こんにちは。とものりです。
医療現場で培った「寄り添い力」・「傾聴力」を活かして、電話相談をしています。
「愚痴を聞いてもらうと、悪いことをしてしまった気がして罪悪感が出てくるんです…」
電話相談をしていると、このような声をお聞きすることがあります。
いったい、なぜそのような気持ちになるのでしょうか。
それは、愚痴を聞いてもらうことで
①嫌がられるかも……
②不愉快にさせてしまったかも……
③聴いて気分のいいものじゃないし……
④相手に申し訳ないことをしてしまった……
そう感じてしまうから。
そういうことがあると、
「あぁ…愚痴なんて吐かなければ……」
と感じてしまう。
つまり、
聞く側に負担をかけてしまったと感じるから罪悪感が湧き上がるわけですね。
しかし
そのように考えていると誰にも愚痴を吐けなくなり、ストレスの風船が膨らみ続け、やがて爆発してしまうかもしれません。
(ちなみに僕は爆発した経験があります)。
そうは言っても、
相手の気持ちを推察しすぎてしまう方にとって、誰かに愚痴を吐き出すのはけっこう難易度が高いことですよね。
かつての僕がそういうタイプだったので、お気持ちは痛いほどわかります。
が、僕には思いっきり愚痴を吐き出して大丈夫です。
罪悪感を抱く必要はまったくありません。
僕は、相談者さまのお力になりたいと思って電話相談をしているからです。
僕は、愚痴を吐き出すことで
少しでも
・癒された
・心が晴れた
・活力が湧いた
・気持ちの整理ができた
・前向きにな気持ちになれた
といったポジティブな変化を感じてもらいたい。そう思って活動しています。
それと、
意外かもしれませんが、僕は相談者さまのお話を伺うことを苦痛だと思っていません。
むしろ愚痴を吐き出せる相手になれること自体をうれしく思っています。
愚痴を吐き出したい人がいて、
それを受け止めたいと思っている人が聴く。
この関係には負の感情はありません。
それがわかっていれば、罪悪感を抱くことがなくなりますよね♬
というわけなので、
「愚痴を聞かせるのは申し訳ない」なんて思わず、安心して愚痴を吐き出してくださいね。僕には遠慮せずぶちまけて大丈夫ですから。
なにかとストレスを感じることの多い世の中ですが、ひとりで溜め込まず、自分にやさしくしてあげてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではまたっ。
おまけのプチ情報 カタルシス効果とは
堅苦しい話を少しだけ。
カタルシス効果とは、感情を吐き出すことで心理的な解放感や心身の緊張を和らげる効果のことを指します。
カウンセリングや心理療法においては、感情を吐き出すことで心の傷を癒すことができるとされています。
つまり
愚痴を吐き出すことで、ストレスを軽減することができるよ。というお話。
(僕自身、過去にこの効果を実感して感動したことがあります)。