阿修羅ワークスプラグイン講座06 その方向性は正しいか?

記事
IT・テクノロジー

1つ売れるまでのコストを測る

前回、キャッシュフローについて説明しました。キャッシュフローは短ければ短いほど良いわけでしたね。
キャッシュフローを短くするには受注生産方式、つまり需要と供給がマッチした生産計画を立てることです。

次に大事なことは実際に商品が売れるまでの回転率です。
どのようなサービスや商品を販売するかは分かりませんが、1つ売れるまでのコストを計算します。

1つ売れるまでのコストは時間×労力、つまり時給で計算できます。
例えば、1件1,000円で報酬額が100円の広告を扱っていたとします。

ざっくり年収300万円で時給は約1,420円なので、1時間の時給を稼ぐには15件の広告を売ってトントンということになります。

しかしながら、たった1時間の労力で15件が売れるコンテンツを作れるかというと、素人には無理でしょう。
※例えば10万人のフォローがいるインフルエンサーならたった140文字のつぶやきで数十万稼ぐこともできます。

やる気は無料ではない

プロならともかく、素人はいくら事前に計算しても不確定要素が多すぎて実際に思ったとおりにはならないものです。
アクセス数、広告の魅力、広告の単価などなど。自分ではコントロールできない要素が多々あります。

事前にあれこれ考えても意味がないのです。まずはやってみることです。
ですので、まずは作ってみて1つ売れるまでの期間を調べます。

1つ売れるまでに1ヶ月? 3ヶ月? 半年? 1年? 掛かるでしょうか? 長い道のりです。最初は苦労すると思います。
多くの人が投げ出すポイントもココです。

最初の成果が出るまでが長く、また成果がいつ出るかの予測が立たないからです。
こんな状態が長く続くと大抵の人はやる気を失います。
大抵の人がなんらかの成果がないと1ヶ月以内で諦めます。

忍耐力があり孤独に耐えられる人でないとなかなか続けられないですよね。
この辺については今回は掘り下げません。

とりあえず、なにかしら施策を実行し3ヶ月で1つ売れたとします。
1日2時間のライティングで3ヶ月かけたのなら、労力=コストは1,420円×30日=85,200円ですから、まったく割に合わないということになります。大赤字です。

ただし、ブログアフィリエイトは成果が積算されていくものなので、ロール・プレイング・ゲームのようにやればやるほど経験値のように溜まっていき、レベルアップしていきます。

やり始めはコストだけを見ると失敗します。RPGの主人公も最初は最弱ではじまります。長期投資という視点で取り組んで下さい。

まずは3ヶ月以内に1つ売れることを目標とする

取り組む人のレベル、知識などにもよりますが、まずは3ヶ月以内に1つ売れることを目標とします。
新規ドメインであれば、その間に検索エンジンが巡回してくれて、検索結果にも反映されます。

逆に3ヶ月以内に一度も売れなければ圧倒的になにかが間違っているので、スタート地点からやり直すべきです。

3ヶ月が達成できたら、次に半分の1ヶ月半で1つ売れることを目標とします。
それが達成できたら、次に1ヶ月に1つ。
次は1週間に1つ。
さらに1日に1つを目標としていきます。

方向性を誤ると効率良く間違った方向へと進む

ここで大事なのは「方向性」です。
儲けることを目標とするのではなく、あくまでも「方向性が正しいか」を検証することです。

儲けるのは仕組みを自動化した「あと」なんです。
まずは1つが売れる期間を短縮していき、方向性を修正していく。

1つ売れてまた次の1つが売れる間隔が短縮していけば方向性は正しいことが分かります。
方向性が間違っていると効率よく間違った方向へ進みます。

ツールと自動化は方向性を見極めてから使え

なぜいきなりツールの自動化の話をしないのかというと、ツールは物凄いパワーを秘めているからです。

そのパワーを使って間違った方向、例えば北へ向かうはずが南に向かって船を漕いだら、物凄いパワーとスピードで逆方向へと進みますよね。
失敗する大抵の人はツールのパワーを面白がって、ツールに大事な舵を任せてしまいます。

なにをいつどこへどのように進むべきかを決めずに自動車を走らせたら、あっという間にガス欠を起こし、周りに給油所もなく行動不能になって失敗する可能性は高くなります。

電ノコで木を切れば便利ですが、手を切れば事件です。
なのでまずは「方向性」が正しいかを知ることに尽きます。コンパス=羅針盤なしに航海に出てはいけないのです。

「方向性が正しいかを知るのが目的」なので自分がやっても外注してもOKです。
なぜなら方向性を知ることが目的だから。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す