突き刺さる刺激に注意しよう

記事
コラム
古い話になるが・・・
以前、朝の情報番組で「もこずキッチン」を見ていた。

毎回色々な料理を紹介していた。
ガーリック入れて、ターメリック入れて、ソースはトマトベース。 
仕上げにチーズをまぶして、オリーブオイルをかける。
確かに美味しそうだが 、いつ見ても思うのは
どれも全部同じ味のような気がする。 
平べったい味のベースに、時折「私はガーリック、私は○○」と
強く主張しているようだ。
その味つけは、 “突き刺さる刺激”のようだ。
また昼のワイドショーを見れば、通称“ゴミ屋敷”についてレポートしていた。
確かに近隣の人に迷惑をかけているが
それをマスコミが面白おかしく“ゴミ屋敷”と名指す必要はない。
少なくとも人が住んでいる家だ。
この“ゴミ屋敷”という言葉(表現)に嫌悪感を感じる。
これも、“刺激の強い言葉”のように思う。
それを自分も周りの人も何の疑問もなく使っている。
「何か違う、変だ」
スマホやテレビの画像がどんどんキレイになっていく。
赤色も緑色もどれも鮮やかで、いつもライトに照らされているような色だ。
ホンモノの色は違ったように思う。
キレイではなく、美しい色だったと思う。
ここにも、“刺激の強い色彩”がある。
味も、言葉も、色もどんどん刺激的になっていく。 
そして、みんながそれを無意識に求めている。
平和とは、平らで何も起こらない世界だと思う。
取り立てていいことも起こらないが、不幸もない。
刺激のない世界は退屈だがしあわせだ。
だから、無意識に求める「突き刺さる刺激」に注意したい。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す