#21：時間の流れと長生きの秘訣 ～ジャネーの法則～
記事学び
たけやんです。
自分の成長のため ＆情報のアウトプットを目的に、ブログをはじめました。まったり更新する予定です。
これを読んでくれた方に、少しでもプラスとなる事があれば幸いです。
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早いもので、もう１２月・・・あっという間に年の瀬ですね。
ところで皆さんは、年齢を重ねるたびに ”１年が短く感じる” という感覚になることがありませんか？
この現象、実は心理学的な観点では『ジャネーの法則』と呼ばれています。提唱したのはフランスの哲学者 ポール・ジャネ（1823/4/30～1899/10/4）という方で、その内容はと言うと、
◆時間の ”心理的長さ” は年齢に反比例する
・10歳の人にとっての１年は、人生の10分の１に感じる（長い）
・50歳の人にとっての１年は、人生の50分の１に感じる（短い）
といったものです。言われてみると、何となく納得しそうな法則ですね。
そんな ”ジャネーの法則” ですが、私なりにこの現象を解釈しますと、人間の『意識と無意識』にも関わっている気がするのです。
人間とは常に物事を考えたり、何かを判断・決断しながら行動をしている生き物ですが、その思考には ”意識（顕在意識）” と ”無意識（潜在意識）” の２種類が存在しています。それぞれの特性を簡単に説明すると、
◆意識（顕在意識）：自分で「考えている」「判断している」と分かるもの
（例：今日のお昼は何を食べよう？久しぶりに和食がいいかな・・・）
◆無意識（潜在意識）：考えなくても体が勝手に動く、”習慣的” な行動
（例：毎朝のルーティン[洗顔、トイレ、朝食、通勤や通学など]）
このように、人間は何もかも自分の意志で判断・決断しているように思いがちですが、実際は普段から繰り返している習慣的な行動は、脳にストレスをかけなくても良いよう、”無意識” が自動的に体を操作しているのです。
そのため、無意識で行動しているあいだは時間の感覚を感じにくくなっているのでは？と思うのです。
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※例えば、「旅行」に行った時を考えてみてください。
見ず知らずの場所で、どこに行って何を見るか？ホテルの部屋番号や間取りは？お風呂・食事の時間や場所は？etc・・・・という風に、あらゆる事が初めてで、全て自分で考えて行動しなくてはいけません。
そして、家に帰るとこう言うのです。『あぁ～、やっぱり家が一番だ～！』
自分の家だと、どこに何があるか？どの時間に何をするか？毎日続けてきた習慣のおかげで、頭を使って考える必要がないのです。だから、旅行から帰ると脳がストレスから解放されて、一気にリラックスできるという訳ですね。
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ちょっと話が脱線しましたが、私の考える ”年齢を重ねるごとに１年が短く感じる” 人というのは、おそらく『毎日の行動が習慣化している人』なのではないでしょうか？
学生であれ会社員であれ、毎日 同じ時間に通勤し、いつも通りのイベント（授業や仕事）をこなし、帰っていつも通りの行動をして寝る・・・・という１日を何度も何度も繰り返すことで、ほとんどの事を無意識でこなせるようになったのだと思います。（当然、授業や仕事も無意識でできる事が増えているはずです）
つまり、変化のない日常を続けている人は、無意識で過ごす時間が多くなり、感覚的な時間の流れが速くなっている（すごい勢いで年老いている）という事です。
（これは私の見解ですので、決してそうは思わない人もいるでしょうし、
逆に「仕事が早く済んだと感じられるなら大歓迎だ！」と思う人も、
いるかもしれませんね＾＾；）
そのうえで、私の考える ”長生きの秘訣” はコレです！
◆長生きの秘訣 ＜＜＜ 常に新しい刺激を自分に与える ＞＞＞
これは、ただ単に ”120歳まで生きる” とか、年齢的な長生きではなく、『精神的に長生きするための秘訣』という意味です。
いつも通りの毎日を繰り返すのではなく、たまに普段とは違う体験をすることで、脳の習慣化を壊す。もっと言うと、『自分で自分に、新しい刺激を提供し続ける。人生を楽しませる』という事でもあります。
いつも通りの毎日、何も変わらない、無意識に過ごす毎日は、脳にとっては疲れない気持ちの良い日々かもしれません。
しかし、人生は１度きり。あっという間に過ぎ去って、後悔してもリセットはできないのです。
もし、あなたが１年の早さに焦りを感じているようであれば、どんな些細な事でも構いません。
どこで何を食べる？とか、どんな服を着る？とか、誰と何をして過ごす？とか・・・『いつもの自分なら選ばない選択』で自分に新しい経験をさせることで、刺激的な時間を堪能してみてはいかがでしょうか？
