純に、これだから断熱性能が良い!悪い!と判断が出来ません。

まずは、建物や物質の断熱性能がどんな感じなのか確認してみましょう!

皆さんは、RC造と木造 どちらの方が断熱性能があるかわかりますか?




ということで今回は、

RC造と木造 どちらの方が断熱性能が高い?

というテーマでお話ししたいと思います!




今回は、コンクリートと木材の断熱性能の違いなどを、ざっくりご説明したいと思います!

断熱に関する詳細の数値はまた別記事で書きたいと思います!


近年は大変多くの情報に溢れています。

相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。

営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?

本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。

リフォームや新築・不動産など、住宅に関わったプロの第三者の目で、初歩的な内容から専門的な内容までご相談のっております。

建築工事・設計といった建設業の内容から、お部屋探し・不動産購入といった不動産業の内容まで幅広く扱っております。

気になることがある方はお気兼ねなく、お問い合わせフォームよりお問い合わせください!

お仕事のご依頼・ご相談はこちら!

お問い合わせは、こちら('ω')ノ


RC造と木造ってどちらの方が断熱性能が高い?


今日は早速本題から行きたいところなのですが、ちょっと前提条件を変えたいと思います!

RC造と木造ってどちらの方が断熱性能が高い?となると

RC造=マンション

木造 =戸建て

とイメージしてしまうかと思うので、まずは、

コンクリート と 木

どちらの方が断熱性能が高い?

から見ていきましょう!




正解は、

木材の方が、断熱性能が高いです!

厳密にいうと、熱伝導率の値が木造の方が低いんです!

熱伝導率って何かというと、簡単にいうと

熱の伝わりやすさを数値化したもので、数値が高いほど熱を伝えやすい物質です。

熱が伝わりやすいを言い換えると、熱が逃げやすい!

ということです。




つまり、熱伝導が良いというのは、

熱が入ってきやすい、出ていきやすい

ということで、外気の影響を受けやすいわけなんですね!




参考に同じ厚さで、木材、コンクリート、アルミを比べてみると

・木材(天然2種) 0.15W/mK

・コンクリート 1.60W/mK

・アルミ 200W/mK




木材とコンクリートだけでこれだけ違いがあるんですね!

アルミに関しては、小数点の打ち間違いかと思うような数値ですね!

木材の熱伝導が低いのは、空気のおかげ?


ここでちょっと疑問が!

コンクリートより断熱性が高い木材!

そもそも何故、木材は熱伝導率が低いのでしょうか?




木材は細胞の集合体なんです!

で、この細胞の中には空気が含まれています!

実は、空気というのは、今あげた物質よりもさらに熱伝導率が低いんです!

空気 0.1047W/mK




なんか意外ですよね!

何故、空気が熱伝導が悪いかを説明すると、ちょっとややこしくなるので、本日は割愛しますね!




実はこの仕組みをうまく利用しているのが、

複層ガラス!!

複層ガラスをざっくりご説明すると

2枚のガラスの間に中空層を設けたガラスのことです!

ガラスを二枚くっつけても、あまり効果がありませんが、2枚のガラスの間に中空層を設けることで、熱を伝えにくくして、断熱性能を上げているわけなんですね!




だいぶマニアックですが、こうやって全体を知ると面白いですね~

マンションと戸建て どちらが断熱性能が高い!?


続いては、マンションと戸建てだと

どちらの方が断熱性能が高いのか?

というお話!




これに関しては、前提条件で全然変わってきてしまうので、何とも言えないのですが、戸建てより、マンションの方が結果的には断熱性能が高くなりやすいです!




特に格安で建てられた建売の戸建ては、かなりコストを割いているので、断熱性能は本当に低いです!

一般的だとマンションの方が断熱性能が高くなりやすいです!

逆に、

高気密、高断熱の戸建てと、

コンクリート打ちっぱなしのマンション

であれば、高気密、高断熱の戸建ての方が、断熱性能は高くなります。

同じマンション内でも、住戸によって断熱性能が異なる

マンションのような共同住宅の場合だと、同じ建物内でも住む場所によって異なります。




これはどういうことかというと、

外壁に面している住戸は、夏は暑く、冬は寒くなりやすい!

ということです!




先ほどお話ししたように、コンクリートは、熱を通しやすい性質を持っています。

そのため、太陽の熱をそのままお部屋に通しやすいんですね!

さらに、角部屋の特徴としては、隣に住戸がない分、外壁面に窓を設けていることが多いです!

この窓が厄介!




熱が入りやすいく、逃げやすい場所というのは、圧倒的に窓だからです!

外壁で太陽の影響を受けているうえに、窓が多いので、

上下左右の住戸に囲まれている中住戸に比べて、

圧倒的に断熱性能が劣ってしまいます。




特に、最上階は、外壁だけでなく、屋上からも熱が入ってくるので、

断熱性能で判断すると、

最上階、角部屋のお部屋は、最も断熱性能が低いお部屋!

になってしまうということです!




ただ、これについても、外に面する箇所に断熱材を入れてあげたり、断熱性能が高い窓を入れることで緩和することができます。

何故建物によって断熱性能に違いがあるのか?


ここでふと疑問に思った方もいるのではないでしょうか?

何故建物によって、

寒い建物、

快適な建物

があるのか?




一概には言えないのですが、一つの要因として、断熱に関しては、明確な基準を設けていないから!

推奨する基準として断熱等級などがありますが、あくまで推奨する基準です。

明確にこの基準にしなさい!

とはなっていません。




さすがに、コストが上がってしまうからと言って、全く断熱材を入れていないわけではありませんが、本当に最低限の処理しかしていない建物が多いです・・。




さらにこの基準を明確に設けてしまうと、コスパの良い建売を建築している業者さんや、コンクリート打ちっぱなしをメインとした設計士さん等が困ってしまうからなんですね!




特に日本に関しては、建物のデザインや設備クオリティといった、見てわかるような部分ばかりフォーカスしてしまい、実際の住環境については、表立って議論されていません。

建築業界は大手ハウスメーカーの影響が大きく、断熱の基準を設けることに、まだまだ前向きではない会社さんが一定数いるからというのもありますね・・。




他にも、住む人側の

・低予算で購入できる

・見た目がかっこ良い

といった部分だけで判断してしまう、知識不足も一つの原因だったりします。

(そもそも、低予算や見た目だけ良い建物のデメリットが何かを説明しない業者さんに問題がありますが・・。)




マニアックに知る必要はありませんが、最低限どのくらいの断熱性能があれば、快適に過ごせるレベルなのかは知っておいた方が良いですね!




ちなみに、2025年から建築する上で、断熱等級4以上に設計しなさいね~と義務化されます!

その辺も含めて、断熱に関する詳細を別記事にてまとめたいと思います!

まとめ


いかがでしょうか?

今回は、

RC造と木造 どちらの方が断熱性能が高い?

というテーマでお話しさせていただきました。




今回木材やコンクリート、戸建てやマンションの断熱性能については簡単に触れました!

実は今回、あまり断熱性能の数値については、ごっちゃになっちゃうのでふれていません!

次回、もう少し断熱性能について、細かい数値を踏まえながらご説明したいと思います!


近年は大変多くの情報に溢れています。

相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。

営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?

本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。

リフォームや新築・不動産など、住宅に関わったプロの第三者の目で、初歩的な内容から専門的な内容までご相談のっております。

建築工事・設計といった建設業の内容から、お部屋探し・不動産購入といった不動産業の内容まで幅広く扱っております。

気になることがある方はお気兼ねなく、お問い合わせフォームよりお問い合わせください!

お仕事のご依頼・ご相談はこちら!

お問い合わせは、こちら('ω')ノ


ではでは(‘ω’)ノ
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す