友達の数

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長年自宅でピアノ教室を運営していた人が、数年前に教室を閉じました。今80歳少し前です。数年前にご主人もなくされて一人で暮らしていらっしゃいます。その彼女がこの前あることを言っていました。

以前の彼女は友人も多く、交友関係はとても広く、いつそんな時間を作ってランチに行ったり、旅行に行ったりできるんだろうと思う程でした。その彼女が・・・

「私、自分でも友達とか知り合いとか多いと思っていて、それが当たり前というか、その方がいいとか思っていたけど、この年齢になって一人になってみると一人でも全然大丈夫だってわかっちゃった。」

確か全盛期には年賀状を500枚とか出していたそうです。その彼女が今は一人でも楽しめる。一人の方が気楽。と言っています。

多少の誇張はあるでしょう。しかし世間の風潮は友人は多い方がいいとか、関係性はしっかり持った方がいいという流れのバブル期?に青春~仕事をやってきた彼女にとって、人間関係の広さは一つのステイタスだっと思いますし、その数の多さは自慢の一つだったかもしれません。

しかし、一人もいいということにやっと気がついたようです。好きな事を好きな時に、自分の為にする。この心地よさは一人を楽しんでみないとわからないものだと。

社会という大きなものに流されてしまうと、どうしても人間関係を上手くやっている人や、知り合いの多い人、毎日飲み歩く相手がいる人の方ができる人のように思える時がありますが、最近の若者を見習って付き合いの悪い私や、自分の為の時間を最優先する自分を作っていくのも、これからの一つの流れかもしれません。

そうそう、500枚出していた年賀状、お教室を閉じた時に「今年は100枚。これから毎年10枚ずつ減らしていって、最後はナシにします。」と宣言なさっていました。

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